外壁の爆裂の原因と補修について解説!放置しておくとどうなる?
外壁(鉄筋コンクリート)に起きる爆裂ってどんな症状?
また、発生しています原因やもし起こってしまった時にどのような補修工事を行えば良いのかを詳しく解説していきます。
もしかして壁が爆発してしまう?なんて思っている方は最後まで必読していただきたい内容です。
・外壁に起きる爆裂について
・爆裂の症状について
・爆裂が発生する原因について
・爆裂の補修工事について
・爆裂を放置しておく事で起きる危険性について
・爆裂補修の注意点について
外壁(鉄筋コンクリート)の爆裂って何?どんな症状?
あなたは、「爆裂」(ばくれつ)と聞いてどのような事を想像しますか?
ちなみに、ネット上で単純に上記のワードを調べると下記のような意味が出てきます。
・爆発の作用で物体が片々に裂けて飛び散ること
これを見た方の中にも上記のように思って、「まさか外壁が爆発してしまうこと?」
なんて思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、建築用語(外壁塗装など)ではまた異なる意味合いで使われています。
爆裂の発生過程と症状は?
建築業界で使われる「爆裂」とは、
いわゆるコンクリート内部の鉄筋が錆びてしまって、外にむき出しになってしまった状態の事を言います。
何故、このような状態になってしまうのかというと、
コンクリート建造物の外壁表面は、長い期間に渡って劣化が進行したことにより発生するクラック(ひび割れ)から、
侵入する雨水などによって、内部の鉄筋が錆びてしまいます。
そして、錆びてしまったて鉄筋は少しずつ体積を膨張していき、
これらが原因となって、コンクリート内部で破裂してしまうというのが発生の要因になります。
爆裂を放置すると外壁に思わぬ危険が発生する可能性も
仮に外壁に爆裂が発生していたとして、
普段から小まめにチェックしないという方や、気づいた方の中には「まだ大丈夫だろう」なんて思っている方は、
そのまま放置してしまうことが稀にあります。
しかし、「爆裂」を放置しておくと大変危険です。
放置しておく事で起きるであろう危険性は以下の通り。
・コンクリートの一部(塊)が落下する可能性
・外壁の墜落の可能性
・建造物内部への深刻なダメージと劣化
爆裂を放置しておく事で、上記のような影響が考えられます。
これらは大変危険であり、修繕費用も高くなる可能性が高いです。
それだけでなく、墜落した外壁やコンクリートの塊が人に落下したら最悪の場合、死に至る可能性もあります。
外壁の爆裂が発生する原因とは?
先ほどは、爆裂が発生する要因や過程について解説させていただきました。
では、実際にどのような事が原因で起こるものなのでしょうか?
今回は、いくつかのパターンをご紹介させていただきたいと思います。
1,経年劣化によるひび割れから発生する場合
そもそも外壁塗装が約10年に1度は行うべきだとご存知ですか?
もちろん、使っている塗料などによってもこの年数は変わる事もあるのですが、
基本的には、一般の戸建てにおいては10年に1度程度がベストな塗り替え時期だと言われています。
では、何故そのように言われているのでしょうか?
それは、経年劣化によって劣化が発生している可能性があるためです。
また、塗料の耐久性が落ちてくるためです。
時間が経過する事で、綺麗な外壁もひび割れ(クラック)などを発生します。
一見、ひび割れ(クラック)なんかは大した事なく見える場合もあるため、
そのまま放置しておく方も少なくはありません。
しかし、それが原因となって「爆裂」が発生する可能性があります。
爆裂は、内部の鉄筋が錆びる事で起きるため、外壁内部へ雨水が侵入するような状態は決して放置しておくべきではありません。
2,台風などの自然災害で発生する場合も
また、経年劣化だけでなく、大きな台風や地震などの自然災害によっても「爆裂」が発生する可能性があります。
これは、地震や台風などで建造物自体が揺れたりする事で、外壁にダメージが及ぶためです。
上記が原因となり、ひび割れ(クラック)などが発生する事で、「爆裂」が起きる可能性があります。
ちなみに、自然災害での「爆裂」に関しては保険が効く可能性があります。
爆裂の補修工事はどのように行うの?
ここまで、外壁の爆裂についてご説明させて頂きました。
ではもし発生した場合、一体どのようにして補修工事や修繕を行うものなのでしょうか?
今から、補修する方法について解説していきたいと思います。
1,爆裂の箇所をチェックする
まずは、外壁のどの部分に爆裂が起きているかを調査をします。
この時、以下のような箇所を調査します。
・コンクリート内部から錆びた水が流れている
・鉄筋が腐食して、錆が膨張してコンクリートが浮いている部分
・コンクリートが剥がれて鉄筋が露出している部分
2,錆(さび)を綺麗に落とす
補修箇所をハンマー等で落として、鉄筋を露出させて、ブラシなどで錆を落としていきます。
この時、綺麗に錆びを落とさないと再発する可能性があるので、綺麗にする必要があります。
その後、錆止(さびどめ)をコンクリートや鉄筋に塗装します。
これで防錆処理をきっちりと行います。
3,エポキシ樹脂モルタルで埋めて補修
防錆処理を行った後は、エポキシ樹脂モルタルで埋め合わせていきます。
小さな爆裂であれば、一度で終了しますが、大きな場合には数回に分けて充填していきます。
最後は、塗装をして綺麗にして補修は終了です。
外壁の爆裂補修の注意点について
外壁に発生した爆裂の補修を行う際には注意しておきたいポイントがあります。
まだ、家の劣化が見られないという方もこの機会にチェックしておきましょう。
1,補修は実績のあるプロに
爆裂補修は、モルタルで埋める前に錆びを綺麗に落とした上で、
しっかりと防錆処理を行う必要があります。
仮に、この時に錆びを落としきれずに残ったままモルタルで埋めてしまった場合、すぐに爆裂が再発することになるでしょう。
上記のようなトラブルに遭わないためにも、実績のある信頼できる業者にお願いすることが大切です。
2,爆裂の発生前に調査&修繕をしておきましょう
次は、爆裂補修というか予防に関する事になります。
爆裂とは外壁に大きなダメージがある状態だと思ってください。
こうなる前には、必ず兆候が見られます。
例えばひび割れ(クラック)が起きているなど。
仮に、外壁に異変を感じたならば、なるべく早めに業者に調査してもらってください。
もちろん、ご自身で普段から点検することも大切です。
外壁の爆裂についてまとめ
本ページでは、外壁に発生する「爆裂」という症状について解説させて頂きました。
最後まで、ご覧になって頂きありがとうございます。
ここまで長い間、お疲れ様でした。
本記事をご覧になる前に、「爆裂」について疑問や不安を感じていた方は解決できましたか?
もし、今すでに似たような症状が外壁に見られるという場合には、
「直ちに、業者に相談してください。」
実は、爆裂は一箇所だけで起きているならまだ良いですが、
様々な箇所、全体で起きているような場合には、外壁全体の耐久性が落ちているという事になります。
また、既に内部へ深刻なダメージが起きている可能性もありますのでご注意ください。
少し大げさに煽るような形になってしまいましたが、
お家は長い期間に渡って生活する場所なため、少しでも快適な状態に保って欲しいというのが私どもの想いです。
是非、小さな劣化を放置せず、気になるところがあれば気軽にご相談ください!
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