外壁塗装のチョーキング現象とは!?放置しておくとどうなるの?
外壁塗装において、”チョーキング”という現象が起こることはご存知ですか?
実際に、どのような状態のことを言うのでしょうか?
また、このようなチョーキング現象が起こった場合、放置しておくとどのような事態になってしまうのか、
そして、その原因や補修などの対策方法などをご紹介していきたいと思います。
外壁塗装におけるチョーキング現象とは?
まずは、チョーキング現象とはどのような状態のことなのかを一緒にチェックしていきましょう。
たまに、外壁などを触った時に手に粉がつくような経験をされた事はいないでしょうか?
簡単に言うと、これがまさにチョーキング現象と呼ばれるものになります。
チョーキングとは、別名「白亜化」とも言います。
このような現象は、外壁に起こる劣化現象の1つとなっており、代表的な劣化の症状となります。
また、このような状態が見られた場合には、塗装のサインとも言えます。
チョーキング現象の原因は!?
では、なぜこのような現象が起きてしまうのでしょうか?
外壁は、常に外部からのダメージを受け続けています。
チョーキング現象とは、雨や風、紫外線などによって、塗料の中に含まれている合成樹脂や添加剤などが劣化し、
ある程度分解されてしまい、顔料がむき出しになってしまって粉状になって表面に現れたものです。
何故、このようなチョーキングと呼ばれる現象が起こるかについてですが、
上記のような自然的な要因はもちろん、「施工不良」が原因で発生する事も多いです。
例えば、以下のような例が挙げられます。
・高圧洗浄をしっかり行わなかった又は手順を誤った
・下地処理をしっかり行わなかった
・塗料の選択ミス
・塗料がしっかり混ぜっていなかった
・雨の日に塗装を行った
など、以上のような事が原因でチョーキング現象が起こる場合があります。
■チョーキング現象とは?
外壁に起こる劣化現象の1つで、触ると白い粉がつく現象の事。
自然的な要因や施工不良などによって発生する。
外壁塗装のチョーキング現象を放置しておくとどうなるの?
「チョーキングって、ただ手に白い粉がつくだけで、そこまで重大な劣化症状ではないのでしょ?」
「別に急いで対処する必要はないんでしょ?」
そんな事を思う方も少しはいるのではないでしょうか?
正解でもありますし、不正解でもあります。
というのも、チョーキングの状況によってはすぐに対処が必要な場合があるからです。
そもそも、手に粉がつくということは、塗装の劣化が起きています。
そして、少なからず雨などの外部からのダメージが蓄積されている中、本来の塗料の効果が発揮されない状態でもあります。
そんな状態のまま、放置してしまうと、
雨などを吸収し、コケやカビの原因となるだけでなく、さらに酷くなるとひび割れを起こす可能性もあります。
最悪の場合は、塗装工事だけで済まなくなる場合があります。
このようにチョーキングを放置しておくと、
さらに劣化が進み、大きなダメージを受けることに繋がります。
自然に治ることはありませんので、早い段階で対処を考える必要があります。
■チョーキング現象を放置すると?
コケやカビの原因となるだけでなく、ひび割れなどが発生する危険性があります。
チョーキング現象の確認方法とは?
実際に、あなたのお家がチョーキング現象が起きているかどうか、確認する方法をご紹介していきます。
下記の方法でセルフチェックして、劣化具合を判断しましょう。
チョーキングの確認方法1:自ら外壁を触って、白い粉がつくか確認する
先ほども説明した通り、実際に外壁を触ってみて白い粉がつくようならチョーキング現象が起こっている証拠です。
この時に、薄く壁の色がつくようであればすぐに対処する必要はありませんんが、
しっかり色が手につく場合は、劣化具合が進行しているのでなるべく早急に対処した方が良いです。
チョーキングの確認方法2:水に濡れた時の外壁の変色を確認する
また、もう一つの確認方法として、雨などで濡れた外壁の色をチェックするという方法があります。
もし、外壁が劣化していれば、水に濡れた際に変色します。
仮に変色が見られた場合には、チョーキング現象が起きていると言えます。
既に、外壁の防水効果が薄れてきているので、雨漏りなどの被害に遭う可能性もありますので、早急の対処が必要となってきます。
チョーキングの確認する最適な場所とは?
