プレミアムシリコンのメリット・デメリットを徹底解説
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エスケー化研の外壁塗装塗料「プレミアムシリコン」のメリットやデメリットとは!?
高い耐久性や耐候性に優れていると言われているけど実際のところはどうなのでしょうか?
本ページでは、利点や悪い点のほか、単価(価格)や特徴などを詳しく解説していきたいと思います。
本塗料を検討しているという方は、是非最後までご覧ください。
・プレミアムシリコンはエスケー化研から出ているラジカル制御形塗料
・高い耐久性と耐候性に優れている
・施工例の少なさや艶の強さがデメリットに
・施工単価(価格)は2,050円/1m2あたり
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プレミアムシリコンとは?
プレミアムシリコンは、
2015年にエスケー化研から製造・販売されたラジカル制御塗料です。
ラジカル制御塗料といえば、
2012年に日本ペイントより発売された「パーフェクトトップ」が知られており、
これに続く形で発売された塗料となっています。
ラジカル制御型塗料って何?
ラジカル制御型塗料とは、
「ラジカル」を発生させないために作られた塗料のことです。
ラジカルとは、
紫外線、酸素、水などによって塗膜の中に発生する劣化因子のことです。
外壁の劣化の原因はこのラジカルが大きな要因とされています。
ラジカル制御型塗料は、
この塗膜の劣化の原因となるラジカルの発生を抑える効果があります。
ちなみに、ラジカルが原因で起きる劣化には「チョーキング現象」などがあります。
チョーキング現象についての詳しい情報については以下の記事をご覧ください。
プレミアムシリコンの3つの機能性
プレミアムシリコンには、
トリプルガードとして、3つの機能性があります。
・高緻密無機シールド層
・高緻密有機シールド層
・超耐候形特殊ハイブリッドシリコン樹脂
プレミアムシリコンでは、
無機酸化物の表面に高緻密無機シールド層と高緻密有機シールド層を施し、
2つの力でガードしています。
さらに、
超耐候形特殊ハイブリッドシリコン樹脂は劣化因子を捕捉し、塗膜の劣化の進行を抑制することができます。
この3つの機能性によって、高い耐久性を実現します。
製品情報
名称 | 超耐候形水性ハイブリッドシリコン樹脂塗料 |
---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
主要成分 | ハイブリッドシリコン樹脂 |
用途 | 内外装 |
適応下地 | コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、各種サイディングボード、各種旧塗膜(活膜)など |
単価 | 2,050円/m2 |
耐用年数 | 14~16年 |
艶 | 艶有り、半艶、3分艶、艶消し |
希釈 | 清水 |
塗装方法 | 吹付、ローラー、刷毛 |
製造・販売 | エスケー化研 |
プレミアムシリコンのメリットについて
なんとなくご理解いただけたであろう「プレミアムシリコン」の
メリットについてご紹介していきたいと思います。
どのような利点があるのかを知ることも大切です。
メリット1 | 耐久性・耐候性の高さ |
---|---|
メリット2 | 仕上がりの幅が広い |
メリット3 | 低汚染性 |
メリット4 | 防かび・防藻性 |
メリット5 | 作業性 |
メリット6 | 実はあまり高くない単価(価格) |
メリット1:耐久性・耐候性の高さ
プレミアムシリコンは、
3つの機能性でもご紹介した通り、トリプルガード効果によって、
高い耐久性を実現することが可能となっています。
ラジカルと呼ばれる外壁の劣化原因となる因子の発生を抑制し、
チョーキング現象などを防ぐことができるため、
耐久性、耐候性にとても優れています。
紫外線などからのダメージから外壁を保護する役割を担っているので、
同じシリコン系塗料と比べても、耐用年数も14年~16年と長くなっています。
塗り替えの頻度を減らすことができるという意味でも、
とても使い勝手の良い塗料と言えるでしょう。
メリット2:仕上がりの幅が広い
プレミアムシリコンは、
艶有り、半艶、3分艶、艶消しと実に4つのパターンから選ぶことができ、
ツヤに拘りたいという方にとってはとても嬉しい塗料となっています。
光沢のある仕上がりを実現したい方はそのままに、
艶を抑えた仕上がりをご希望の場合には、
エスケープレミアムシリコン半艶・3分艶を利用することで調整することができます。
メリット3:低汚染性
プレミアムシリコンは、
緻密な特殊シリコン樹脂によって架橋塗膜が汚れにくいという性質があります。
