屋根塗装の剥がれの原因とは!?対策についても解説
屋根塗装に剥がれが起きてしまっている時点で早急な対処が必要な状態です。
そのまま放置しておく事で、「雨漏り」や「屋根材のダメージ」に繋がります。
本ページでは、何故屋根塗装に剥がれが発生するのか、その原因と対策について解説しています。
今から塗り替えを検討している方、実際に何か劣化が見られている場合には、最後までチェックしてください。
・屋根塗装の剥がれは経年劣化や施工不良などが原因
・屋根塗装の剥がれを放置すると雨漏りなどの劣化に繋がることもある
・対策は、優良な業者に依頼して安心できる工事をしてもらうこと
屋根塗装の剥がれの原因について
屋根塗装は外壁と同様に、約10年前後に1度行うのがベストと言われています。
しかしながら、実際には外壁に比べて劣化している事が多いのも現実です。
これは、日々雨や風などにさらされている面積が多いのが原因です。
したがって、
屋根塗装の劣化というのは、ある程度の年数が経てば見られるものです。
なので、今そのような症状があるからと言ってすぐに焦る必要はありません。
ただし、
長期に渡り、放置しておく事で重大な劣化に繋がる恐れがありますので、
できる限り、お早めに業者に補修してもらう事が大切です。
今回は、そんな屋根塗装が何故、剥がれてしまうのか?
その原因についてまずはご紹介していきたいと思います。
屋根塗装の剥がれの原因一覧
- 1,経年劣化によるもの
- 2,不十分な乾燥時間
- 3,洗浄が甘かった
- 4,下地処理が不十分
- 5,不十分な下塗り
- 6,適切な塗料の選択ができていない
- 7,悪天候下での施工
- 8,塗装できない素材に塗装してしまった
原因1:経年劣化
屋根塗装の剥がれの原因として、一般的に最も考えられるのは「経年劣化」によるものです。
先ほども少しだけ触れましたが、屋根は家の中でも最も過酷な場所にあります。
そのため、普段から雨、風、紫外線などに晒され、ダメージを受けています。
いくら耐用年数が長い塗料を使用していたとしても、
これだけ、毎日外部からのダメージを受け続けると少しずつ劣化していきます。
屋根塗装の塗膜の劣化は、おおよそ約8年〜10年程度で見られるでしょう。
劣化として起こるのは以下のようなものです。
・クラック(ひび割れ)
・シーリングの剥がれ
など
屋根に何かが当たる事で起きるクラック。
これは劣化でも起きる事があります。
また、シーリングという水を中に侵入させない役割を果たしている部分の剥がれによって、
屋根塗装にダメージが起きている場合もあります。
上記のような劣化は、主に経年劣化で見られるものです。
既に前回の塗装から10年前後が過ぎている場合には、
塗り替えのサインとなるので、早急に補修をしてください。
原因2:不十分な乾燥時間
屋根塗装では、
塗装を全部で3回行うのが通常の流れとなります。
さらに、塗装は1回ごとに適切な乾燥時間を設ける必要があります。
これの理由は、
塗料をしっかりと密着させて、塗膜をしっかりと生成するために、
上から塗る際に前回塗装した塗料が乾燥していないといけないのです。
しかしながら、
業者の中には、乾燥時間を待たずに次の塗料を上から塗ってしまったり、
強制的に塗装面を熱する事で、短縮する業者がいます。
このように適切な乾燥時間を設けないと、
最終的には、施工不良を起こしてしまって、結果的に屋根塗装の剥がれに繋がります。
原因3:洗浄が甘かった
塗装をする前に、塗装面をしっかりと洗浄する作業があります。
この段階では高圧洗浄機を使って、綺麗に汚れやカビなどをとります。
また、前回の塗膜もここでしっかりと取り除いておく必要があります。
しかしながら、
