外壁で劣化しにくい色としやすい色とは!?原因と対策について

外壁塗装を控えているという方の中には、色をどれにしようか迷っているという方もいらっしゃると思います。
デザイン重視で選ぶべきか、機能的に選ぶべきか・・・・
色で印象が大分変わりますから悩まれる気持ちは非常に良くわかります。
しかしながら、
実は、色によっては劣化しやすかったりする種類もあるんです。
塗り替え費用や期間が気にならないという方であれば問題ないですが、
そうでないという方にとっては劣化が早まるのがデメリットが大きいはずです。
本ページでは、
外壁に使われる塗料のうち、劣化しにくい色としやすい色についてご紹介していきたいと思います。
また、何故傷んでしまうのか?その原因と対策についてもまとめています。
・劣化しやすい色は、赤、黄、緑。
・劣化の原因は、紫外線や化学変化。
外壁で劣化しにくい色について

外壁で使用される塗料の色で劣化しにくい色についてご紹介していきたいと思います。
劣化しにくい色としては、「白」、「黒」、「青」、「グレー」、「ベージュ」となっています。
それぞれの色の特徴からご紹介していきます。
1,白/ホワイト
劣化しにくい色の代表的なものとして「白/ホワイト」が挙げられます。
実は最も劣化がしにくい色としても知られています。
白色は、太陽光を吸収しにくい特性があることから劣化がしにくいと言えます。
また、色褪せなどをしたとしても見た目的にわかりづらいのも特徴です。
経年劣化で必ず褪せてくるものですが、美観は損なわれないのもメリットですね。
対して、
白色は、汚れが目立ちやすい色としても知られています。
そのため、カビや苔などが生えた際やその他汚れが付着した際には目立ってしまう恐れがあります。
メリット・デメリットをよく理解した上で採用するのがおすすめです。
2,黒/ブラック
次にご紹介する劣化しにくい色は、「黒/ブラック」です。
実は、白に次いで劣化が目立ちにくいカラーになります。
黒は、
カーボンブラックという顔料で、着色力が高く、太陽光によって分解されにくいという特性があります。
したがって、色褪せがしづらい色になります。
メリットも大きい一方で、やはりデメリットもあります。
それは白と同様で汚れが目立ちやすいという点です。
車と同様で黒は、少しの汚れでさえも目立ちやすいのが難点です。
また、
色褪せが始まると、艶がなくなったように見えて見た目上も劣化しているように見えてしまうのもデメリットです。
3,青/ブルー
次にご紹介する劣化しにくい色は、「青/ブルー」です。
実は、白、黒に次いで劣化しづらいカラーとなっています。
青は、光を反射しやすく太陽光・紫外線の影響を受けにくいという特性を持っています。
結構派手なイメージを持たれている方もしれませんが、
劣化が目立ちにくいという点では、かなり優秀な色となっています。
4,グレー
実は、グレーも劣化しにくい色です。
グレーの外壁は、汚れも目立ちにくく、色褪せしても目立ちづらいのが特徴です。
さらに、派手にならず、高級感も残すことができるため人気のカラーとなっています。
5,ベージュ
ベージュもまた劣化しにくい色となっています。
というか、汚れが付着しても目立ちにくいカラーとなっていますね。
さらには、ナチュラルな仕上がりにもできるので人気のあるカラーですね。
白との中間色ということもあって、白はちょっと・・・という方にもおすすめです。
外壁で劣化しやすい色について

先ほどは、外壁に使用する塗料で劣化しにくい色をご紹介していきました。
次は、どういった色を使用すると劣化しやすくなるのかについてまとめていきます。
1,赤/レッド
最も劣化しやすい色は、「赤」となります。
赤色の外壁はあまり見ないですが、実は耐候性が低く、色褪せがしやすいカラーです。
そのため紫外線に弱いのがデメリットです。
さらに、
色褪せが目立ちやすいカラーなので、5年に1度の塗り替え工事が必要となるため、
費用も通常のカラーに比べて高くなります。
2,黄/イエロー
赤色に次いで劣化しやすいと言われているのは、「黄色」になります。
とはいえ、ほとんど赤色と変わらないくらい劣化が早いです。
どちらの色も色褪せがとてもしやすいのが特徴です。
さらに、
汚れが付着すると目立ちやすいというデメリットもあります。
3,緑/グリーン
実は、緑もまた劣化しやすい色として知られています。
とはえ、グリーンカラーを採用している外壁はチラホラ見られますね。
薄いグリーンなどで使われることが多いかと思います。
反対に濃い緑を採用してしまった場合には、
色褪せが目立ちやすくなるため、劣化しているのが誰が見てもわかるようになります。
外壁の色が劣化する原因について

