漆喰の外壁のメリット&デメリットとは!?補修費用やメンテナンスを解説
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漆喰の外壁に憧れるなんて方いませんか!?
自然由来の素材にこだわりたい、古風なイメージにしたいという方に向けて、
漆喰とは何か、外壁に採用する際のメリットやデメリット、そして補修費用やメンテナンスなどについて解説していきたいと思います。
漆喰での外壁塗装を検討中の方は要チェックです!
・漆喰(しっくい)について
・漆喰(しっくい)のメリット&デメリットについて
・漆喰の外壁の汚れの補修方法と費用について
・漆喰の外壁のメンテナンスについて
・漆喰の外壁の注意点について
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漆喰(しっくい)とは何!?
「漆喰(しっくい)」と聞いてすぐにどのようなものか頭に浮かびますか!?
詳しい方がとお分かりになる方もいるかと思いますが、よく理解できていないという方も多いと思います。
まずは、こんな素材が外壁に使われているんだという事を知る事が大切です。
では、今からこの「漆喰(しっくい)」がどのようなものなのかをご紹介していきます。
漆喰(しっくい)の特徴とは?
「漆喰(しっくい)」とは、
消石灰(水酸化カルシウム)や炭酸カルシウムが主成分となっている素材の一つ。
主に、外壁材や瓦・石材の接着剤としての役割を担っています。
「漆喰(しっくい)」なんて初めて聞いたよなんて方もいるかと思いますが、
実は、我々が生まれる前の大昔から使われてきた素材であり、
古くは城郭や民家、土蔵などに使用されており、今でも採用されている素材になります。
実は今環境保全の問題や自然に拘る方も多い事から、
再び注目されている素材となっています。
漆喰の耐久性は約100年!?
「漆喰(しっくい)」は、
二酸化炭素を吸収しながら、長い年月を経て硬くなってきます。
そのためか、耐久性が約100年なんて言われる事もあります。
ただし、これはあくまで定期的なメンテナンスを行った場合であり、
手を抜くといくら漆喰でもそこまで耐久する事はできません。
今でも城郭などに採用されているのはこのような理由からでしょう。
漆喰の種類とは!?
「漆喰(しっくい)」にはいくつか種類が存在します。
メインとなるのは、以下の5種類となっています。
本漆喰(ほんしっくい)
既調合漆喰(きちょうごうしっくい)
土佐漆喰(とさしっくい)
琉球漆喰(りゅうきゅうしっくい)
その他
それぞれ漆喰ではありますが、
混ざっている素材が異なりますので、使用する際にはよく検討した上で決定をしてください。
漆喰(しっくい)のメリット&デメリットとは?
「漆喰(しっくい)」がどのような素材なのかを先ほどはご紹介させていただきました。
では、今から使用する際にどのようなメリットが存在するのか、
またどのようなデメリットがあるのかを解説していきたいと思います。
しっかりと良い点だけでなく、悪い点も把握した上での検討が大切です。
漆喰のメリットについて
実は、今では住宅に採用される事が少なくなった「漆喰(しっくい)」ですが、
とても多くのメリットを持つ素材なんです。
先ほど、耐久性についても触れましたがこれだけでなく実に多くの良い点がありますので、まずはご紹介します。
・強い防水性
・和風はもちろん、洋風のデザインにする事も可能
・ホルムアルデヒドなどの化学物質や二酸化炭素を分解・吸収してくれる
・防カビ効果
・耐久性・耐火性がある
・防音性
上記のように、強い防水性を持っているだけでなく、
耐久性もあるほか、防臭効果やカビを生えにくくする効果などもあり、お家を長持ちさせるのにとても活躍する素材と言えます。
とても優秀な機能性であり、素晴らしい外壁材です。
漆喰のデメリットについて
メリットを知って、採用したくなる方も少しはいるかと思います、
ここで即決するのはまだ早いかもしれません。
というのも、しっかりとデメリットも事前に把握しておく必要があるからです。
・施工期間と施工費用が高くなりがち
・傷がつきやすい
・しっかりと施工ができる左官屋が少ない
・独特の臭いが気になる
まず、漆喰を採用する場合、乾燥時間をその他の施工と比べると長く取らなければいけないことで、施工期間が伸びます。
さらに、費用も少々高くなる場合が多いです。
その他にも施工後の臭いが気になったり、引っ掻いたりすると傷がつきやすかったり、
水を弾かなかったりと、悪い点はいくつか存在します。
まずは、しっかりと悪い部分にも目を向けて把握しておきましょう。
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漆喰に汚れやカビが発生した時のメンテナンス方法について
もし、「漆喰(しっくい)」の外壁を採用しており、
汚れやカビが生えてしまった場合にはどのようにして綺麗すれば良いのでしょうか?
