ケラバとは屋根のどの部分!?3つの役割と特徴を解説
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「ケラバ」という建築用語をあなたはご存知ですか!?
屋根塗装やリフォームの時に、「ケラバ水切り(包み板)」なんて聞いた事もない文字が記載されている事も・・・
本ページでは、専門用語となる「ケラバ」とは何なのか、そして重要な3つの役割と特徴について解説していきたいと思います。
・ケラバとは何なのかについて
・ケラバの担っている役割について
・屋根材別ケラバの違いと種類について
・ケラバに雨漏りが多い理由について
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ケラバとは!?屋根のどの部分のこと!?
あなたは、「ケラバ」という言葉を知っていますか?また聞いたことがありますか?
恐らく、ほとんどの方は耳にすることもそうないワードでしょう。
というのも、建築用語であり、専門用語のためです。
現在、外壁・屋根塗装、そしてリフォームを検討中の方で、
業者の見積書などで「ケラバ」という言葉を初めて目にした方は、
まずは、このケラバが何なのかを知ることから初めていきましょう。
ケラバは雨どいのない側の端の部分のこと
ケラバは、まず部材のことではないという事を前提にお話します。
実際、どの部分の事かと言いますと、切妻屋根や片流れ屋根の雨どいがない側(妻側)の端の部分になります。
文面だと少し難しいかもしれませんので、以下の画像を参考にご覧ください。
切妻屋根は本を開いたような三角形の屋根のことです。
こちらの屋根が下がっていない側(外壁が見えておりいわゆる裸となる側です)の端の部分のことです。
ちなみに、雨どいがある側の端は「軒」と言います。
こちらの軒側には雨どいが設置されています。
したがって、理解さえ出来ていればケラバはとても分かりやすいと言えますね。
ケラバにはケラバ水切りや破風板が設置されている
先ほど、ケラバが屋根のどの部分にあたるのかを簡単にご紹介させて頂きました。
実際に、屋根の端だという事が理解して頂けたと思います。
ここからが少し難しくなりますが、
ケラバという部分には、ケラバ水切り、破風板という部材が設置されています。
上記の2つの部材があることで、お家をしっかりと外部からのダメージから守っています。
ここで「ケラバ水切りって?」なんて思った方もいると思いますが、
ケラバとケラバ水切りは別物になります。
部材と箇所の違いになりますので、ご注意ください。
ケラバの3つの役割と特徴について
ここまで、ケラバについて簡単に触れてきました。
ここからは、実際にどのような役割を担っているのかをご紹介していきたいと思います。
屋根の端とはいえ、何かしらの役割があるから存在するわけです。
まずは、3つの特徴を見ていきましょう!
1,日当たりの調節(日照角度)
夏は、日照角度が高くなることでケラバがないと2階部分の窓や外壁に直接太陽や紫外線が当たります。
じゃあ、冬は全く陽が部屋に入ってこないのでしょうか!?
実は、そうではなくて冬は逆に日照角度が低くなるので適度に陽が当たるようになります。
上記のように、ケラバがあることでうまい具合に部屋に太陽が入ってきて、明るく快適な空間を作る事が出来ます。
2,紫外線による外壁の劣化防止
ケラバがあることで、外壁面より屋根が少し出っ張ります。
そうすることで、太陽からの紫外線が直接外壁に当たるのを防ぐことできます。
外壁のダメージは、紫外線や雨などによるダメージによる経年劣化が原因で劣化します。
そのため、ケラバがないと外壁塗装のサイクルが早くなったりします。
3,雨水の侵入を防止
ケラバがあることで外壁面より外に出っ張りますので、
上から降ってきた雨を流すことも出来ますし、直接雨水が外壁に当たるのも防ぐ事が出来ます。
これは、雨漏りを防止するのにとても優れています。
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屋根材別ケラバの違いと種類について
ここでは詳しくは解説しませんが、ケラバといっても屋根材や屋根の形状によって、
様々な種類のものを使用しています。
どのような部材を使っているのか、雨仕舞いをしているのかをアバウトに理解しておくのも良いかもしれません。
1,瓦屋根の場合のケラバ
瓦屋根の場合には、
袖瓦(そでかわら)と呼ばれる専用素材を使用しています。
2,ストレート屋根の場合のケラバ
ケラバ包みと呼ばれる金属板金を使用しています。
ケラバからの雨漏りが多いって本当!?
ここまで、ケラバについて解説してきました。
実際にどのような役割を担っているかを理解して頂けたかと思います。
そんなケラバですが、「雨漏り」について気になっている方も多いようでネット上で以下のようなワードで検索されています。
「ケラバ 雨漏り」
上記のように検索するという事はケラバからの雨漏りに悩まれている方がいるのかもしれません。
実際、ケラバ周辺は接合部分が多いことで雨水が侵入する可能性がないとは言えません。
そのため、しっかりとケラバ部分に雨仕舞いをすることで雨漏りを防いでいます。
では、何故雨漏りするお家があるのでしょうか?
雨漏りはケラバがない事が原因
近年では、デザイン重視からなのか「ケラバ」がない住宅が増加傾向にあります。
確かに、ケラバがないことでとてもモダンな雰囲気になります。
お家のイメージを一番に考えている方からすると、古風な形は敬遠される傾向にあります。
ただし、しっかりとケラバを作って雨仕舞いしないと、
その周辺部分から雨水が侵入してしまい、結果として雨漏りを引き起こしてしまいます。
実際、そのような住宅も増えています。
そうならないようにするには、
やはり「ケラバ」を作って、しっかりと雨仕舞いを行うという事。
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ケラバについてまとめ
今回は、屋根の一部分である「ケラバ」について解説していきました。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
ここまで、長い間お疲れ様でした。
ケラバとは何なのか、最初はよくわかっていなかったかもしれませんが、
ここまで読んで頂ければどのような特徴があるのか、
どの部分の事をいっているのか理解して頂けたと思います。
面白いのは、関係ないように見えてもしっかり家を守るために必要な部分だという事。
ケラバがないお家もありますが、やはり雨漏りなどの事を考えるとなくてはならない部分と言えます。
これから新築を建てる方や戸建てを購入しようと検討している方は要注意です。
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