屋根塗装の艶引けとは!?原因と対策についてまとめ
屋根塗装を行った際に白くボヤけたような表面になっていることを「艶引け」と言います。
艶アリで塗装をしたはずなのに、なんだかおかしいな・・・・
塗装直後にも関わらず、このような状態になっている場合にはもしかしたら施工不良が発生しているかもしれません。
本ページでは、この「艶引け」がどのような状態のものなのか?またその原因について言及しているとともに、
このような事態にならないように事前にできる対策についてご紹介していきたいと思います。
・艶引けは、施工不良の事例の一つ。
・艶がなくなり、白くボヤけたようになる現象。
・塗装する際の環境や職人によって防ぐことができる現象である。
外壁・屋根塗装における「艶引け」とは?
あなたは外壁塗装や屋根塗装を行ったことはありますか?
まだ賃貸にお住まいであるという方や新築を購入したばかりであるという方は、
もしかしたら今後、経験されることもあるでしょう。
塗装は、
建物を守るためにも定期的に行う必要があるメンテナンスの一つです。
よく言われるのは、10年に1度ですね。
そんな塗装工事ですが、
ごく稀に「艶引け」という現象が工事後に起こることがあります。
そもそもこれはどう言った状況なのでしょうか?
「艶引け」とは、
その名の通りで、艶がなく、白く濁ったり、ボヤけたりする現象です。
これは素人であっても、一眼でわかるレベルの事象となっています。
ちなみに、屋根塗装にてよく見られるとされています。
よくある劣化の「色あせ」とは別物
外壁塗装や屋根塗装の劣化症状の一つである「色あせ」は、
実は似ているようで、この「艶引け」とは全く異なるものです。
色あせとは、読んで字のごとく、経年劣化によって塗膜が色あせていく現象です。
艶がなくなるのは同じですが、全体的に劣化したように色あせていくので施工不良ではありません。
「艶引け」の原因について
施工不良の一つである「艶引け」はどのような状況下で起こるのでしょうか?
その原因となる事象についてご紹介していきたいと思います。
業者に全て任せておけないのがこの原因を見ればわかると思いますので、是非最後まで目を通してくださいね。
艶引けの原因1:悪天候時の塗装によるもの
そもそも塗装工事は、天候に非常に左右されます。
これは塗料がしっかりと乾燥し、塗膜がしっかりと密着するために最適な環境というのが設定されています。
したがって、例えば雨が降っているのに塗装をしてしまったり、塗装後に雨が降ってしまったり、
多湿なのにも関わらず、塗装を行うと「艶引け」の原因となります。
艶引けの原因2:下塗り塗料の乾燥をしっかりと行わない
塗装工事では、基本的には3度塗りが一般的です。
したがって、下塗り、中塗り、上塗りと3回の工程がありますが、それぞれに乾燥時間を設けます。
この際にしっかりと乾燥したのを確認した上で、塗装をしないと下地の吸い込みなどが発生し、「艶引け」が起こる原因となります。
艶引けの原因3:塗料の希釈に関するもの
塗装工事で使用される塗料はシンナーなどの溶剤で希釈をして使用します。
この際、各塗料には適切な希釈料などが設定されています。
しかしながら、中には不適切な希釈を行う業者もいます。
このようなことをすると、施工不良が発生し、結果的に「艶引け」の原因となり得るのです。
艶引けの原因4:塗料の攪拌に関するもの
塗料を適切に攪拌(混ぜ合わせること)をしていない場合にも、
この「艶引け」となることがあります。
希釈をしたのに、適切に混ぜないことで塗料が偏ってしまうことが原因です。
艶引けの原因5:塗料の粘度に関するもの
塗装を行う際の塗料には、適切な粘度が設定されています。
したがって、適切な粘度から弱くても強くてもいけません。
必ず、最適な粘度にしないと施工不良を起こしてしまいます。
艶引けの原因6:塗膜が薄くなっている
塗膜が薄くなっている場合にも施工不良を起こしやすいです。
塗膜についても適切な厚さというものが存在していますので、
あまりに薄い場合には、「艶引け」を起こしやすくなってしまいます。
艶引けの原因7:異種塗料が混入している
本来使用するはずの塗料とは別の種類の塗料が混入してしまっている場合にも、
施工不良を起こしてしまう原因となります。
このような場合にも「艶引け」が発生する可能性があるため、事前に確認することが大切です。
艶引けを起こさないための対策について
せっかく、外壁塗装や屋根塗装を行うのであれば、
