切妻屋根とは!?メリット&デメリットから特徴や構造を知ろう
切妻屋根とはどのような屋根なのでしょうか?
特徴や構造、そして外観デザインなどを知る前にまずはメリットやデメリットなどを把握しておきましょう!
本ページでは、どの種類にするか迷っているという方に向けて切妻屋根について詳しく解説していきたいと思います。
寄棟屋根や片流れ屋根などと比べて、どのような違いがあるのでしょうか?
・切妻屋根とはどんな屋根なのか
・切妻屋根のメリット&デメリット
・切妻屋根を選ぶ際の注意点について
切妻屋根とは!?どんな屋根なの!?
屋根って普段、目にすることが多いですがマジマジとご覧になった事ってありますか?
何気なく通る道にある住居の屋根の形までしっかりと見ているという方は少ないでしょう。
しかし、これから新築を建築する予定だという方や購入予定の方の中には、
外観のデザインを検討している段階から「屋根」の形に悩まれる方は少なくないです。
というのも、外観のデザインを重視する方にとって、
どのような屋根にするかでガラッとお家のイメージが変わるためです。
もちろん外壁や屋根の色でも雰囲気は変わりますが屋根一つで大きく印象は変わります。
ちなみに、屋根の種類が意外と多い事ご存知ですか?
代表的な「切妻屋根」や寄棟屋根、片流れ屋根、方形屋根、入母屋屋根、はかま腰屋根、
差し掛け屋根・招き屋根、越屋根などが挙げられます。
その中で一番代表的と言えるシンプルな屋根が「切妻屋根」になります。
どのような屋根なのかというと、箱に本を2冊、傘のように立てような形です。
いわゆる我々がよく見る屋根の形ですね。
切妻屋根のメリットとは!?
切妻屋根がどのような形をしているかを簡単にご説明していきましたが、
これだとまだ特徴がうまく掴めないですよね。
という事で、まずはどのようなメリットが得られるのかをご紹介していきたいと思います!
1,雨漏りのリスクが少ないシンプルな構造
先ほども解説した通り、切妻屋根は2面からできているとてもシンプルな構造の屋根になります。
そのため、施工も比較的簡単であり、施工不良も起きにくいとされています。
また、一番の心配である「雨漏り」についてですが、この切妻屋根についてはかなり優秀である、
雨水の侵入を防ぐのに適している構造だと言えます。
といのも雨漏りの原因となるのは、屋根同士の繋ぎ面や外壁との境目だったりします。
その点、切妻屋根は頭頂部の1点の繋ぎ面のみとなっており、施工方法で十分にカバーできるのです。
また、軒も2面のみとなりますので軒先に設置する雨どいへの負担も少なくて済みます。
ネット上では「切妻屋根 雨漏り」、「切妻屋根 雨」などのキーワードで検索されている方が多いですが、
こちらに関して言えば、とてもリスクが少ない屋根と言えます。
2,費用が低く抑えられる
次に、切妻屋根のメリットとして挙げるとしたらその費用の安さにあります。
というのも、その他の屋根に比べても構造がシンプルという事で、
材料費や人件費の面でコストがあまりかかりません。
そのため、初期費用でお悩みの方にとってはお勧めできる屋根の種類になります。
また、初期費用だけでなく、メンテナンスについても低コストで済む事から、
トータルコストで見たときには安く抑える事ができます。
その他、幅広いデザインのお家にも対応できる点も優秀なポイントです。
3,換気性・通気性に優れている
切妻屋根は高さを出す事ができて、その上屋根裏のスペースを確保できる事から、
通気性や換気性にも優れていると言えます。
屋根の2面に通気口を設ける事で、家の中で風を通してくれて、内部に溜まった湿気を逃がす事ができます。
構造上、湿気を逃がす事ができるため、湿気による劣化を防ぐ効果が得られます。
日本は湿度が高い地域でもあるため、とても適した屋根だと言えます。
4,太陽光発電に適している
現在では、住居の屋根などに太陽光発電(ソーラーパネル)を設置しているお家も増えてきました。
もし、将来的にソーラーパネルを設置する可能性がある場合には、切妻屋根はとてもベストでしょう。
といのも、大きな屋根が2面あるので設置面積が他の屋根に比べて大きいためです。
もちろん効率的な事を考えると向きや傾斜や勾配などを気にして建築しないといけませんが、
仮にそこまで配慮して建築しなくても、ある程度は太陽光発電ができると思います。
もし、新築購入前に設置する可能性があるのであれば、一度業者に相談してみるのが良いでしょう。
切妻屋根のデメリットとは!?
