屋根塗装は1日で終わるの!?時間短縮する危険性について
屋根塗装または外壁塗装を1日で終わらせることって可能なのでしょうか?
このような質問をたまにされるお客様がいますが、実際にはどうなのでしょうか?
こんな疑問をお持ちの方に向けて、本ページでは屋根塗装は1日で終わるのか?または時間短縮して塗り替えることの危険性についてご紹介しています。
今から塗装工事を検討しているという方は是非最後までご覧になってくださいね。
・屋根塗装or外壁塗装を1日で終わらせるのは無理
・塗料の乾燥時間が必要なため、1日で3回塗りをするのは現実的ではない
・塗装を時間短縮すると、施工不良を起こす可能性が高くなる
屋根塗装は1日で終わるの?そんな事可能?
外壁塗装や屋根塗装って思った以上に時間がかかって面倒臭いと感じる方も多いでしょう。
さらに、工事期間中は窓を自由に開けられなかったり、
洗濯物も外に干せなかったりと、不自由を強いられるため、フラストレーションが溜まる方もいらっしゃると思います。
費用も高いし、工事期間も長いのは耐えられないという方の中には、
塗装工事が1日で終わらないかな〜なんて考えている方もいるのではないでしょうか?
また、場合によっては既に工事を依頼している業者から「塗装は1日で終わります」と言われてしまって、
なんとなく不安になってしまった方もいるでしょう。
まずは、実際に屋根塗装を1日で終わらせることができるのかについて解説していきます。
屋根塗装を1日で終わらせるのは無理
外壁塗装または屋根塗装は通常3回塗りをするのが基本です。
3回塗りとは、下塗り・中塗り・上塗りの計3回です。
これはしっかりと塗膜を密着させて、塗料の効果を確実に発揮させるための工程となります。
「3回塗るだけなら1日で終わるでしょ?」
なんて思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、そうもいかないのです。
というのも、
塗料を塗った後は、乾燥時間を設けないといけないのです。
この乾燥時間は、塗料によってマチマチではあるのですが、数時間〜は必要となります。
したがって、
1回塗るごとに数時間以上は空けないといけませんので、
塗装する時間を入れても、1日でできるのは最大でも2回となるでしょう。
しかしながら、
普通の業者であれば、余裕を持って1日1工程でスケジュールしていることが多く、
塗装工事だけでも3日は必要とすることが多いです。
さらに、
外壁塗装と屋根塗装を合わせることで、さらにこの日数は伸びてきますので、
1日で終わらせるのはほぼ非現実的であると言えます。
外壁塗装・屋根塗装の平均施工期間は2週間前後
屋根塗装や外壁塗装を行うに当たって、どのくらいの期間が必要なのかですが、
通常であれば、外壁塗装なら1週間〜2週間は必要です。
屋根塗装も合わせて行う場合には、2週間〜3週間が目安となります。
塗装工事は、塗装だけの工程でありません。
以下のような工程を行なった上で、塗装を行いますのでこういった日数が必要となります。
- 足場の設置
- 高圧洗浄
- 養生
- 下地調整
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
- 足場の解体
大きく分類して、上記のような工程がありますので、
これを1日で終わらせるのは絶対に無理です。
さらに、
外壁や屋根の状態が悪い場合には、補修工事もしないといけないので、
さらに時間が必要となることが多いです。
施工期間が長くなると憂鬱になるかもしれませんが、
しっかりとしたスケジュールで一つずつの工程を丁寧に行なってくれる業者に依頼するのが失敗しないコツです。
屋根塗装を1日で終わらせる事の危険性
先ほど、外壁塗装、屋根塗装には乾燥時間が必要なため、
1日で塗装工事を終わらせることが不可能だという話をさせていただきました。
では、この乾燥時間をしっかりと取らないで上から塗り重ねてしまった場合にはどうなってしまうのでしょうか?
