外壁塗装工事後に塗り残しや色ムラを発見した時の対処と対策方法
外壁塗装や屋根塗装でたまに見られるトラブルの一つとして”塗り残し”や”色ムラ”などが挙げられます。
長い工事期間が終了しやっと引き渡しとなった後に、塗り残しを発見してしまった場合の対処法方法とは!?
また、事前にそうならないようにするための対策方法を今回はご紹介していきたいと思います。
失敗しないために知識を事前にインプットして工事に臨みましょう!
・外壁塗装で塗り残しや色ムラが起きる原因とは?
・塗り残しや色ムラがあることによる外壁や屋根への影響とは!?
・外壁塗装後に塗り残しや色ムラを発見した場合の対処方法とは!?
・塗り残しや色ムラを出さないための対策方法とは!?
外壁塗装で塗り残しや色ムラが発生する原因とは!?
これから外壁塗装や屋根塗装を行うという方の中には、いろいろなことが初めてで戸惑っているという方もいるでしょう。
意外にもトラブルが起きることも多いこの業界。
今回は、工事完了後に発見してしまった「塗り残し」や「色ムラ」が何故発生してしますのか、その原因についてご紹介していきます。
原因1:単なる業者側のミスによるもの
プロと言っても職人さんもやっぱり人間です。
普段は、とっても丁寧でしっかりとした仕事をする方でもちょっとしたことで簡単なミスを起こすことはあります。
特に、目立たない箇所の塗装忘れなどが見受けられます。
ただ、このようなミスを起こしてしますと職人さんも信用問題に関わってきますので、大抵は何かしらの工夫で対策をしているはずです。
例えば以下のようなものになります。
・テープなどで目印をつけておく
・養生テープを貼っておく
・塗装し忘れそうな箇所については先に作業を進めておく。
・塗装を中断せずに行う
上記のような工夫の他、職人さんによってはもっと自分だけにわかりやすい工夫をしている方もいるかもしれません。
このような工夫があり、塗り忘れなどを防いでいます。
原因2:途中、天候などにより工事の中断期間があった
外壁塗装は基本的に天候に大きく左右される工事となります。
そのため、雨などが続いて工事が中断してしまうとどこまで作業を進めていたのか分からなくなってしまうことがあります。
特に、梅雨の時期や台風シーズンなどでは中断することが多いです。
上記のような天候に恵まれない時期の工事では、
大幅に作業が中断してしまうこともあり、実際にプロであっても期間が空くことにより塗り残しが起きてしまうことがあります。
原因3:クリアー塗料を使用したことによるもの
外壁塗装工事では、クリアー塗料と呼ばれる無色透明の塗料が使用される場合があります。
この塗料は、顔料が配合されていないことから透明色であり、一見すると塗装したのかどうか分かりづらいものになります。
そのため、この塗料を使用する場合には、塗装したのかどうか光の反射などでよく判断しなければいけません。
上記のような理由からクリアー塗料を使用する場合には、塗り残しが起こりやすい傾向になります。
また、上記のようなことからエスケー化研という塗料メーカーより、
塗り残しを防止できるクリアー塗料が発売されています。
こちらは、薄紅色をした塗料となっていますので塗装時には塗ったかどうか分かりやすく、そのまま塗装してから時間が経てば、
徐々に透明になっていくというものになります。
クリアー塗料を使用するという場合は、業者とよく相談することをおすすめ致します。
塗り残しや色ムラがあることによる外壁や屋根への影響とは!?
外壁塗装を終えて、綺麗な家を見て満足・・・・
しかし、「ん!?これって塗り残し!?色ムラみたいのがあるな・・・まあめんどくさいし目立たないからこのままでいっか」なんて思っている方いませんか?
一部分の塗り残しからもしれませんがそのままにしておくと結構マズイです。
では、放置しておくことでどのような影響が出てくるのか見ていきましょう!
影響1:見栄えがとても悪くなる(美観が損なわれる)
塗装とは、外部からのダメージを保護するためもありますが、家の雰囲気にも大きく左右します。
どのような色の塗料を使うかによって、印象が変わってきますよね。
例えば、外壁はしっかり新しい色になったのに、窓のサッシなど一部分だけ塗り残しが起きており、
そのため変な感じで目立っているなんてことになったら、せっかく費用をかけて工事したのにみっともないですよね。
すべての塗装が終了して綺麗になるのであって、
一部分だけ元のまま、もしくは下塗りのみなんてことはあってはいけないことです。
したがって、目立たない部分のチェックもしっかり行いましょう!
影響2:外壁や屋根を保護できない
塗り残しがある事による重大な影響といえば、外壁や屋根を十分に保護することができないという事。
つまり、せっかく家を長持ちするために外壁塗装を行ったのに、
しっかり塗装されていない事によってダメージが蓄積され、すぐにまた塗装工事をしなければいけない状態になってしまう可能性があるという事です。
「でも、少しだったら大丈夫なんじゃない!?」
このように御考えの方もいる事でしょう。
しかし、それは大きな間違いです!
そもそも外壁塗装をする際には、高圧洗浄や下地処理などでゴミや壊れている部分をしっかり綺麗にします。
しかし、塗装をしないままだと、人間でいえば裸の状態と言えます。
つまり、塗り残しがあるという事はそのような状態で雨や風などの外部からのダメージを直接受ける訳ですから、
当然、家内部にダメージが蓄積される事は間違いありません。
したがって、塗り残しを放置しているという事は、
下手をすると、塗装工事をする前よりひどい状況になる可能性があるという事です。
本体の耐用年数より短縮されるだけでなく、雨漏りやその他重大な劣化が見られる可能性もありますので注意ください。
外壁塗装後に塗り残しや色ムラを発見した場合の対処方法とは!?
