外壁塗装工事における雨の影響とは!?追加料金はかかるの?
外壁塗装が着工し始めてから突然、雨が降り出してしまったら?
また、雨の予報が出ている日などは、どうなってしまうのか、疑問に思っている方も多いでしょう。
実際に、外壁や屋根の塗装工事において、雨の影響がどのようなものなのか、ご紹介していきたいと思います。
外壁塗装は雨の日に行ってはいけないの!?
初めて、外壁塗装をしようと思っている方の中に、突然雨や雪が降り出してしまったらどうなるのか、
また雨の予報が出ている時の塗装工事は行われるのか、
そして、雨による工事への影響はどのようなものか、気になっている方は多いのではないでしょうか?
まず、序盤から結論を申しますと、「雨の日の塗装工事は行いません」
では、なぜ雨の日に工事をしないのでしょうか??
それは、外壁塗装を行う上で、雨の影響がとても大きいからです。
その理由を今からご紹介していきたいと思います。
雨の影響その1:雨で塗料が流される危険性
まず、外壁塗装における雨の影響で言われるのが塗装時に使用する塗料が雨で流されてしまったり、
塗装部分が薄くなってしまうことで、塗料本来の効果を発揮できなくなってしまうということ。
雨が降ることによって、塗料が流されてしまい、仕上がりにムラができるだけでなく、
本来の効果を発揮できなくなることで、長持ちせずにひび割れなどの不具合が生じる可能性が高まります。
雨の影響その2:工事が中断し工程期間が延長する
先ほど、雨の日の工事はできないとご説明しました。
そうです。雨が降ってしまうことによる一番の影響は『塗装工事が中断』してしまうということです。
では、工事が中断することでどういった影響が起きてくるのでしょうか?
それは、スケジュール(工程期間)が伸びてしまうということです。
通常であれば、14日間で終了する予定だけども、雨が予想以上に降ってしまい結果的に21日間も施工にかかってしまったなんてことも・・・
雨の影響その3:塗装工事の中断における追加料金は!?
こちらは、雨の影響とは関係ありませんが、雨によってスケジュールが伸びてしまう場合、
追加料金がかかるのか心配になる方も多いと思います。
実際、天候による工程期間の延長においては、追加料金は発生しない場合がほとんどだと思います。
ただ、中には追加料金を請求してくる業者もいるようなので、気になる方は事前にやり取りをしておくとトラブルになりづらいと思います。
しかし、やはり工程期間が延長すると焦ってしまいますので、
契約時に雨のことも踏まえたスケジュール調整が必要となってきます。
また、天候以外での追加料金は発生する場合があります。
途中で塗料を変更したり、追加塗装をする場合は当然、追加で料金がかかってきます。
あらかじめ、どこを塗装するのか、この塗料で大丈夫なのかを業者ときちんと取り決めておきましょう。
外壁塗装の最適な気候条件ってあるの?
雨の日に外壁塗装工事ができないことはわかっていただけたと思います。
では、実際に工事をするのに最適な天候ってあるのでしょうか?
通常、塗装が行えない気候条件というものが決まっています。
・気温5度以下の時
・湿度80%以上の時
上記のような天候時、気温が低く、湿度が高すぎるような日は塗料が乾燥時づらいために、塗装には適さない日だと言えます。
特に、梅雨の時期なんかはこれらの理由から避けられることが多いです。
一年を通して、どのような時期に塗装工事を行えばいいかは、
外壁塗装に最適な時期や季節とは?塗り替えのベストシーズンをチェックしようにてご確認ください。
雨の日でもできる工事はある?
では、雨の日は何も工事を進めることはできないのでしょうか??
確かに、塗装作業はできませんがその他にもできることは存在します。
ただ、ここでご紹介するのは着工日や最終日にやる作業となりますのでご注意ください。
・足場の設置や解体
・悲惨シートや養生シートの設置や解体
基本的には上記のようなことが雨の日でも可能と言えます。
ただ、これらの作業は工事初日や最終日にやるようなことですので、
メインの塗装に関しては、雨が降ってしまえば基本的に作業は中断となります。
外壁塗装中のこんな雨の日には注意しよう!
ここまでは、雨がどれだけ外壁塗装工事に悪影響を及ぼすかをご紹介していきました。
では、ここからはこんな場合はどうなってしまうの?といったように、
雨は降ってないけど・・・・降りそうな予感や、突然降り出してしまった・・・・などのような時はどうなるのかご説明していきます。
塗装作業中に突然雨が降ってしまった時は?
