屋根塗装と夜露の関係性について!塗装が出来ない事も!?
夜露が屋根塗装と深い関係にある事はご存知ですか!?
秋頃〜朝起きると屋根に水滴がついているなんて事はたまにある事かと思います。
そんな状態で塗装は行えるのでしょうか?そして施工不良に繋がったりしないでしょうか?
本ページでは、屋根塗装と夜露の関係性について解説していきます。
・夜露とは何かについて
・屋根塗装と夜露の関係性について
・屋根塗装を失敗しないために行う事について
夜露(よつゆ)とは?
あなたは、「夜露」(よつゆ)とはどのような物かご存知ですか?
恐らく、ご存知の方と初めて聞いたなんて方が五分五分と言ったところでしょうか?
お住いの地域によっては、無縁の方もいらっしゃると思うので無理もないと思います。
では、実際にこの「夜露」(よつゆ)とは、
どのようの物なのでしょうか?
改めて聞かれると応えられないと言う方も一緒に見ていきましょう!
夜露とは
まず定義からいきましょう。
夜露とは、「夜に降りる露」の事だと言われています。
しかしながら、「夜に降りるとはどう言う事?」なんて思われる方もいらっしゃるでしょう。
もっと簡単に説明すると、
空気中に含まれている水分が蒸発して水蒸気となって現れる現象の事です。
似たような現象でいうと、結露や霧、雲などがあげられます。
それぞれメカニズム自体は似ているのですが、
少しずつ異なっており、空で蒸発すれば雲となり、空気中で蒸発すれば霧となるのが特徴です。
気温が下がってくる事で、
冷たくなった地面や屋根などの周辺の空気が冷やされる事で、
空気が水蒸気となり、水滴となってつく現象が夜露と呼ばれます。
結露と夜露の違いとは?
結露も水滴がつく事で知られています。
では、夜露とはどのような違いがあるのでしょうか?
基本的なメカニズムは、どちらも同じであり、
空気中に含まれている水分(湿気)が冷やされる事で、水蒸気となり水滴となる構造です。
しかしながら、結露は外気によって冷やされる事で水滴がつくのに対して、夜露は気化熱によって冷やされる点が異なる点です。
イマイチ分かりづらいかと思いますが、
屋根などにつくのが夜露であり、窓の内側などにつくのが結露だと思って頂ければ良いと思います。
屋根塗装と夜露の関係性について
ここまで夜露について簡単にメカニズムなどを説明させていただきました。
では、実際に塗り替えを行う際に屋根塗装とはどのような関係性があるのでしょうか?
実は深い関係にあるので、その詳細をご説明していきたいと思います。
夜露があると塗装が出来ない
夏の終わり頃〜秋頃〜冬にかけて朝起きると屋根に夜露がある場合、
それがしっかりと乾かない限りは、塗装作業を行う事はできません。
これは、水分がある事で塗料がしっかりと密着しないためです。
これについてはなんとなくご理解頂けるとかと思いますが、
実際に、屋根塗装の場合には、屋根に登る事もあるため、
水滴があり、濡れている場合には、職人さんが滑ってしまう事もあるため危険だという面もあります。
そのため、朝の時点で夜露が現れている場合には、
乾くまで時間が必要となります。
夜露が発生する前に塗装を終えないといけない
夜露があると塗装ができないという事は、
当然ながら、夜露が発生する前に塗装作業を終えないといけません。
無理をして、長時間に渡って作業を続けてしまって夜露が発生すると施工不良を起こしてしまいます。
ちなみに、
施工後に夜露が発生してしまった場合、塗装面が白くなったように見えてしまいます。
こうなってしまうと、上から塗り直しとなるので手間がかかってしまいます。
上記のようにならないためにも、
夜露が発生する恐れがある夕方〜は作業を行わないのがベストでしょう。
屋根塗装を失敗しないためには
夜露が屋根塗装に深い関係性がある事をご紹介させていただきました。
では、どのような点に注意すれば失敗しなくて済むのでしょうか?
今からそのポイントについて解説していきたいと思います。
1.夜露が乾燥するまで塗装を行わない
朝の時点で屋根に夜露が発生している場合、
乾くまで、時間をしっかりと置いて乾燥するのを待つ必要があります。
そのため比較的、夜露が発生しやすい冬の時期には作業の開始時刻が日が昇ってくる昼頃からとなることが多いです。
太陽が昇ったくらいで乾くものなのか心配だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
屋根は紫外線を直に受ける部分でもあるため、
1時間〜2時間程度、太陽に当たればほとんど乾燥することができます。
もちろん、屋根の位置や立地などによっても違いはあります。
2.塗装作業は夕方になる前に終了する
夜露は朝に発生する事もありますが、
涼しくなってくる夕方〜も発生する恐れがあります。
そのため、冬の時期には塗装作業は夕方前(3時ごろ)には終了する必要があります。
ごくたまに作業が残り少しという事で、
夕方くらいまで塗装を行う業者もありますが下手をすると、
乾燥前に夜露が発生してしまって、後日塗り直しとなる可能性があります。
中塗りの工程で発生する分には、
上塗りで修正をできますが、上塗りで夜露が発生すると工程が一つ余計に増えてしまいます。
もちろん、その分工期も長くなってしまうので無理をしないことが大切です。
屋根塗装と夜露についてまとめ
本ページでは、
屋根塗装と夜露の関係性について解説させていただきました。
夜露がどのようなものかご存知でなかった方もご理解頂けたかと思います。
では、今回の概要を簡単にまとめてみました。
・夜露とは空気中の水分が水蒸気となって現れる現象のこと
・夜露が屋根に発生すると塗装はできない
・夜露が発生する前に塗装作業を終えないと塗り直しになる可能性がある
正直なところ、
冬の時期にあまり寒くならないような地域や立地にお住いの方からすると、
そこまで出くわすことがないかもしれません。
しかしながら、これから屋根塗装を検討している方や、これから施工が始まるという方は、
是非、夜露によって施工不良が起きないためにも、
事前の知識を蓄えた上で、施工期間に臨んでみてください。
また心配な方は、
作業前に夜露が発生している事を確認した場合には、
業者にその事を話しておいて、施工時間を調整してもらうようにしましょう。
ただし、ちゃんとした業者であれば、相談しなくても上手く調整をしてくれると思います。
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