これらよって、汚れが目立ちづらかったり、劣化を防ぐことができます。
メリット4:防かび・防藻性
プレミアムシリコンは、
特殊な設計によって、カビや藻の発生を抑えることができます。
これらによって、長期に渡って、綺麗な状態を維持することが可能となっています。
メリット5:作業性
プレミアムシリコンは、
隠ぺい性の高い塗膜とレオロジーコントロールによる塗りやすい粘性があるので、
職人にとっても、作業効率が高くなるのがメリットです。
また、
水性塗料となっているので、
シンナー臭などがしないことで、ニオイについても強くない点で作業性の高さや環境にも良いとされています。
メリット6:実はあまり高くない単価(価格)
プレミアムシリコンは、
その高い機能性から高いと思われがちですが、
同じシリコン系塗料と比較してもそこまで価格の違いはありません。
塗料名 | 単価(1㎡あたり) |
---|---|
プレミアムシリコン | 2,050円/1㎡あたり |
シリコン系塗料 | 2,300〜3,500円/1㎡あたり |
フッ素系塗料 | 3500円〜5000円/1㎡あたり |
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プレミアムシリコンのデメリットについて
メリットを知ったから終わりではなく、
プレミアムシリコンのデメリットもしっかりと把握した上で、
塗料の選択をしていく必要があります。
では、どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
デメリット | 実績がまだ少ない |
---|
デメリット:実績がまだ少ない塗料である
実は、プレミアムシリコンのデメリットというのは、
とりわけ目立ったものはあまりないとされています。
しかしながら、もし悪い点はあるのか?と言われるのであれば「実績がまだ少ない」という点をあげるでしょう。
冒頭でもご紹介した通り、
プレミアムシリコンは2015年に発売されたばかりのまだ新しい塗料です。
そのため、施工事例も含めて実績が少ないのが現状です。
プレミアムシリコンは、
耐用年数が14年〜16年と公式では発表していますが、
実際にどのくらいの耐久性があるのかについては現時点では調査中というところです。
このように新しい塗料の場合には、
ある程度の実績が出てこないと、実際の評価は難しいところです。
デメリットは少ないかもしれませんが、メリットであげた特徴が本当にあるのかは数年後にわかることでしょう。
プレミアムシリコンの単価(価格)について
いざ、プレミアムシリコンを使用したいと思ったときに、
一番気になるのはやはり「単価(施工価格)」ではないでしょうか?
実査に、同じシリコン系塗料と比較してどのくらいの価格差となっているのか見てみましょう。
プレミアムシリコンの単価(価格)
塗料名 | 耐用年数 | 単価(1㎡あたり) |
---|---|---|
プレミアムシリコン | 14年〜16年 | 2,050円/1㎡あたり |
シリコン系塗料 | 12年〜14年 | 2,300〜3,500円/1㎡あたり |
フッ素系塗料 | 15年〜20年 | 3500円〜5000円/1㎡あたり |
ラジカル制御塗料の比較表
塗料名 | 耐用年数 | 単価(1㎡あたり) |
---|---|---|
プレミアムシリコン | 14年〜16年 | 2,050円/1㎡あたり |
パーフェクトトップ | 10~15年 | 3,000円/1㎡あたり |
アレスダイナミックTOP | 15年 | 2,650円/1㎡あたり |
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プレミアムシリコンに適した下地について
プレミアムシリコンを塗装する上で、
どのような下地でも適している場合ではありません。
本塗料が使用できない外壁材もあるので、注意が必要です。
プレミアムシリコンが使える下地一覧
- コンクリート
- セメントモルタル
- ALCパネル
- スレート板
- 各種サイディングボード
プレミアムシリコンが使える下地と対応下塗り塗料
プレミアムシリコンが使える下地に対して、
使える下塗り塗料も決まっているのでこちらも合わせて注意しましょう。
プレミアムシリコンが使える下地 | 対応の下塗り塗料 |
---|---|
コンクリート | エスケー弾性プレミアムフィラー |
セメントモルタル | エスケー弾性プレミアムフィラー |
ALCパネル | エスケー弾性プレミアムフィラー |
各種サイディングボード |
・水性SDサーフエポプレミアム ・エスケーハイブリッドシーラーEPO |
プレミアムシリコンで選べる色の種類について
プレミアムシリコンを使ってみたいけど、
実際にどのような色が選べるのでしょうか?