この洗浄作業を適切に行わないと、新しく塗装をしても、
しっかりと塗膜が密着せずに、剥がれの原因となる事があります。
また一見、綺麗に塗れているように見えても、
数年後には、屋根塗装が剥がれてしまう事があるため、施工不良と言わざるを得ません。
原因4:下地処理が不十分
塗装前には、洗浄だけでなく「下地処理」と呼ばれる作業も行います。
これは、旧塗膜をきれいに取り除く作業、補修箇所があれば補修する作業です。
例えば、高圧洗浄だけでは取りきれなかったサビや汚れなどを手作業で落としていきます。
ここで最終的に塗装面を綺麗にしておかないと、
先ほどと同様に、塗膜が密着せずに、結果的に施工不良となります。
下地処理は、とても大切な工程となるため、
必ず、職人さんが実際に見て判断して、手作業で行う必要があります。
悪徳業者の場合には、適当な処理を行う可能性があります。
原因5:不十分な下塗り
屋根塗装では、全部で3回の塗装を行います。
これは、下塗り、中塗り、上塗りと3回の工程があるためです。
特に下塗りの塗料は、仕上げ塗料の密着をよくさせるためにも重要な役割を担っています。
しかしながら、
「下塗りを行わなかった」
「適当な下塗りをしてしまった」
「下地の吸収が収まらない状態で下塗りをしてしまった」
上記のような下塗り作業では、
確実に施工不良を起こしてしまって、しっかりと塗膜が密着できずに、
結果的に屋根塗装の剥がれの原因となってしまいます。
原因6:適切な塗料の選択ができていない
塗料の選択は屋根塗装においてとても重要です。
屋根材と塗料の相性はもちろん、下塗りと上塗り塗料の相性も重要です。
また、塗布量なども関係があるため、技術のある職人さんが実際に選定する必要があります。
これらの相性を無視して、
塗料を選定して塗装を行なった場合には、当然ですが塗膜が密着せず、
施工不良によって、結果的に剥がれの原因となります。
普通で考えれば、あり得ない事なのですが、
技術力がない業者、実績がない業者、悪徳業者の中には
このような初歩的なミスを起こす事があります。
予算だけで業者選びをするのではなく、
実績や技術力などをしっかりと把握した上で、判断するのがベストです。
原因7:悪天候下での施工
実は屋根塗装をする上で、適切な天候条件が決められています。
それは「気温5度以下、または湿度が85%以上」の環境で塗装を行うべきではないというものです。
これは、上記の環境下では塗料がしっかりと乾燥しない恐れがあるためです。
また、
乾燥だけでなく、工事中に雨が降ってきてしまったり、
結露の発生など、塗膜の形成に支障をきたす可能性がある事が考えられます。
もちろん、湿度や温度上、するべきではない日でも
塗装を行うことは可能かもしれませんが、
色々な事を考えると、天候が良い日に工事をすべきだと思います。
当然ですが、
悪天候時の塗装作業は、施工不良を起こしやすく、
屋根塗装の剥がれの原因になりかねません。
原因8:塗装できない素材に塗装してしまった
屋根塗装を行う際に、塗装ができないorできるがベストではない素材に
塗装をしてしまったりすると、剥がれの原因となりやすいです。
例えば以下のような素材は塗装にあまり向いていません。
・アルミ
・鉄
・直貼りのサイディングボード
など
塗装ができないというよりかは、
塗装をしたとしても、結果的に剥がれを起こしやすくなってしまうというのが真実です。
ただし、
ほとんどのお家では、普通に塗装ができるはずですので、
ここの心配はいらないのではないかと思います。
屋根塗装の剥がれを放置するとどうなる?
屋根塗装の剥がれを発見したけれども、すぐに補修はしなかった。
このような場合には、今後どんな事が起きるでしょうか?
