コロニアル屋根の特徴とは?メリット&デメリットから詳しく解説
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「コロニアル」という屋根をあなたはどのような種類なのかご存知でしょうか?
まだ知らないという方に向けて、本ページではコロニアル屋根の特徴や寿命、そしてメリット&デメリットから、
メンテナンス(塗装など)時期や方法について詳しく解説しています。
新築購入をしたという方や屋根塗装をまだしたことがない方は必見の内容となっています。
・コロニアル屋根の特徴について
・コロニアル屋根のメリット&デメリットについて
・コロニアルと石綿(アスベスト)の関係性について
・コロニアル屋根の耐用年数とメンテナンス時期について
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コロニアル屋根とは?どんな屋根の事?
冒頭でも言いましたが、
あなたは「コロニアル」という屋根をご存知ですか?
また、このような言葉を聞いた事がありますか?
勝手な憶測で申し訳ありませんが、
まだ、一度も戸建てを購入した事がないという方、屋根塗装などのリフォームを危険した事がない方にとっては、
あまり聞きなれない言葉だと思います。
では、実際どのような屋根なのでしょうか?
コロニアルはスレート屋根の一種である
コロニアル屋根と聞くと、そのような種類の屋根が存在するのだろうと思いますが、
実はスレート屋根の1種であり、もともとは「クボタ松下電工外株式会社」(現ケイミュー)が
発売した屋根材の1種の商品名だったのです。
実はスレート屋根の1種である「コロニアル」ですが、
その後爆発的に普及した事で、現在ではこの名称で呼ばれる事が多くなりました。
また、別名「カラーベスト」なんて呼ばれる事もありますね。
そのため、「コロニアル屋根」と記載があったとしても、
ケイミュー以外から発売されているスレート屋根だと認識していただいて結構です。
コロニアル屋根に必要な勾配とは?
屋根には、必要な勾配というものが存在します。
そして、コロニアル屋根にも最低勾配があり、「最低でも 3寸(3/10)以上」が必要となります。
これ以下では様々なトラブルが起きるため危険になります。
コロニアル屋根の劣化症状
コロニアル屋根を長年放置したままでメンテナンスをしないとどのような劣化が起きると思いますか?
以下は、発生しうる劣化の症状を一覧にしてみました。
劣化症状 | 詳細 |
---|---|
変色 | 元の色から変色している状態。(チョーキングと呼ばれる白い粉が付いている事も) |
カビ・コケ | コロニアル表面にコケやカビが発生している状態。 |
塗膜の剥がれ | 紫外線や外部からのダメージによって塗膜が剥がれてしまっている状態。 |
ひび&割れ |
表面が割れていたり、ひびが入っている状態。 このまま放置しておくと、雨漏りなどを起こす可能性も。 |
雨漏り |
割れている箇所やヒビから雨水が侵入してしまい、 結果的に雨漏りを起こしてしまっている状態。 内部の腐食も進んでいる場合もあります。 |
コロニアル屋根のメリットとは?
「コロニアル屋根」がどのような物なのかを先ほどは解説させて頂きました。
しかしながら、まだ気になる特徴などは分かっていないはずです。
これから、採用する上でどのようなメリットがあるのかを説明していきたいと思います!
価格(費用)が安い
屋根の種類 | 単価(㎡) |
---|---|
コロニアル | 4,500円~ |
日本瓦 | 8,000円~ |
ガルバリウム鋼板 | 6,000円〜 |
コロニアル屋根は、
その他の屋根材と比較しても低価格である事が最大のメリットです。
費用面で問題を抱えている方には検討して頂きたいです。
耐震性の向上
コロニアル屋根は軽いというのもメリットの一つで、
軽量な事で建物への負担が少なくなります。
屋根は結構な重量で建物自体への負担が大きいため、軽量な事で、地震が起きた時にも揺れを抑える事ができます。
施工業者が多い
コロニアル屋根は、現在屋根材の中では最もポピュラーで普及率が高いです。
そのため施工業者が多いのもメリットの一つです。
「え、そんな事がメリットなの?」なんて思われるかもしれませんが、これはとても大事な事で、
きちんと施工できないと施工不良を起こす事もありますし、本来ある耐久性などを維持する事ができません。
そのため大変重要なポイントになります。
デザイン(カラー)バリエーションが豊富
コロニアル屋根は、カラーはもちろん形状などもバリエーションが豊富です。
そのため、和風・洋風問わずに好みのデザインを起用できるのも利点です。
屋根であっても外壁同様に少し拘りたい方には喜ばれます。
葺き替えが簡単にできる
コロニアル屋根は、その他の屋根材に比べて軽量です。
そのため古いコロニアルを撤去・解体するのも容易です。
その点で葺き替えが容易だという事ができます。
また、
重ね葺きでの補修やリフォームも行う事ができるのも利点です。
さらに、ガルバリウム鋼板と比較した時にリフォーム費用に関しても安く抑える事ができます。
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コロニアル屋根のデメリットとは?