そんな時の補修方法についてご紹介していきたいと思います。
軽い汚れは消しゴムや水洗いで落とせる!
例えば、漆喰の外壁に軽度な汚れを発見した時には、
消しゴムや水洗いで簡単に落とす事が可能です。
自分でも簡単に綺麗に補修できる点も漆喰のメリットとしての重要なポイントとなります。
カビが生えてしまった場合の補修方法
また、軽度な汚れではなくカビが生えてしまっているのとを発見した際には、
このような場合には、もしかしたら水洗いや消しゴムでは落ちない可能性があります。
その場合、塩素系漂白剤を水で薄めて、布で拭き取っていただくと綺麗に落ちるかと思います。
ただし、注意点がありまして、
酸性の洗剤だけは絶対に使用しないでください。
とういうのも、漆喰は主成分が水酸化カルシウムな為、アルカリ性だからです。
この点だけ注意してください。
漆喰の外壁の補修費用について
もし、あなたのお家の外壁が漆喰(しっくい)で、プロにお願いして補修する必要がある場合、
どれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
外壁塗装というと、全体で100万円前後はかかるのが当たり前です。
ともなると、漆喰の外壁の塗り替えは一体どうなってしまうのでしょうか?
まずは、補修費用がどの程度なのかチェックしましょう!
1,漆喰で外壁を塗り直す場合の補修費用
現在の外壁が漆喰となっており、再び漆喰での塗り替えを検討している場合には、
おおよそ6,000円〜/㎡の単価がかかります。
ただし、これはあくまで一例にすぎず、業者によっても値段はまちまちですので参考程度にお考え下さい。
2,その他の塗料で塗り替えをする場合の補修費用
また、漆喰の外壁を別の外壁用塗料で塗り替える場合には、
3,500〜/㎡程度の単価がかかります。
ただし、この時に一般的な外壁塗料での塗り替えはできず、特殊な塗料を使用しての塗り替えとなります。
もちろん、あくまで目安となる金額ですので、業者や状態によって前後する場合があります。
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漆喰の外壁を採用する際の注意点とは?
ここまで、漆喰について解説させていただきました。
実際に、現在お家の外壁が漆喰を採用しているという方、そしてこれから検討しているという方に、
注意てして欲しいポイントがいくつかありますので、それについてご紹介していきたいと思います。
1,漆喰の外壁に一般塗料を塗って剥がれないように注意
漆喰が採用されている外壁の塗り替え時に、一般的な外壁塗料を使用するのはやめましょう。
というのも、仮に塗ってしまった場合、1~2年で剥がれてしまう恐れがあります。
その為、必ず特殊な専用の塗料を使うようにしましょう。
絶対にこれ!といった塗料が存在するわけではないので、
あなたのお家の漆喰に合った塗料を使用することをオススメします。
2,定期的なメンテナンスを欠かさない!
「漆喰(しっくい)」はしっかりとメンテナンスをすることで、耐久性100年を実現できる素材です。
実際に、丁寧に補修され続けている寺や民家などは今でも現役です。
また、メンテナンスの期間は約15年に1度と言われていますので、通常の外壁塗装に比べてもそこまで手のかかるわけではありません。
しっかりとメンテナンスをすることで、徐々に硬くなっていき、
その機能性がさらに高まって、より丈夫なお家を作ってくれます。
さらに、定期的にメンテナンスを行うことで毎回のコストも最低ランクで済みます。
ひび割れなどを起こすとさらに費用がかさみますので、コンスタントにプロに見てもらいましょう。
漆喰についてまとめ
今回は、外壁に使われている「漆喰(しっくい)」について解説させていただきました。
最後までご覧になっていただきありがとうございました。
ここまでお疲れ様でした。
実は、大昔から使われている「漆喰」。
とても丈夫であり、優秀な機能性を持っている素材です。
しかし、現代では住宅に採用されることは少なくなっています。
ただし、今自然由来の素材ということで再び注目が集まっています。
メンテナンスを面倒臭いと思う方も多いとは思いますが、
どんなお家でも定期的に補修しないといつかは損壊してしまいます。
大きな劣化が見られる前に、プロに補修してもらうことでコスト的にも優しいです。
是非、漆喰を外壁に採用されるかどうか迷っている方は、
しっかりとメリット&デメリットのポイントを把握した上でご検討ください。
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