考えられる劣化についてご紹介していきたいと思います。
雨漏りの危険性
屋根塗装に剥がれが見られている場合、放置しておくと「雨漏り」を起こす危険性があります。
これは、時間をかけて内部に侵入した雨水が原因です。
剥がれというのは、塗料の効果が切れている状態ですので、当然ながら外部からのダメージをモロに受けてしまいます。
とはいえ、
剥がれがすぐに「雨漏り」の原因となるわけではなく、
時間をかけて大きな劣化に通ながるというイメージです。
しかしながら、
剥がれを放置しおくことは、あまり良い事ではないので、
できるだけ早く、補修を行う事をオススメ致します、
屋根塗装の剥がれが起きてしまった時の対処方法
もし、屋根塗装の剥がれを発見した場合、できる対象方法についてご紹介していきたいと思います。
施工業者に連絡
屋根塗装の剥がれを発見したときに「施工不良」が疑われる場合には、
まずは施工した業者に症状を話して相談しましょう。
施工不良の場合には、施工から2年〜3年程度で劣化が見られるはずです。
業者によっては保証期間を設けていることもあります。
この期間中であり、保証内容によっては無償で補修を行ってくれる事があります。
したがって、まずは保証内容を確認しましょう。
しかしながら、施工不良を起こす業者の場合、
悪徳である事が多く、保証をしてくれないことも多いです。
そのため、泣き寝入りする形になってしまうなんてお客様が結構いらっしゃいます。
当然、保証期間・保証内容ではない場合、
施工不良だと認めない場合には、有償で補修するほかありません。
すぐに補修する
「施工不良だったが、施工した業者が無償で補修をしてくれなかった。」
「経年劣化で屋根塗装に剥がれが発生した」
なんて場合には、塗装業者を探して、補修をしてもらいましょう。
屋根塗装の剥がれは、
放置しておくと、「雨漏り」を発生する原因となります。
できる限り、早急に対処しておくと費用も最低限で済む事が多いです。
雨漏りが発生している場合には、補修費用も高くなるので注意が必要です。
優良な業者を選ぶ方法について
屋根塗装の剥がれを補修&塗り替えする際に、
どうしたら優良業者を選べるのか、そのポイントについてご紹介したいと思います。
今検討中の方は、是非最後までチェックしてみてくださいね!
過去の実績を見る
業者を選ぶ際には、
過去にどのような塗装工事を行なってきたのか、その実績を見せてもらう事が大切です。
現在は、HPを持っている業者も多いので、ネットなんかで簡単にチェックできますよね。
悪徳業者ですと、
この実績をあまり見せてくれないこともあります。
まずは、これまでにどのような工事をしてきたのかを見ることでなんとなく業者の技術力などをイメージする事ができるでしょう。
地元密着型業者を選ぶ
よくネットなんかで一括サイトなどを見かけますが、
あのようなところで業者を探すのではなく、地元で密着して評価の高い業者を選ぶ事がオススメです。
このような業者は、HPもなかったりしますが、
技術力も高いですし、対応力も柔軟です。
また、マージンが取られることもないので、余計な費用もかからず、人件費の削減なども行いません。
マッチングサイトや一括検索サイトのようなところでは、
紹介料が発生する事で、その分費用を高くするか、
施工において人件費などを削減しなければいけません。
結果的に、
削減した分、良い工事が行えないので、あまりオススメできません。
見積書を確認する
悪徳業者の場合、見積書が適当だったりします。
例えば「1式」となっていたり、「〜パック」なんてなっていたり。
また、相場より異様に安く提示された場合にも注意が必要です。
先ほども申しました通り、
塗装工事では、相場以上に安くすることは材料費や人件費を考えるとまず難しいので、
安すぎる場合には、施工不良を起こす可能性が高いと考えた方が良いでしょう。
したがって、
見積書が適当だったり、異様に安い場合には、相見積もりをとる事をオススメします。
屋根塗装の剥がれの原因についてまとめ
本ページでは、
屋根塗装の剥がれの原因について簡単にまとめていきました。
最後に簡単に振り返ってみましょう。
まとめ
- 屋根塗装の剥がれの原因は大きく分けて経年劣化・施工不良が原因
- 施工不良による剥がれの場合には施工業者に連絡しよう
- 保証期間・保証内であれば、無償で補修してくれる可能性も
- 業者が対応してくれない場合には、有償で補修が必要
- 施工不良を起こさないためにも優良業者に依頼するべき
いかがだったでしょうか?
屋根塗装の剥がれは、主に「経年劣化」および「施工不良」が原因となっています。
前者の場合には、一般的な塗り替え時期と判断して良いでしょう。
ただし、後者の場合には「施工不良」が原因なので、
放置しておくと、少しずつ屋根材が劣化していきますので、
早急に施工業者に状況を説明しましょう。
施工不良を起こさないためにも、
「優良業者」に依頼する事が何よりも大切です。
是非、業者選びから真剣に検討してみてください。
また、今屋根塗装の剥がれで悩まれている方は、我々に気軽にご相談ください!
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お電話の際は、HPを見たと一言ください。