破風板の役割とは!?修理する際の費用など特徴を解説
屋根についている「破風板(はふいた)」ってどこの部位のことかご存知ですか!?
知らない方がとても多いこの「破風」というものは多くの役割を担っており、なくてはならない素材になります。
本ページでは、そんな破風板の役割や修理する際の費用などについて特徴を解説していきたいと思います。
・破風・破風板について
・破風板の役割について
・破風板の修理方法について
・破風板の修理費用について
破風・破風板とは!?
新築の購入の際や、屋根塗装・外壁塗装、そしてリフォーム時に業者の方から、
「破風板」が劣化していると言われた方もいらっしゃるでしょう。
そんな時、「破風板って何?」と思う方は結構多いと思います。
まず、破風板の読み方はわかりますか?
どのように読むのかというと、「はふいた」と読みます。
「はふうばん」や「はふばん」なんて読まれた方も多いと思います。
そんな破風ですが、実はお家になくてはならないとても重要な役割を担っているのです。
実際にどこの部位の事かというと、「屋根の妻側(屋根がない側)」の側面の事です。
言葉だけで説明すると、三角形の屋根の側面の部分になります。
破風板の色は多種多様
屋根の側面ではありますが、角度によってはお家の印象を変える可能性がある破風板。
そのため、どのような色にするか迷う方も少なくないです。
もちろん、どんな色にすれば良いか分からないという方は、業者にオススメの色を聞くのも良いと思います。
この破風板の色だけでガラッとお家の印象が変わりますので、色決めは意外と重要と言えます。
破風板の素材の種類について
破風板がどのような部位の事なのかを簡単に説明しましたので、
次はどのような素材でできているのかを解説していきたいと思います。
素材は主に3種類のものがあり、それぞれ特徴が異なりますので要チェックです。
1,木材系
現在では、使われる事が少なくなりましたが、以前は主流だった素材になります。
何故、近年は使われる事が少なくなったかというと、全ての木材に言える弱点なんですが、
耐火性に優れていないという事が大きな理由です。
そのため、現代の住宅では窯業系や金属系が採用される事が多いです。
2,金属系
現在、使用される事が多いのは「金属系」になります。
この素材は、耐久性に優れている事から使用される機会が増加しています。
メンテナンスについては、トタン製のものは塗装が必要となってくる他、
ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリーとなっているのが特徴的。
ただし、耐火・耐熱性には優れておらず、火災が発生した場合などには曲がってしまう可能性があります。
3,窯業系
金属系と合わせて使用される機会が増えているのは「窯業系」になります。
こちらの素材はとても優秀であり、耐久性、耐火性、化粧性に優れており、
今から新築を建てるという方は、こちらの素材がオススメです。
破風板の役割とは?
破風板について色々と分かってきた頃だと思います。
では、実際にどのような役割を担っているのかご紹介していきたいと思います。
絶対にないといけない必須の破風板はお家を守るため、どのような役割をしているのでしょうか?
1,防風・防雨の効果を持っている
まず、破風板の一番の役割と言えば「防風性・防雨性」です。
屋根は、上からの風邪や雨などを守る役割を担っていますが、
横風や下からの風、そして台風時などの雨からお家を守るのには少しばかり力が及びません。
そんな時、破風板が代わりにお家を守ってくれています。
破風板がある事で、屋根裏への雨水の侵入などを防いでいます。
2,防火性もある
破風板がある事で、防火性をある程度保つ事ができます。
というのも、住宅で起きた火災の炎は下から上へ燃え上がっていきます。
そんな時、破風板がないと窓から上がった炎を遮る事ができないためです。
仮に、上記のような状態になった場合、一気に屋根裏まで延焼してしまい、すぐに全体が燃えてしまいます。
3,雨どいの基礎(下地)になっている
また、屋根などに取り付けられている雨どいの基礎(下地)としての役割も担っています。
雨どいは屋根から落ちてきた雨水を貯めて流す効果があり、
これがないとうまく水を排出する事ができなくなってしまいます。
この雨どいを打ち付ける下地としての役割も破風板は担っています。
破風板の修理方法について
破風板がいかに必要なものなのかご理解頂けたことかと思います。
では、次は設置している破風板が劣化した場合の修理方法についてご説明していきたいと思います1
現在、劣化してしまっているという方は必見です!
1,塗装
現在の破風板が大きな劣化をしておらず、素材ごと変更する必要がない場合には、
塗装をすることで防風性や防雨性などを高める事ができます。
こちらは、木材、金属、窯業系全ての素材に適している修理方法になります。
2,金属板金
破風板の修理方法としては、割と採用される機会が多いのがこの「金属板金」によって覆う方法です。
こちらは、ガルバリウム鋼板の板を使って、既存の破風板を覆うという方法になります。
塗装とは、異なり全体の耐久性が高まる他、防火性にも優れています。
3,破風板の交換
既存の破風板が劣化しており、どうしても交換しないといけないような状態の時には交換する事になります。
交換する際には、恐らく窯業系の素材のものになるかと思いますが、
業者とよく相談して最善の選択を行ってください。
他の2つの修理方法に比べるとやや費用が高くなる傾向にあります。
破風板の修理費用について
先ほどは、破風板の修理方法についてご紹介させていただきました。
実際に気になるのは、その費用についてだと思います。
最後に、修理するのにどれだけのコストがかかるのかをご紹介していきたいと思います。
破風板の修理費用一覧
修理方法 | 費用単価(㎡) |
---|---|
破風板塗装 | 1000円〜1500円(㎡) |
破風板金 | 3000円〜4000円(㎡) |
破風板交換 | 5000円程度(㎡) |
破風板の交換費用については、
どの種類を使用するかによって異なりますので、あくまで一例としてご紹介しています。
気になる方は、業者に相談して聞いてみてください。
外壁塗装フォーラムでも相談をお受けしておりますので、気軽にご連絡ください。
破風板についてまとめ
今回は、破風板について解説していきました。
最後まで、ご覧になっていただきありがとうございました。
ここまで、長い間お疲れ様でした。
本ページをご覧になる前に、破風板について疑問や不安を抱いていたという方は、
少しでも解決することはできましたでしょうか?
そもそも破風板が何なのか、どのような構造になっているのか、
そして、お家でどのような役割を担っているかを知らないとちんぷんかんぷんですよね。
というか普通は知らないのが当たり前です。
ただ、既存の破風板が劣化しているという場合や、何色にしようか迷っているという方は、
少しだけ知識をつけた上で業者と相談するだけでスムーズに話が進むと思います。
是非、何か疑問や相談などがございましたら、気軽に外壁塗装フォーラムにご相談ください!
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