メーカーからカラーバリエーションについても発表されているのでご紹介します。
カラーバリエーションは49色
プレミアムシリコンで使える色は、
全部で49色となっています。
これが多いと思うのか、少ないと思うのかは個人の判断にお任せします。
ちなみに、エスケー化研の公式ページでは、
「住宅塗り替えシミュレーション」で、だいたいの色のイメージを見ることができます。
業者に頼む前に、簡単なシミュレーションができるので気になる方はチェックください!
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プレミアムシリコンがオススメなのはどんな人?
最後にプレミアムシリコンがオススメな人がどのような方なのかご紹介したいと思います。
ここまで、読んでみて「迷っている方は最後までご覧ください」。
コストパフォーマンス重視の方
とにかく外壁塗装や屋根塗装をコストパフォーマンスで考えている方は、
プレミアムシリコンがオススメです。
理由としては、
高い耐久性で耐用年数も長いのに対して、
費用面ではそこまで高くないので、費用対効果でいえば、かなりお得です。
お家を綺麗に維持したい方
誰でもお家は長期間、綺麗に保ちたいものです。
その観点から見ると、プレミアムシリコンはとてもオススメできる塗料です。
高い耐候性によって、
紫外線や雨、風からお家を保護する性能がとても高いため、
汚れにくく、劣化を長期にわたって防ぐことができるためです。
ラジカル制御型塗料を使ってみたい方
また、ラジカル制御型塗料を使用して外壁塗装を行いたいと思っている方にも
プレミアムシリコンをオススメすることができます。
というのも、
他のラジカル制御型塗料と比較しても、プレミアムシリコンは、
費用面で安く施工することができるので、どうしても試してみたいという方にはオススメできます。
プレミアムシリコンのメリット・デメリットについてまとめ
本ページでは、
エスケー化研より製造・販売されている塗料「プレミアムシリコン」についてご紹介しました。
最後に今回のまとめを見ていきましょう。
まとめ
- プレミアムシリコンはエスケー化研から販売されている新しいラジカル制御型塗料
- プレミアムシリコンはには高い耐久性・耐候性が備わっている
- 費用単価は2,050円/m2と比較的安い価格である
- 耐用年数は14年〜16年
- デメリットとしては、施工実績などが少ないこと
- コストパフォーマンスや高い耐久性のある塗料を使いたい方にはおすすめな塗料
いかがでしたか?
プレミアムシリコンがどのような塗料となっているのかご理解頂けたかと思います。
特徴から知り、メリットやデメリットもしっかりと把握することで、満足いく仕上がりになると思います。
ただし、
プレミアムシリコンを使用する場合には、まだまだ実績が少なく、
分かっていない事もあるため、少しだけ待ってから採用するという方法も取れるでしょう。
外壁塗装は、
選ぶ塗料によって、耐久性や費用もかなり変わってきますので、
どうしてもプレミアムシリコンにしたいというわけではない場合、他の塗料も検討に入れてみてくださいね!
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