では、実際にセルフチェックを行うとして、外壁ならどこを確認しても良いかと言われれば、
NOと答えたいところです。
と言いますのも、太陽や紫外線などがよく当たる壁を調査しないとしっかりとした確認ができないからです。
ですので、もし自分で確認する場合には、以下のような場所をおすすめ致します。
・南側の日当たりの良い場所
・2階以上の南側か西側の日がよく当たる場所
上記のような場所は、比較的チョーキングが起こりやすい部分だと言えます。
是非、チェックする際には注意しましょう。
外壁塗装のチョーキング現象の補修の流れとは?
では、実際にチョーキングが見られた場合に、補修する流れを見ていきましょう。
高圧洗浄
塗装に入る前に、まずは外壁ついた白い粉をしっかり落とさなければいけません。
そのために、高圧洗浄で綺麗に洗い落とす必要があります。
この時に、しっかり洗浄できないと粉が残ってしまい、塗膜の剥がれに繋がってしまいます。
下塗りの作業に入る前の大事な作業となりますので、信頼できる業者にお願いするのがベストです。
下塗り
高圧洗浄で、綺麗に洗い流したあとは、新規塗料をしっかり密着させるために下塗りを行います。
この時、外壁の素材や塗料に合わせた最適な下塗り材を選択します。
チョーキング現象の場合、この下塗りの作業がとっても重要となってきます。
この作業を怠ってしまうと、新規塗膜の密着度が低くなり、施工不良になり兼ねませんのでご注意ください。
中塗り・上塗り
下塗りが終了したら、環境などをしっかり考慮した塗料を選択し、中塗り・上塗りを行います。
最適な塗料を選び、正しい塗装作業をすることで長持ちするお家を作り上げることが可能となります。
外壁にチョーキング現象が発生したら塗り替えのサイン!?
あなたのお家の外壁にチョーキングが見られた場合は、塗り替えのサインだと言えます。
ここまで説明してきた通り、触って白い粉がつくようであればまさにこのような現象です。
そのまま放置しておくことで、さらに酷くなる場合があります。
なるべく、早めに対処しておくことで、少ない費用で快適なお家を維持することが可能となります。
また、素人の方でも発見が比較的、容易となっていますので年単位でチェックしておくのもベストかと思います。
チョーキングを利用した悪徳業者に注意
しかし、中にはこのような現象を利用した悪徳業者も存在するのも確かです。
実際に、素人でも見てわかる劣化ですので、これをうまく利用して煽る業者もいるようです。
特に訪問営業でくる業者の中に多いので、まずはすぐに契約をせずに別の業者にも見積もりをお願いしてみましょう。
自分のお家は、自分で守り、快適に暮らしましょう。
外壁塗装におけるチョーキング現象まとめ
今回は、最後までご覧いただきありがとうございました。
外壁におけるチョーキングと呼ばれる現象のことを少しでもご理解いただけたでしょうか?
私も昔、小学生ぐらいの時にたまたま壁を触ったら白い粉がついた経験がありました。
今、思えばこれがこのような劣化の症状だったんですよね。
ただ、知れば知るほど、対処を早めに考えなければいけない状態だというのが分かってきました。
今、あなたのお家が築年数で10年前後であれば、一度外壁をチェックしてみることをオススメ致します。
もしかしたら、何かしらの劣化の状態が見られるかも知れません。
何か、疑問に思ったことや、チョーキングの現象が発生していれば、信頼できる業者にお願いして、
長持ちする、快適なお家を作ってもらいましょう。
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