一番、気になるのは塗装を行っている最中の突然の雨でしょう。
基本的には、その日の天気予報で雨が降り出しそうな日は工事自体を行わないのが普通です。
ただ、ゲリラ豪雨や、スコールなどといった予想に反した急な雨が降る場合があります。
このような場合は、塗装はできませんので当然中断になります。
さらに、雨によって塗料が流れてしまうので、塗り直しとなります。
塗料は、通常であれば1時間以上乾燥するのに時間がかかります。(溶剤系は4時間程度)
また、その日の天候によっても乾燥時間が変わってきます。
雨が降りそうな日、もしくは降るかわからない日は?
翌日はどのような天気なのか、業者は必ずチェックしています。
なので、少しでも雨が降る確率がある日は工事自体を行わない場合がほとんどです。
降るかどうか怪しい時でも、天気予報で降水確率が見れますので、どのくらいの%を業者がチェックし、
独自の判断でその日の塗装作業の有無を決定することになります。
外壁塗装の翌日に雨が降った場合は!?
外壁塗装後に雨が降った場合は、塗装完了からどれくらいの時間が経っているかがポイントです。
先ほど、塗装の乾燥には1時間以上はかかるということをご説明しました。
したがって、塗装後1時間程度で雨が降ってしまった場合は十分に乾燥できてない状態で雨に当たってしまうので塗り直しとなります。
しかし、塗装から数時間が経っている場合や翌日の場合は、
例え、雨が降ってしまったとしても、塗料が乾燥していますので問題ありません。
悪徳業者は雨の日の塗装工事で見極められる
雨の日に外壁塗装が行えないということはもう十分に理解していただけたと思います。
しかし、雨の日でも塗装を行う業者も存在するのが実情です。
よく悪徳業者の見極め方は?なんて質問が来たりしますが、この雨の日の塗装の有無でも判断することができます。
では、なぜ塗料がダメになっていしまうのに雨の日に塗装作業を行ってしまう業者が存在するのでしょうか?
それは、以下のような理由からだと言えます。
・工程期間を伸ばしたくない
雨の日に外壁塗装を行ってしまう業者が工程期間を伸ばしたくない理由には、
人件費がよりかかってしまうという点とその他の工事への影響が出てしまう点だと言えます。
予定よりスケジュールが伸びるということは、それだけ人件費がかかるということになります。
さらに、工期が延長するということは少ない人数で塗装作業を行っている会社にとっては、
次のお家の外壁塗装にも少なからず影響を及ぼすということにもなります。
上記のような理由から雨の日に塗装を行ってしまう業者が存在します。
理由はわからなくもありませんが、お客様のお家のことを考えるとベストとは言えません。
必ず、仕上がりにムラができたり、不具合が出る可能性があります。
このような業者には注意してください。
雨の日でも塗装ができる塗料が存在する!?
なんと、雨の日でも塗装が可能となる塗料がある!?
関西ペイントが開発し、2015年より販売開始した「アレスダイナミックフィラー」という塗料が存在します。
こちらの塗料は、晴れている日は主剤のみを使用し、雨が降っている時や屋根が濡れているような状態の時には、
強化剤を混ぜて使用する塗料となっています。
この塗料は下塗り塗料ではあるものの、これまでは雨が降ってしまうと工程期間が伸びてしまっていたのが
「アレスダイナミックフィラー」を使用することで回避することができので、業者の負担を減らすのに役立ちます。
比較的、新しい塗料ということで今後さらに注目が集まる塗料となっています。
雨の日の負担を少しでも減らす画期的な塗料として今後、さらに期待が高まることでしょう。
雨の日の外壁塗装工事の影響を踏まえて期間を決定しよう
ここまで、雨がどれだけ外壁塗装に影響を及ぼすかわかって頂けたことでしょう。
基本的に、塗料は雨に弱く、その効果を十分に発揮させるための天候条件が必要です。
しっかりと知識を持った職人さんが塗装を行い、乾燥させることで仕上がりが綺麗になり、長持ちする外壁を作り上げることができます。
雨の日や降る可能性がある日の外壁塗装工事の有無を知っておくことで、
悪徳業者に騙されないだけでなく、工程期間が伸びてしまっても焦らないで業者の話を聞くことができるはずです。
外壁塗装フォーラムでは、上記のようなことも踏まえて、しっかりとしたご説明の元、施工を行いますのでご安心ください。