ウレタン塗料の価格や特徴とは!?耐用年数やメリット&デメリットについて
外壁塗装を行う際に悩むところといえば塗料の選択でしょう。
今回は、とりわけ比較されることが多いウレタン塗料とシリコン塗料から、ウレタン系塗料に絞ってその価格(単価)や耐用年数といった特徴をご紹介します。
また、シリコン含むその他の塗料とのメリットやデメリットも合わせてご説明します。
・ウレタン塗料について(特徴)
・ウレタン塗料の価格及び耐用年数について
・ウレタン塗料のメリット&デメリット(その他の塗料との比較)
・ウレタン塗料を使用するかどうか悩んだ際に考えること
ウレタン塗料とは!?
外壁塗装や屋根塗装で使用されるウレタン塗料とは一体どのような塗料のことを言うのでしょうか?
ウレタン塗料とは、ウレタン系樹脂を主成分とした外壁及び屋根塗装に使用される塗料の事です。
一昔前の外壁塗装では、一般的(メジャー)だった塗料となります。
現在は、一つグレードが高い「シリコン塗料」がメジャーとなっています。
しかし、現在でも全く使用されていないというわけではなく、雨樋や破風板などの付帯部で使用される事はあります。
ウレタン塗料の特徴として挙げられるのは、
密着性に優れており、とても柔らかい性質という事が言えるでしょう。
そのため、木材など様々な部分への塗装が可能な塗料と言えます。
ウレタン塗料の価格と耐用年数について
外壁塗装で使用される「ウレタン塗料」がどのような塗料なのかは少しは分かってきたと思います。
しかし、大きな買い物となる外壁塗装や屋根塗装。
耐久性や特徴を言われても、結局は予算から考えてしまう・・・・
そんな方に向けて、実際に使用する場合、どれくらいの価格(費用)がかかるのかを見ていきましょう!
まずは、塗料のグレードと価格の相場を見ていきましょう!
外壁塗装の各塗料のグレードと価格(単価)と耐用年数 一覧
塗装の種類 | 価格(単価)/1㎡ごと | 耐用年数 |
---|---|---|
アクリル系塗料 | 1,000~1,200円/㎡ | 4~8年 |
ウレタン系塗料 | 1,800~2,000円/㎡ | 6~10年 |
シリコン系塗料 | 2,500~3,500円/㎡ | 8~14年程度 |
フッ素塗料 | 3,500~4,500円/㎡ | 15~20年 |
無機塗料 | 5000~5500円/㎡ | 15年~20年ほど |
遮熱塗料/遮熱断熱塗料 | 5000~5500円/㎡ | 15年~20年ほど |
光触媒塗料 | 5000~5500円/㎡ | 15年~20年ほど |
ウレタン塗料とシリコン塗料を比較した場合の価格差について
塗装の種類 | 価格/30㎡で計算 | 耐用年数 |
---|---|---|
ウレタン系塗料 | 70万円程度 | 6~10年 |
シリコン系塗料 | 85万円程度 | 8~14年程度 |
上記のように、外壁塗装や屋根塗装で使用する各塗料のグレードごとの価格や耐用年数を見た後に、
ウレタン系塗料とシリコン系塗料の価格差についてまとめてみました。
今回は、平均的な戸建てのお家(30坪)での計算でどのくらいの価格差及び耐用年数の差が出るのかをご紹介しています。
表を見ればすぐにわかる事で分かりますが、
価格差は、約15万円程度となっていますが耐用年数が多少異なってきます。
そのため、シリコン系塗料の方がコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
そのため、現在では多くの方がシリコン塗料を選択しているという現状があります。
ウレタン塗料のメリット&デメリットについて
ここまでご覧になった方は、もうウレタン塗料の事を少しずつ理解してきたところだと思います。
では実際に使用した場合、どのようなメリットがあって、どのようなデメリットが存在するのでしょうか?
