外壁塗装で値段の違いが発生するのは何故!?業者ごとの価格設定について
外壁塗装をこれから行う予定の方でいくつかの業者に見積もりを出してみたところ値段が違う事に疑問を抱いている方も少なくないです。
では、何故工事は同じなのに価格が違った見積もりが提出されるのでしょうか?
そんな疑問を解決するために私たちが何故!?そのような違いが出てくるのかをご紹介していきます。
・外壁塗装で値段の違いが起きる理由
・外壁塗装の相場について
・悪徳業者に騙されないために
外壁塗装で値段の違いが発生する理由について
少し前までは外壁塗装や屋根塗装を行う際には、営業の方やチラシや紹介などで契約する事も多かったと思います。
しかし、現在はネットが普及した事で事前にチェックしたり、比較するために何社か見積もりをとる方も増えました。
そこで2社・3社と見積もりを取ってみた結果、すべての業者で値段が違う結果が出てビックリしているなんて方も少なくないでしょう。
この時、安い業者から高い業者まで数十万単位で開きが発生する事もあるかと思います。
では、何故同じ劣化状況・工事内容でこのような事態が発生するのでしょうか?
今からその理由についてご紹介していきたいと思います。
値段の違いの理由その1:使用する塗料の違いによるもの
まず、一つ目の理由として挙げられるのは使用する塗料が原因で値段が違うという事です。
というのも塗料には種類が存在し、アクリル・ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・光触媒・無機など、
様々な種類とグレードがあり、使用する塗料によって価格がまちまちとなっています。
もちろん、素人でも別の塗料を使用するとあれば値段が違ってくるのも納得がいくと思います。
ただ、同じシリコン系の塗料なのに価格が異なるのはビックリする方もいるのではないでしょうか?
しかし、塗装で使用する塗料は本当に種類が多く、同じ部類でもグレードによってその効果も異なってきます。
つまり、耐久性が(耐用年数)がある塗料とあまりない塗料でもそのグレードの違いによって値段が異なる場合があるという事です。
塗料は、本当にピンキリです。
耐用年数をみたり、家の立地やお住いの地域から使用する塗料を選んだり、その最善の選択は一つとは限りません。
業者によっても考え方などが異なり、それぞれが最善だと思うプランを提案してくれているはずです。
したがって、見積もりが塗料によって異なる場合であっても、
最終的には現在のお家の事やこれからの事を考えて最終決定を行わないといけないという事になります。
値段の違いの理由その2:面積の測定方法によるもの
次に、ご紹介する値段の違いの理由ですが、「面積の測定方法によるもの」です。
「なんじゃそりゃ!?」
こんな事を思った方も少なくないはずです。
恐らく、多くの場合がm2で面積を算出するはずですが、場合によっては坪数で算出する業者も存在します。
しっかり測定した面積と坪数では実は結構な違いが発生します。
場合によっては、同じ面積なのにも関わらず、坪数計算のためm2での算出より費用がかさむ場合があります。
これに関しては、業者側の測定方法によるものですのでなんとも言えません。
値段の違いの理由その3:業者側の都合によるもの
最後にご紹介する理由は、「業者側の都合によるもの」です。
「それってどういう意味ですか」
今から説明しますね。
まず、業者が中間マージンを取っている場合があります。
どういう事かと言うと、お客様と契約など様々な事は営業会社の方と交わすわけですが、
実際に工事をする業者は下請け企業であり、営業会社が中間マージンを取るわけです。
そのため通常であれば、総経費:100万円のところ、マージン分を入れて140万円かかってしまうという事になります。(あくまで一例です)
それに対して、もしすべてを一貫して行っている業者の場合、
営業力(細かい伝達など含め)は拙いものの、すべてを自分たちで行っているために、
総経費は100万円で済んでしまうという話です。
必ずしも下請けを使っている業者が悪いというわけではありませんが、
何かしらのトラブルが起きた場合には、連携不足によって被害が出る事もあります。
また、多少価格が高くなってしまう点でも少々、注意が必要だと言えます。
値段の違いの理由<おまけ>:人件費など
また、上記の3つの理由以外であげるとすれば、人件費などの問題だと言えます。
やはり、人間が行う仕事ですからそれなりに経費もかかります。
また、足場を設置する業者は基本的には外注である場合がほとんど。
それだけあって、多少の値段の違いが業者側で起きてしまうのは仕方ないとも言えます。
ただ、外壁塗装の費用の相場を知っておくことで適正範囲なのか否かは判断することができるでしょう。
外壁塗装において値段の違いから悪徳業者を判断できる!?