やっぱり施工不良などを起こさず、綺麗になって欲しいと思うのが普通ですよね。
ということで、どのような対策を行えば防げるのかについてご紹介していきたいと思います。
是非、これから工事を控えているという方はチェックしてみてくださいね。
1,天候に注意する
もし、依頼している業者が悪天候にも関わらず工事を押し進めようとしているのであれば、
悪徳業者である可能性が非常に高いです。
したがって、雨の日、雨が降りそうな日、湿度が高い日などは施工してはいけないと覚えておきましょう。
このような知識を持っているだけでも、
もし悪徳業者に依頼してしまったという場合であっても、この時点でおかしいと気づけますし、
事前に艶引けを防ぐことができると思います。
2,見積書をよく確認する
悪徳業者の場合には、
見積もり書の段階で見極めることができる可能性もあります。
もし、使用する塗料の詳細などを教えてくれない場合、見積書に記載されていない場合には怪しんで良いでしょう。
また、
何度塗りをするのか、天候によって工事期間が延びることなど、
注意点などもしっかりと説明を受けたどうかも重要なポイントとなります。
見積書での判断時には、
詳細などが記載されておらず、「1式」などという記載でまとめられている場合、
そもそも何にどれだけの費用がかかっているのかわからないため、非常に悪質です。
したがって、まずは見積書と業者の説明で判断するようにしてみてくださいね。
3,相見積もりをしてみる
なんとなく、この業者に任せるのは・・・・・
なんて不安になる場合もあるでしょう。
どうしようか迷った際や不安に思う部分がある場合には、必ずその場では契約をせずに相見積もりをしてくださいね。
また、
安心できる業者であっても、不安に思う箇所がある場合にも同じで、
相見積もりをしてみるのがオススメです。
相見積もりをしなくても安心できるのは、
何度もお願いをしている業者であったり、地元で評判が良かったり、
知り合いに紹介してもらったりする場合です。
少しでも何か疑問に思うことがあれば、
面倒くさいとは思わずに是非、他の業者にも見積もりをお願いしてみてくださいね。
塗装面に艶引けが起きた際の補修方法について
もし、既に屋根や外壁に「艶引け」が起きてしまっている場合、
どのような方法で補修することになるのでしょうか?
簡単に補修することができるのでしょうか?
艶引けは塗り直しでの補修になる
もし、施工不良によって「艶引け」が起きている場合、
非常に残念ですが、塗り直しでの補修となります。
簡単にその部分だけ補修することができないのが現状となっています。
したがって、
すぐにこのような状態であることが判明した場合には、まずは施工業者に連絡をして、
無償で補修してもらえるかを聞いてください。
もし、悪徳業者である場合には、
無償で対応してくれない可能性も高いため、注意が必要です。
有料業者であれば、すぐに無償で対応してくれると思うのでまずは相談してみてくださいね。
屋根塗装の「艶引け」についてまとめ
本ページでは、
屋根塗装や外壁塗装における「艶引け」についてご紹介していきました。
最後に今回の内容についてまとめていきたいと思います。
- 艶引けは、環境的要因・人的要因の2つから起こる施工不良である。
- 対策としては、優良業者に依頼すること。
- 補修する方法としては、「再塗装」。
いかがだったでしょうか?
今回は、あまり聞き慣れない「艶引け」という施工不良についてご紹介していきました。
本ページをご覧になるまで悩まれていた方は解決できましたか?
恐らく、本記事をご覧になっている方の多くは、
「艶引け」で今、悩まれている方だと思います。
施工不良でこのような状態になっている場合、残念ですが再塗装での解決しかできません。
業者に相談しているけど、無償で対応してくれない、
有償での対応だと言われているけど、どうしたら良いか分からない・・・
このように悩まれている方は、よければ我々に一度ご相談ください!
悪徳業者の場合、
有償で対応してもらっても、また同じような状況になる可能性が非常に高いため、
お金を払ってまでその業者に塗装をお願いするメリットはありません。
また平均相場より高い費用を支払っている可能性もあるため、解決するためにも別の業者を検討してみてくださいね。
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