先ほどはコロニアル屋根のメリットについて解説させて頂きました。
しかし、どんなに優れたものでも必ず欠点はありますよね。
という事で、悪い点についても把握して頂きたいので今からデメリットについてご紹介していきます。
耐久性が他の屋根材より劣る
コロニアル屋根は、耐久性は高い方なんですが・・・・
日本瓦やガルバリウム鋼板などと比較してしまうと、耐久性がやや低いのが目立ちます。
しかし、これに関しては大きなデメリットという訳ではなく、メンテナンス次第で寿命を伸ばす事はできます。
割れやすい
コロニアル屋根は、「割れやすい」というデメリットがあります。
実際、どのくらい日々が入りやすいのかと言うと、
例えば、DIYや掃除などで屋根の上に乗ってしまうだけで割れるてしまうと言った具合です。
あとは、台風などによって何かが飛ばれて屋根に当たった時にも、
割れてしまう事があります。
定期的なメンテナンスを行っていないコロニアル屋根にはどこかに割れがある事も多く、
ここから雨水が侵入する事で大きな劣化に繋がる恐れもあります。
コケやカビが生える
コロニアル屋根は、表面が少しザラザラしているのが特徴で、
ここに雨が溜まる事でコケやカビなどが生えてしまう恐れがあります。
コケなどが発生した場合、屋根の塗装の劣化が早まる可能性があります。
雨が比較的多く降る地域にお住いの方や、
北側の屋根に見られる事が多いです。
コロニアルと石綿(アスベスト)の関係性とは?
現在では含まれている事はなくなりましたが、
2000年以前に製造されたコロニアルには石綿(アスベスト)が含まれている可能性があります。
ちなみに、含有率は10%~25%程度だと言われています。
健康被害は大丈夫なの?
あなたのお家の屋根に仮にアスベストが含まれているコロニアルが使用されているとして、
一番気になるのは健康面への被害だと思います。
通常時であれば気にするほどの健康被害はないとされています。
しかし、経年劣化などによって損傷しているような場合、
そして解体・撤去時には粒子が飛び散る可能性がありとても危険です。
解体・撤去は一部の業者のみが対応
アスベストが含まれているコロニアルを解体・撤去するには、
「石綿作業主任者」、「特別管理産業廃棄物管理責任者」、「アスベスト診断士」などの資格が必要です。
また、事前に作業計画書の作成なども必要です。
さらに、
上記のような事から一部の業者しか解体を行う事ができず、
工期が長くなったり、撤去費用が高額になってしまいます。
また、解体時にはアスベストが飛散しないように、
注意しながら作業を行う必要があります。
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コロニアル屋根の耐用年数(寿命)とメンテナンス時期は?
コロニアル屋根を採用したいと考えている方も多いかと思いますが、
実際、どれくらいの寿命なのか気になりませんか?
まずは、耐用年数を知った上で、メンテナンスについても把握しておく事が大切です。
コロニアル屋根の寿命はどのくらい?
コロニアル屋根の耐用年数(寿命)は、一般的に「20年〜30年」程度だと言われています。
これを聞いて、「30年も持つなんて耐久性が高い!」と思われたかもしれませんが、
もちろんメンテナンスを行った上での年数になります。
基本的に、約10年に1度のメンテナンスをしていない場合、
20年前後で屋根には劣化がきていると思った方が良いでしょう。
その場合、屋根塗装で補修する事が難しい場合もありますので注意が必要です。
コロニアルのメンテナンス時期は?
先ほど寿命についてご説明しましたが、コロニアル屋根の寿命をより長くするためには、
やはり定期的なメンテナンスが欠かせません。
では、どのくらいの時期に行うのがベストなのでしょうか?
費用面や手間を考慮すると、
外壁と一緒に屋根もメンテナンスするのがベストです。
そのため、約10年前後をめどにメンテナンスを行うのが寿命を長くする方法です。
現在、新築を購入してから10年以上が経っているが、まだメンテナンスをしていないという方は、
是非、一度業者に調査をお願いしてもらうのが良いでしょう。
コロニアル屋根についてまとめ
本ページでは、コロニアル屋根について解説させて頂きました。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。
長い間、お疲れ様でした。
本記事をご覧になる前、「コロニアルってなに?」なんて思っていた方は、
少しは理解していただけたでしょうか?
完結に説明すると、スレート屋根の1種であり、現在多く普及している屋根であるということ。
ただし、メリットとデメリットをしっかりと把握した上で、採用する必要があります。
また、アスベストを含んでいる可能性もありますので、必ず業者にお願するようにしてください。
耐久性やその他については金属系の屋根材に劣る部分もあるものの、
まだまだ多くのお家で採用されている屋根です。
しっかりとメンテナンスを行うことで十分な効果を発揮します。
今、補修などを検討されている方は、是非外壁塗装フォーラムにご相談ください!
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