セラミック塗料とは?メリットやデメリットや注意点を解説
![セラミック塗料とは?メリットやデメリットや注意点を解説](https://gaiheki-forum.com/wp-content/uploads/2020/09/ceramic.jpg)
セラミック塗料がどのようなものなのかをご存知でしょうか?
外壁塗装を行うor行う予定である方が業者から提案されたなんて事もある事でしょう。
本ページでは、実際にセラミック塗料がどのような特徴があるのか、また使用することで得られるメリットやデメリットについて解説しています。
悪徳業者による事例でも取り上げられる事もある塗料ですので、是非最後までご覧ください。
・セラミック塗料の特徴について
・セラミック塗料のメリット&デメリットについて
・セラミック塗料を使った悪徳業者について
![無料相談・お見積もり](https://gaiheki-forum.com/wp-content/uploads/2020/05/form-post.png)
![HPからのお問い合わせ](https://gaiheki-forum.com/wp-content/uploads/2020/05/mail.png)
セラミック塗料とは?
あなたは、セラミックってどのようなものかご存知でしょうか?
最近では、歯の治療に用いられたりしている事で、
広く普及している素材とも言えるでしょう。
しかしながら、
実際にはどのような素材なのか知っている方はそこまで多くないのではないでしょうか?
実際に私も恥ずかしながら、セラミック塗料を扱うまではよくは知りませんでした。
ということで、
まずは、どのような塗料なのかを把握しておきましょう!
セラミックは陶磁器のこと
そもそもセラミックとは、陶磁器の事を指します。
お皿やガラス、湯のみなどに使用されています。
実は、セラミックは我々の身の回りに使われているごくごく普通の素材です。
そして、セラミック塗料というのは、
外壁塗装用に作られたセラミックが配合された塗料の事を指します。
詳しい特徴については後述しますが、様々なメリットがある塗料でもあります。
セラミック塗料は100%配合ではない
勘違いされる方も多いのですが、
セラミック塗料だからといって、セラミックが100%配合されている訳ではありません。
ベースとなる塗料にセラミックを配合して作られたものがセラミック塗料と呼ばれています。
そのため、
セラミック塗料だからと言って耐用年数や耐久性が特別よくなる訳ではありません。
あくまで耐久性についてはベースとなる塗料によります。
セラミック塗料の価格はベース塗料による
セラミック塗料と聞くと、特別高いように聞こえてしまいますが、
そもそもグレードは特になく、単にベース塗料にセラミックが配合されているというだけです。
そのため、価格や費用についてもベース塗料によって決まります。
塗料名 | 価格(費用)/1㎡あたり |
---|---|
アクリル塗料 | 1,000~2,000円 |
ウレタン塗料 | 1,000~2,500円 |
シリコン塗料 | 2,000~3,500円 |
フッ素塗料 | 3,000~5,000円 |
無機塗料 | 3,500~5,000円 |
・セラミック塗料の耐用年数や価格はベース塗料によって決まる
・そもそもセラミック100%配合の塗料はない
セラミック塗料のメリットについて
ここまで外壁塗装などで使用されるセラミック塗料がどのようなものかを説明してきました。
ここからは、使用する事でどのようなメリットが得られるのかをご紹介していきたいと思います。
1,汚れにくい
セラミックは、無機質ですので、
無機塗料のような効果を得られます。
そのため、雨などが降る事で汚れた外壁などが雨水などと一緒に落ちます。
これらの親水性によって、
汚れにくいという効果を得られるでしょう。
また、
汚れているなと思った時に洗浄するだけでも綺麗になりますので、
長期に渡って綺麗な状態を保ちたいという方にはオススメできます。
2,遮熱・断熱性の高さ
セラミックの特徴として、熱を通しにくいというものがあります。
これらの効果によって、高い断熱性や遮熱性を得られるでしょう。
断熱性や遮熱性が高いと、
夏場は暑くなりづらく、冬場は寒くなりづらいという効果が得られるので、
エアコンの電気代の節約にも繋がると言えます。
ただし、セラミックの配合割合によっては、
高い断熱性などを得られない場合がありますので、
必ず配合割合などをチェックするようにしましょう。
3,デザイン性の高さ
ちょっと人とは異なるデザインにしたいという方も多いと思います。
そんな時に、石材調のデザインに仕上げたい場合なんかに、セラミック塗料が使用されます。
立体感を演出したり、石材調にしたい場合には、
このセラミック塗料が活躍します。
![無料相談・お見積もり](https://gaiheki-forum.com/wp-content/uploads/2020/05/form-post.png)
![HPからのお問い合わせ](https://gaiheki-forum.com/wp-content/uploads/2020/05/mail.png)
セラミック塗料のデメリットについて
先ほどは、セラミック塗料の良い点にフォーカスしてみましたが、
次は悪い点について注目していきたいと思います。
どのようなデメリットがあるのでしょうか??