そもそも何故、外壁は劣化するのでしょうか?
どんな色にしたって劣化はするのものですが、何が原因で色褪せなどが起こるのでしょうか?
気になる原因は、以下の通り。
- 1,紫外線
- 2,化学変化
今からその理由についてご紹介していきたいと思います。
1,紫外線によるもの
外壁が劣化する原因として「紫外線」が挙げられます。
人間も紫外線を浴びると、シミやシワの原因になったりしますよね。
これは外壁も同様だったのです。
どのような構造で劣化するのかですが、
色を構成している「顔料」というものがあるのですが、
この顔料の原子結合を紫外線が壊すために劣化します。
従って、
同じお家でも日当たりが良い南側は劣化の進行が早かったりします。
また。日当たりが良い場所にお家がある方も同様ですね。
2,化学変化によるもの
実は、化学変化によっても外壁が劣化する可能性があります。
雨水、酸素、紫外線など様々な影響を受けることによって、
塗料などの化学物質が変化することで色褪せが発生します。
金属屋根やトタン屋根などでは、色が変化したり錆びたりします。
外壁の色の劣化を少しでも抑える方法

外壁や屋根は常に外にあるものですので、
劣化を全くさせないことは難しいですが、少しでも劣化を抑える方法はあります。
事前に知識として知っておくことで、施工時点で対策をすることができます。
今からどういった方法で対策をするのかご紹介していきます。
これから外壁塗装を検討している方は、要チェックです。
1,紫外線に強い塗料を選ぶ
まず、劣化を抑えたいと思うのであれば紫外線に強い塗料を選ぶのがおすすめです。
数あるグレードの中でもラジカル(制御型)塗料を選ぶようにしましょう。
ラジカル塗料は、
耐用年数も高いですし、紫外線にも強いですが、やや高いグレードになります。
しかしながら、それ以上に耐久性があるためメリットも大きいです。
塗料の種類と単価、耐用年数一覧
| 外壁塗料 | 耐用年数 | 平均単価(1㎡あたり) |
|---|---|---|
| アクリル系塗料 | 1000円〜1600円 | 5年〜7年 |
| ウレタン系塗料 | 1800円〜2500円 | 5年〜10年 |
| シリコン系塗料 | 2300円〜3500円 | 7年〜15年 |
| フッ素系塗料 | 3500円〜5000円 | 15年〜20年 |
| ラジカル系塗料 | 2500円〜3500円 | 8年〜15年 |
| 断熱&遮熱系塗料 | 4500円〜5500円 | 15年〜20年 |
| 光触媒塗料 | 5000円〜5500円 | 10年〜15年 |
| 無機塗料の特等 | 4000円〜5500円 | 15年〜25年 |
2,劣化しにくい色を選ぶ
やはり、劣化しにくい色を選んでおくのが最もおすすめな方法です。
ここでもご紹介していますが、主に以下のような色を選ぶようにしましょう。
- 1,白/ホワイト
- 2,黒/ブラック
- 3,青/ブルー
- 4,グレー
- 5,ベージュ
上記のような色を採用することで、少しでも劣化を抑えることができます。
また、汚れも目立ちにくいため、次の塗り替えまでもそこまで酷い見た目にはならないでしょう。
ただし、全く劣化しないというわけではないため、
綺麗なままで次の塗り替え時期までいられるというわけではないので、
そこだけはご理解の上で選択するようにしてくださいね。
外壁で劣化しにくい色としやすい色についてまとめ

本ページでは、
外壁に使用される塗料で、劣化しにくい色としやすい色についてご紹介していきました。
最後にもう一度だけ本記事の内容をまとめておきます。
| 劣化しやすい色 |
・赤/レッド ・黄/イエロー ・緑/グリーン |
|---|---|
| 劣化しにくい色 |
・白/ホワイト ・黒/ブラック ・青/ブルー ・グレー ・ベージュ |
いかがだったでしょうか?
外壁塗装をする際に、色を変えてみようかなと思っている方の中には、
どの色にしようか迷っているという方も多いと思います。
周りと被りたくないから派手なカラーリングにしたいと思う方もいるでしょう。
しかしながら、こうした劣化しやすい・しにくいといったことも考えて決めると、
塗り替えのタイミングを伸ばすことができたりします。
多くの場合には、
業者が人気色などを提案してくれると思いますが、
最終的には自分で決めないといけないと思います。
ぜひ、本記事でご紹介した劣化しにくい色から、
あなたのお家にあったカラーリングを選択して後悔のないようにして下しさいね。
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