ウレタン塗料の特徴から利点、そしてマイナスとなる点についてご紹介していきたいと思います。
ウレタン塗料の良いところ(メリット)
ウレタン塗料の長所として挙げられるの以下の通り。
・密着性に優れている
・光沢感がある
・柔らかい性質のため、様々な箇所へ塗布する事ができる
・ひび割れをおこしづらい
ウレタン塗料の悪いところ(デメリット)
ウレタン塗料の短所として挙げられるの以下の通り。
・耐用年数が割と短めである
・黄色く変色してしまう可能性がある
・湿度が高い場合、使用する事ができない
・汚れやすい
ウレタン塗料を使用するかどうか迷った時には!?
では、実際にウレタン塗料を使用するか、シリコン塗料を使用するか迷った場合はどうすれば良いのでしょうか?
今回は、そのような際に考えるべきことをまとめてご紹介していきたいと思います。
是非、現在迷っているという方がいれば最後までチェックしてみてください!
1,長期的な視点からから考える!
これはどの塗料を使用するか迷っている方にも同じようなことが言えますが、
外壁塗装または屋根とそうどちらにせよ、全て費用から考えるのはやめてください。
例えばウレタン塗料で言えば、外壁の塗料でグレード的にはしたから2番目となります。
つまり、費用面ではとても助かる塗料とも捉えることができるでしょう。
ただし、耐用年数を見てみるとやはりウレタン塗料よりもシリコン塗料の方が勝っていますよね。
確かに、初期費用と考えれば安い方に氏がちではありますが、
長期的な視点から考えた時に、結局はシリコン塗料の方が良いという場合もあります。
もちろん、お住いの地域や劣化状況、その他諸々の全てを考慮した上での選択となります。
是非、長い目で快適なお家に住めるように検討をしてみてください。
2,お金がない場合は費用面から考えることも
先ほど、費用面だけで検討するのはやめてください。というお話をさせていただきました。
ただし、どうしても今はお金がなく、なるべく安く済ませたいというお客様もいることでしょう。
このような方は、多少の耐久性は劣ってしまいますがウレタン塗料を選択するのが好ましいでしょう。
しかし、ローンや分割などで支払いができそうな場合は、長い目で塗料の選択を検討することをおすすめ致します。
3,業者に相談してみる!
どうしても塗料を決めることができない場合、またどうすれば良いのか自分では決めることができない場合は、
迷わず業者にどうすればベストなのかを相談してみましょう!
余程の悪徳業者でない限りは最善の提案をしてくれるはずです。
また、予算面で余裕がある場合にはグレードの高い塗料を使用を勧められる場合もありますが、
その場合には何故、そのような提案をしたのか詳しく聞いてみることをおすすめします。
全ての業者がお客様のためを思って提案をしているとは限りません。
最後はあなたが決定するのですから、提案はあくまで提案とし、何故そのような提案をされたのかをしっかりと聞いて、
理解した上で決定を行うことが重要です。
ウレタン塗料の価格や特徴についてまとめ
ここまで、長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。
本記事をご覧になる前に、「ウレタン塗料」について何かしらの疑問やお悩みを持っていたと思いますが、
少しは解決の糸口を見つけることはできましたでしょうか??
外壁塗装や屋根塗装で使用される塗料は本当にたくさんあります。
グレードごとにメーカーごとに、たくさんの塗料があるのでその効果やカラーなど、どうしても迷いがちですよね。
恐らく、本記事をご覧になっているということはウレタン塗料がその選択肢の一つになっている方だと思います。
多くの方がシリコン塗料とウレタン塗料を比較されるので、もしかしたらあなたもそうかもしれませんね!
本記事を読んで見て、どの塗料にするか決まったかはわかりませんが、
少しでも役に立っていれば幸いです。
ウレタン塗料は、最近では使用されることが減少されつつありますが、まだ付帯部で使用されるなど活躍しています。
是非、塗料を選ぶを際には長期的な視点から検討し、価格だけでない部分もしっかりと把握した上で決定を行ってくださいね!
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