1,ベース塗料によってグレードが異なる
セラミック塗料は、
基本的にベース塗料にセラミックを配合した塗料のことを指します。
そのため、ベースとなる塗料によってグレードが大きく変わってきます。
つまり、
セラミック塗料といっても、効果や耐久性には、
ベースとなる塗料が大きく関係しており、よく調べてから決めないといけないのです。
数%でもセラミックが配合されているだけでも、
セラミック塗料となりますので、注意が必要です。
2,塗りづらい
セラミック塗料は、
技術力や実績がしっかりとあるような職人さんじゃないと、
塗りムラになってしまうぐらい、綺麗に塗るのが難しいと言われています。
そのため、
あまり経験がないような職人が塗装を担当する場合には、
施工不良などを起こす可能性が高いというのがデメリットでしょう。
3,悪徳業者の手口に利用される事も
外壁塗装業者を装った、悪徳業者がセラミック塗料を
高い耐久性があると唄って、高い金額で契約させるという手口がしばしばみられるようです。
「耐用年数が30年」、「自社オリジナル」などと唄って、
セラミック塗料を勧めてくる悪徳業者もいるようですので、
この点にはよく注意しないといけません。
人気のセラミック塗料の種類について
セラミック塗料と言っても、様々な種類が販売されています。
ここでは、よく使われている人気の種類を少しだけご紹介したいと思います。
ガイナ/日進産業
効果・特徴 |
高い遮熱性、断熱性を誇っている事でも知られている塗料です。 また、ガイナはそれ以外にも高い防音性や耐久性のほか、汚れに強かったり、臭いが少ないという特徴もあります。 |
---|---|
費用(価格) | 約5,600円/㎡ |
メーカー名 | 日進産業 |
Duflonファイン4Fセラミック/日本ペイント
効果・特徴 |
・高い耐久性 ・低汚染性 ・光沢の維持 |
---|---|
費用(価格) | 約3,600~4,660円/㎡ |
メーカー名 | 日本ペイント |
グッセラシリーズ/山本窯業
効果・特徴 |
石材調のデザインにしたい場合に使われるセラミック塗料です。 高い防水性や透湿性、防藻性、防カビ性、耐色性などに優れています。 また、施行中の臭いに関してもあまりしないのも特徴です。 |
---|---|
費用(価格) | 約3,000円〜 |
メーカー名 | 山本窯業 |
アドグリーンコート/日本中央研究所
効果・特徴 |
放熱効果を得られるほか、汚れにくいという特徴を持っています。 刺激で環境にも優しいという特徴もあります。 |
---|---|
費用(価格) | 約3,650円〜/㎡ |
メーカー名 | 日本中央研究所 |
アトモス/株式会社アペティ―
効果・特徴 |
デザイン性が高いのが特徴的。 また、クラック(ひび割れ)をしにくくする効果などもあります。 |
---|---|
費用(価格) | 約9,000〜 |
メーカー名 | 株式会社アペティ― |
株式会社アペティ―では、
この他にもラピス、ヘリオスなども販売されています。
フォーシーズン/新生ホームサービス株式会社
効果・特徴 |
石材調のデザインにすることができます。 また、耐候性が高いのも特徴の一つです。 |
---|---|
費用(価格) | 約7,000〜 |
メーカー名 | 新生ホームサービス株式会社 |
新生ホームサービス株式会社では、
この他にも、サングラッセやグラファインなどのセラミック塗料も販売されています。
![無料相談・お見積もり](https://gaiheki-forum.com/wp-content/uploads/2020/05/form-post.png)
![HPからのお問い合わせ](https://gaiheki-forum.com/wp-content/uploads/2020/05/mail.png)
セラミック塗料における注意点について
ここまでご覧になった方で、セラミック塗料を使用したいと思っている方に向けて、
どのような点に注意すれば良いのかをご紹介していきたいと思います。
失敗しないためにもチェックしておいてください!