何故、外壁塗装において業者に寄って値段が違うのかは理解して頂けたと思います。
では、その理由を知ったところで、適正範囲を超えて価格の見積もりを出してくる悪徳業者かどうかを
判断するための方法をご紹介していきたいと思います。
1,外壁塗装の相場を知ろう!
まず、外壁塗装や屋根塗装を行う前に知っておいて欲しいのはこれらの相場費用です。
やはり、何事もだいたい決まった価格帯があります。
もちろん、外壁塗装にだってその適正な価格帯というのが存在します。
まず、一般的なご家庭という事を前提にお話をすると、
全体相場で100万前後~150万円程が必要です。
ただ、注意していただきたいのは使用する塗料や家の劣化具合、補修内容などで随分と変わってきます。
あくまで最低ラインの相場として御考え下さい。
2,塗料の相場を知ろう!
塗装の種類 | 単価(1㎡ごと) | 耐用年数 |
---|---|---|
アクリル系塗料 | 1,000~1,200円/㎡ | 4~8年 |
ウレタン系塗料 | 1,800~2,000円/㎡ | 6~10年 |
シリコン系塗料 | 2,500~3,500円/㎡ | 8~14年前後 |
フッ素塗料 | 3,500~4,500円/㎡ | 15~20年 |
無機塗料 | 5000~5500円/㎡ | 15年~20年ほど |
遮熱塗料/遮熱断熱塗料 | 5000~5500円/㎡ | 15年~20年ほど |
光触媒塗料 | 5000~5500円/㎡ | 15年~20年ほど |
先ほどは、外壁塗装の全体の相場をご紹介しました。
その次は、塗料の各相場を知っておきましょう!
こちらも簡易的な相場表となってしまいますが、どの種類の塗料が大体どれくらいの価格帯なのかを知ることで、
見積もりをもらった際に少しは検討する材料になると思います。
塗料の相場などを見て、
明らかにピンハネされた価格で見積もりが出されている場合には、少し注意が必要です。
もしかしたら悪徳業者である可能性もあります。
外壁塗装で値段の違いが発生する理由についてまとめ
今回は、長いところ最後までお付き合い頂きありがとうございました。
本記事をご覧になる前に、値段の違いについてお悩みだった方は少しは解決することができましたでしょうか?
また、解決の糸口は見つけることはできましたでしょうか?
ひとえに外壁塗装といっても、
見積もりを行う業者によって、算出方法や使用する塗料など、様々な点で違いがあります。
もちろん、適正な費用相場は存在しますが、業者によって価格の開きが結構あるので、
どこと契約するのか判断するのが難しいところもあるかと思います。
「見積もり価格が安いからここに決めよう」
このように考えている方は多いとは思いますが出来れば費用面だけで決定するのはやめてください。
もちろん高い買い物ですのでコスト面はとてもシビアな部分かと思いますが、
『安いから良い』なんてことは中々ありません。
もちろん『高いから良い』という事もありません。
まずは、信頼できる業者かどうか、その判断が必要となってきます。
また、
「キャンペーン中につき、今契約してくれれば、大幅な値引きをしますよ」なんて、
甘い謳い文句にも騙されないように注意が必要ですよ!!
さらに、
今、外壁塗装では一括見積もりサイトがたくさん立ち上がっていますが、
実は紹介した業者からマージンを貰っています。
また、場合によってはよく知らない業者であっても紹介しているような事もあるようです。
一番のおすすめは、地元で評判の良い業者です。
是非、信頼できる業者選びから力を入れてみてください。
▼外壁塗装の見積もり時に注意しておきたいチェックポイントとは?
▼外壁塗装の費用相場ってどのくらい!?事前に知っておきたいポイント
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