ここでは危険性についてご紹介したいと思います。
施工不良を起こす危険性
塗料の乾燥時間は、メーカーごとに定めた規定時間があります。
もし、仮にこれを守らなかった場合には塗料の効果を100%発揮することはできません。
したがって、メーカーが乾燥するために必要な時間を指定しているのです。
乾燥する前に重ね塗りをしてしまった際に起こるであろうリスクは、
いわゆる「施工不良」です。
実際にどのような症状が出るのかですが、
塗膜の剥がれや膨れなどが起きるでしょう。
これは塗膜がしっかりと密着していないことで発生する施工不良となります。
また、
数年後に塗膜の劣化によってひび割れなどを起こす可能性もあり、
3年〜5年後ぐらいに再び、高い費用を払って塗装工事をしないといけない事態になることもあります。
工事後、すぐに気づけば良いですが、
多くの方は、マジマジと外壁や屋根を見ることはないと思います。
また、見える範囲で問題がなければ施工不良を疑わないと思います。
したがって、施工不良が表面化する数年後に発覚するのです。
問題なのは、
この時点で、施工会社に状況を説明してもアフターフォローしてくれないことが多く、
自腹を払って、やり直しとなるケースが多いです。
屋根塗装を1日でも早く終わらせるために
ここまでご覧になって頂いた方は外壁塗装・屋根塗装が1日で終わるのが難しいことを理解していただけたはずです。
しかしながら、できることならなるべく早く終わらせたいというのが本音ですよね。
ということで、最後は1日でも早く終わらせるためにできる対策についてご紹介したいと思います。
乾燥時間が早い塗料を選ぶ
どうしても工事期間を短縮したいと思うのでれば、乾燥時間が短くて済む塗料を選ぶのも一つの方法です。
グレードが高くなると、乾燥時間も長くなったりします。
種類によっては、12時間以上も必要なものもあります。
しかしながら、
最も短い種類になると最大で2時間〜4時間程度で重ね塗りができるものもあります。
こういった塗料を選ぶことで、塗装にかかる時間を短縮することができるはずです。
ただし、
塗料もグレードによって値段も異なってきますし、
あなたのお家に合っていない塗料を選ぶのはオススメできません。
まずは、業者に相談してから決めましょう。
塗装工事の季節を考える
塗料の乾燥にも季節が関係しているってご存知ですか?
詳しく話すと、季節というよりは「温度」と「湿度」が大きく関係しています。
塗料は、気温が高く、湿度が低い方が乾きやすいです。
さらに、
雨が降ってしまうと、塗装ができずに工事がストップしてしまいます。
したがって、台風や雨が多いような季節は短縮どころか延長してしまうことの方が多いです。
では、どの季節がベストなのか?
最もオススメなのが春や秋などの比較的、気温が安定しており、
湿度も高くなく、雨もあまり降らないような時期がベストです。
夏も気温が高く、オススメなのですが台風が多かったりするので、
感想は最も早いのですが、運が悪いと雨が続いてしまって、
工事が延長してしまうことがあります。
また、塗装業界では冬は閑散期なのですが、
この時期は最も乾燥に時間がかかると思ってください。
しかしながら、業者も暇な時期ですので割引キャンペーンを行なっていたりとメリットもあるのも事実です。
屋根塗装は1日で終わる?まとめ
本ページでは、
屋根塗装・外壁塗装は1日で終わるの?という疑問に対して答えるような内容をお届けしました。
最後に今回の内容をまとめていきたいと思います。
- 屋根塗装・外壁塗装は1日で終わらせることは不可能。
- 多くの業者は塗装の仕上がりを最大にするために、1日1工程にすることが多い。
- 塗料を1回塗るごとに乾燥時間が必要なため、1日で終わらせることができない。
- もし、1日で塗装を終わらせる業者がいたら施工不良を起こす危険がある。
いかがだったでしょうか?
今回は、屋根塗装が1日で終わるのか否かという質問に答えた記事をお送りしました。
私はいつも施工をする側ですが、
確かに実際に工事をするとなったら、期間が短い方が良いに決まっているな〜と思います。
やっぱり、2週間近くも業者がほぼ毎日家にいると思うと鬱陶しくはありますよね。
手際の良い業者の場合には、
丁寧でありながらも、スピーディーな作業を行いますが、
どうしても短縮できない工程もありますから、驚くほどの短縮は難しいのが現実です。
もし、塗装工事が短いのをウリにしている業者がいたとしたら、
すぐに飛びつく前に、施工内容に目を向けて考え直してみてくださいね。
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