1,実績ある業者にお願いする
デメリットでもご紹介した通りで、
セラミック塗料は、技術力が必要な塗料となっています。
そのため、あまり経験がないような職人さんが施工すると施工不良になる可能性があります。
したがって、契約する業者選びからしっかりと行う必要があります。
「安くしてくれたから」
「なんとなく融通が効きそうだから」
「安心できる営業マンだったから」
上記の理由だけで決めるのは早いかもしれません。
値引きを大幅に行っている場合には悪徳である可能性が高いですし、
営業マンが仮に良心的でも、実際に工事をするのは別の職人さんです。
しっかりとどのような職人さんが工事を行うのかを確認した上で契約するようにしましょう。
2,セラミック塗料のベースをよく確認する
「セラミック塗料だから耐久性が高い」訳ではありません。
全ては、ベースとなる塗料によって耐用年数などのグレードが決まります。
そのため業者から「セラミックだから耐久性も高く安心です」と言われてもそのまま契約しないようにしましょう。
必ず、ベース塗料をチェックして、
どのくらいのグレードの塗料となっているのかを確認しておきましょう。
3,悪徳業者に注意しよう
外壁塗装や屋根塗装の業者は、
基本的に営業会社と下請けの職人さんで別々です。
そのため訪問販売の時に知識があまりないにも関わらず、
営業マンの報酬のために、契約だけさせるために、色々な手口で契約させようとしてくれる業者もいるようです。
もちろん全ての業者が悪徳ではありません。
あくまで一部の業者に限られます。
このような悪徳業者の場合には、
「セラミック塗料は30年の耐用年数がある」、「劣化しない塗料」なんて唄って、
高い費用を払わす事もあります。
また、大幅な値引きをしたり、
塗料のデメリットなどをしっかりと説明しない事も多いです。
ちなみに、外壁塗装では大幅な値引きは実質的に難しいです。
これは材料費に加えて、人件費がかかるからです。
大幅な値引きをするということは、
それだけ、どこかの工程を省いているか、適当な施工をしている可能性も高いです。
上記のようなことを踏まえて、怪しいと思った場合には一度検討すると言って帰らせてください。
セラミック塗料についてまとめ
本ページでは、
外壁塗装などで使用される「セラミック塗料」について解説させていただきました。
まずは、今回のまとめを見ていきましょう!
- セラミック塗料とは、ベースの塗料にセラミックを配合したものの事を指す
- グレードは、ベース塗料によって決まる
- セラミック塗料は、汚れにくく、断熱性やデザイン性などが高い
- 一方で、技術力が必要であり、ベース塗料によってグレードが異なる
- セラミック塗料を使う場合には技術力のある職人にお願いする
- セラミック塗料を使った悪徳業者に注意する
上記のように、
セラミック塗料を採用したいと考えている場合には、
まずは、特徴と効果を把握しておく事が大切です。
もちろん、メリットやデメリットもしっかりと頭に入れておきましょう。
また、業者に言われたままで、詳しい説明も受けずに、
施工をしてしまわないように注意ください。
セラミック塗料は、
ベース塗料によってグレードが異なりますので、
どのような塗料を使うのかをしっかりと事前に聞いておきましょう。
外壁塗装フォーラムでは、
経験豊富なスタッフ陣が丁寧に施工&アフターケアを行っています。
どんなに小さなご相談でも無料で受け付けております!
また、現地調査なども無料で訪問させていただいています!
初めて外壁塗装を行うという方や、業者選びで迷っている方は、まずは気軽にお問い合わせください。
ご相談や、お見積もりに関しては、お電話&当サイトのお問い合わせフォームよりお受けしております。
お電話の際は、HPを見たと一言ください。