ここまで、切妻屋根のメリットについてご紹介してきました。
良い点だけを見ると、即決しそうになってしまいますがそれは少しお待ちください。
どんなに優れた物でも必ずデメリットというのは存在します。
これから、そのデメリットについて解説していきたいと思います。
1,切妻屋根の「妻側」に問題あり
切妻屋根の屋根面がない側面を「妻側」と言います。
この妻面には屋根がないため、モロに「太陽光」や「紫外線」、「雨」、「風」などが当たります。
では、なぜこのような構造が「問題あり」なのでしょうか!?
実は、外壁や屋根の劣化の原因は「紫外線」や「雨」など。
つまり、防ぐものがない妻側はこの外部ダメージをそのまま直接に受けてしまうので、
外壁や破風板などの劣化が通常より早まる可能性があります。
ただし、防げないわけでもなく、対策はありますのでご安心を。
近年では、デザインを重視する傾向もあり、窓を設置するなどでその外観デザインを楽しむ方も増えています。
2,デザインがダサい!?
ネット上で調べてみると、以下のようなキーワードで検索されている方が多いようです。
「切妻屋根 ダサい」
「切妻屋根 外観 デザイン」
上記の事からわかる事は、意外とデザインを重視している方が多いという事。
利便性も大事だけど、家の印象も大切だよという事でしょう。
確かに切妻屋根は、昔からある屋根であり個性的でないと言えばそれはデメリットになるかもしれません。
ただし、それも視点を変えればまた異なる見方ができるのではないでしょうか?
例えば、配色で個性を出したり、素材で個性出したりと。
形に拘りすぎて、利便性が失われてしまえば、
かえってコストがかかったり、生活しづらいなんて事もあります。
そのため、よく検討した上で決定してください。
切妻屋根を選ぶ際の注意点について
ここまで切妻屋根について詳しく解説してきました。
最後は、採用する前に注意しておきたい点について簡単にご紹介していきたいと思います。
1,特徴をよく知ろう
これは原点に戻ってしまいますが、まずは「切妻屋根」がどのような特徴の屋根なのかを把握しましょう。
確かにとてもバランスの良い屋根ですが、特徴を知らずに採用するのは危険かもしれません。
先ほどもご紹介した通り、デメリットも存在するため、
容易に決定してしまうと、「妻側」での雨漏りなどの劣化が見られる可能性もあります。
しっかりと悪い点も把握した上で、業者と相談しましょう。
2,信頼できる業者に頼もう
切妻屋根に限った事ではありませんが、信頼できる業者にお願いする事も大切です。
施工が比較的簡単だとは言え、信頼できない業者に工事をお願いすると、
施工期間中にトラブルが発生したり、工事後にトラブルが起きる可能性があります。
また、今どのような工事を行っているのかをしっかりと説明してくれたり、
分からない事を丁寧に教えてくれるような業者の方が安心するはずです。
まずは、信頼できる業者にお願いするという事を頭に入れておいてくださいね。
切妻屋根についてまとめ
今回は、「切妻屋根」について解説していきました。
ここまでご覧になっていただきまして、ありがとうございます。
長い間、お疲れ様でした。
本ページをご覧になる前に「切妻屋根」のことについて、
何かしら疑問や不安があったという方は、解決できましたか!?
屋根を選ぶ際には「何に拘るか」も重要ですが、
最後には全体を見て、トータル的な視点からも検討してみるとまた新たな考え方ができるかもしれません。
見た目も大事ですが、
家で実際に過ごす家族にとっては「快適さ」も大切です。
メリット・デメリットを把握した上でよく検討した上で決定してくださいね!
外壁塗装フォーラムでは、上記のような相談も無料でお受けしております。
気軽に電話やお問い合わせフォームからご連絡ください!
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