外壁塗装の工事完了後、引き渡しをした後に塗り残しなどを発見した場合、どのような対処をするのがベストなのでしょうか?
どのような対処をすれば良いか分からなくなって、テンパってしまう方もいるかと思いますが、
冷静になり、しっかり対処していきましょう。
どのような方法があるのか、ご紹介していきます。
対処方法:業者にすぐに連絡する
工事が完了してから何故か、一部分だけおかしい箇所があるという場合、塗り残しの可能性もありますが、
そもそも塗装される箇所ではない事があります。
これらについては、契約書や見積書に記載されている事もありますが、すぐに業者に連絡した方が早い場合もあります。
こちらの勘違いの可能性も踏まえて、クレームのような話し方はせずに丁寧に状況を説明してください。
また、仮に業者側のミスによる塗り残しや色ムラだと確定した場合には、
基本的には無償で補修しに来てくれるはずです。
これに関しては、どの業者であっても同じはずです。
ただ注意が必要なのは、工事終了から時間が結構経ってしまっている場合には対応してもらえない事もありますので注意が必要です。
外壁塗装で塗り残しや色ムラを出さないための対策方法とは!?
最後に、外壁塗装で塗り残しや色ムラなどのトラブルが起きないように何かできる事はないのか!?
という事で、事前に対策方法として有効であると思われる方法をご紹介していきたいと思います。
これをすれば完全に防げるという訳ではありませんが、発見が早まったり大きなトラブルにならないで済む可能性があります。
是非、チェックしてみてください!
対策方法1:自分でしっかり確認する
外壁塗装の工事が完了した時点で、業者の立ち合いで最終確認を行います。
通常であれば、なんとなくできているので大丈夫という流れになる事が多いと思います。
ただ、この時に仮に塗り残しなどの何かしらの不具合やミスが発見できればすぐに対応してもらう事ができます。
また、もしこの時に発見できなくて後日発見した場合には業者側のスケジュールで対応が遅くなることも考えられます。
したがって、必ず自分の目で隅々まで業者と一緒に最終点検をすることをおすすめします。
対策方法2:第三者機関にチェックしてもらう
これに関しては、ほとんどの方は行いとは思いますがトラブルを絶対に起こしたくない方向けになります。
最終確認の時に、素人の目ではどこに塗り残しがあるかわかりない、塗装を実施した職人さんでも見落としてしまう場合もある。
となると、全く関係の第三者機関に最終チェックを行ってもらうことでしっかりミスを発見することができます。
ちなみに、第三者機関を使った点検を実施するには「住宅瑕疵担保責任保険」に加入している業者に依頼しなくてはいけません。
この保険に加入している業者の場合、塗装工事の際に加入を希望でき、
そうすることで、工事完了後に検査員の方が現場まで来てくれて、最終チェックをしてくれます。
ただ、注意しておきたいのが「住宅瑕疵担保責任保険」に加入している業者に限るということ。
こちらのサービスを受けたい方は、契約する際に事前に業者に聞いておくことをおすすめします。
対策方法3:信頼できる業者にお願いする
これは、誰でもわかることだとは思いますが悪徳業者にはお願いせずに、信頼できる業者にのみお願いする事が第一です。
そもそも塗り残しがどうのこうのという話ではなく、全体で手抜き工事が行われてしまう可能性があります。
そのような事が起きないように信頼できる業者に頼むのがベストです。
また、業者によっては作業の進み具合などを細かく連絡してくれるところもあります。
さらに、チェックシートや連絡ノートなどをつけてくれるという業者もあるようです。
そのような業者ではなくても、信頼できる優良業者であれば、塗り残しがあった場合にはすぐに補修をしてくれると思います。
依頼する側としては、逐一連絡をしていただける事が信頼につながりますよね。
是非、業者選びからしっかりとご検討してみてください。
外壁塗装工事後に塗り残しや色ムラを発見!?まとめ
ここまで長い間、お付き合いいただきありがとうございました。
今回は、外壁塗装工事後に業者によるミスである「塗り残し」や「色ムラ」があった場合の対処方法などをご紹介していきました。
いかがでしょうか?
今、上記のような状態でお悩みの方は少しは解決に近づきましたでしょうか?
まず、塗装工事後に塗り残しなどを発見した場合は「すぐに業者に連絡」をしてください。
発見が早ければ早いほど、対応が早くなりますし、無償で補修に来てくれます。
また、依頼主の立場からしても時間が経てば経つほど、連絡しづらい心理状況になるはずです。
特にクレームなどを入れづらい方には、辛いでしょう。
しかし、塗り残しをそのまま放置しておくのはとても危険な状態ですし、
明らかに業者側の不手際であればしっかり補修してもらうのがベストです。
高い費用をかけているのですから、しっかり最後まで工事をしてもらいましょう!
今、お悩みの方はまずは業者に連絡をして解決策を一緒に考えてみてください。
外壁塗装フォーラムでは、
塗り残しなどが出ないよう、経験豊富なスタッフ陣が丁寧に施工&アフターケアを行っています。
初めて外壁塗装を行うという方や、業者選びで迷っている方は、まずは気軽にお問い合わせください。
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