外壁塗装における「撥水」効果の重要性とは!?メリットやデメリットも紹介
外壁塗装において外的影響を加味して工事を行いますが、その際に「撥水(はっすい)」仕上げを行うことがあります。
雨などが侵入しないために行うこの撥水コーティングの重要性について今回はご紹介していきたいと思います。
また、メリットやデメリットから見たとき、どのような場合に使用されることが多いのかも解説していきます。
・撥水(はっすい)とは!?
・外壁塗装における撥水材を使用することによるメリットとデメリット
・外壁塗装で撥水コーティングが必要なのはどんな時!?
そもそも「撥水(はっすい)」とは何!?
まず、この聞きなれない「撥水(はっすい)」とはどのような意味なのでしょうか?
ネットや辞典などを調べてみると、『撥水(はっすい)とは、水をはじくこと。』とあります。
外壁塗装などのようにリフォーム関係では、主に外的な要因から保護するために水を弾く加工をする事。とあります。
つまり、「撥水(はっすい)」というのは、
雨水が外壁に当たったとしても、内部まで侵入することを防ぐことができるということです。
そもそも水を弾くわけですから浸透はしないですよね。
外壁塗装における撥水加工とは!?
ちなみに、外壁位塗における撥水加工というのは、汚れや雨水が外壁内部に侵入するのを防ぐために、
外壁表面に無色透明の塗料を塗ることです。
この撥水剤が外壁に浸透することで効果を発揮してくれます。
防水との違いは!?
では、撥水という言葉に対してよく私たちが耳にする「防水」とはなんのことなのでしょうか?
防水とは、表面上にコーティングをすることで水の侵入を防ぐということ。
撥水が水を弾くのに対して、防水は水の侵入しないよう防ぐことを言います。
外壁塗装における撥水材を使用することによるメリットとは!?
では、撥水材を使用した場合、どのような効果が得られるのでしょうか?
実際に、コーティングを行った場合にどのようなメリットがあるのかをご説明していきたいと思います。
現在、お悩みの方は是非参考にしてみてください。
1,美観を保つことができる!
まず、外壁塗装において「撥水」加工をするということは、水や汚れを弾くことができますので、
通常に比べて、汚れが目立ちづらいという特徴があります。
また、仮に汚れてしまった場合であっても高圧洗浄をしなくても綺麗に汚れが落とせるというメリットもあります。
2,耐久性をアップすることができる!
撥水加工をすると、水を弾くということをご説明しました。
ということで、常に雨や風などにさらされている外壁に汚れが付着しづらいということです。
つまり、通常の外壁塗装に比べて、耐久性が高いといえるでしょう。
普通であればサビや汚れなどが付着すると、それが劣化の原因とつながるところですが、
撥水効果によって、サビを防いで、ゴミなどが付着しづらいことから、
通常より、お家が長持ちすると言えるでしょう。
3,実は経済的!
撥水加工が外壁塗装においては、とても大きな役割を担っていることが分かっていただけたと思います。
簡単に言うと、水を弾く効果やサビを防いだり、汚れの付着をしづらくする効果があります。
つまり、通常に比べて劣化の進行が遅いとも捉えることができますよね。
耐久性が高いともあれば、もちろん外壁塗装の工事サイクルも通常よりは遅くなりますので、
長い目で見たときに、実は経済的だという事が分かってくると思います。
外壁塗装における撥水材を使用することによるデメリットとは!?
先ほどは、外壁塗装において撥水加工がどのようなメリットをもたらしてくれるのかをご紹介しました。
でも、そんなに良いことばかりではない!?
今度は、撥水コーティングを行うことで起こってしまうデメリットについてご紹介していきたいと思います。
1,価格がやや高い
外壁塗装において、使用される塗料の種類というのは結構多いです。
実際に、まだ工事を行った事がないという初心者の方にとっては理解するのが難しいところもあると思いますが、
多くの種類からお家にあった塗料を使用して工事を行うのです。
また、塗料も種類が豊富ということはグレードもいくつかあり、価格もそれぞれ異なります。
もちろん、耐久年数が長くなったり特殊な効果がある塗料はその他の塗料よりも高くなります。
撥水効果がある塗料についてもそれなりの効果があるものになりますので、多少は価格が高くなります。
その他のコーティング材に比べて少々高くは感じますが、効果を踏まえて長い目で見たときには高くない可能性もありますが、
費用面を心配される方からすると、少しデメリットに感じ点ではありますね。
2,通気性があまりよくない
撥水コーティングを行ってしまうと、水を弾いてくれる反面、
外壁全体をコーティングで覆ってしまうことで、通気性が少々悪くなってしまいます。
撥水加工された外壁は、外からの雨水を侵入させない分、内部に溜まった水分(湿気)を外に排出することもできません。
つまり、寒暖差によって内部に集まった湿気などがお家の内部の劣化の原因となってしまいます。
お住いの地域によっては撥水加工をしないほうが良い場合もあるため、
もしご検討中である場合は一度、業者の方に相談してみるのが良いと思います。
3,防汚性は水があるからこそ発揮する
撥水加工を行った外壁は、水を弾くことでその防汚性を発揮します。
つまり、撥水塗料のそのものが防汚性に優れているというわけではありません。
よく勘違いされる方もいるのですが、撥水塗料はあくまで「水を弾く」効果があるにすぎません。
水を弾くということは、汚れなどが付着しづらいまたは付着したとしても、
水ですぐに落とす事ができるということ。
したがって、雨が降って水を弾くことで、水洗いをすることでその効果を発揮するのです。
撥水加工そのものが防汚性に優れているとは言いがたいので、
ある意味デメリットとして捉えることができるでしょう。
外壁塗装で撥水コーティングが必要なのはどんな時!?
ここまで外壁塗装における撥水加工による効果やそのメリット、デメリットなどをご紹介してきました。
では、実際にそのようなコーティングが使用される場合とはどのようなお家なのでしょうか?
撥水コーティングがなされる場合というのは、
主に、打ちっぱなしのコンクリートでできた外壁などに使われることが多いです。
では、なぜ打ちっぱなしのコンクリートでは使用されることが多いのでしょうか!?
それは、「塗料を使って外壁面を塗装していないからです。」
つまり、お家の内部を守るために通常は塗料などで保護するはずがそれがされていないわけです。
裸の状態を保護するために、無色透明であり、水を弾く効果がある撥水塗料が使用されるというわけなんです。
撥水コーティングに関しては、無色透明というその特徴から、
コンクリートにうまく浸透してくれ、その後雨水などが保護してくれるので重宝されています。
また、この他にも外壁材やお家の状況などを見て使用するのかどうかを判断します。
これに関しては、業者に相談して聞いてみるのがベストです。
外壁塗装における撥水の重要性についてまとめ
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
本記事をご覧になる前に、「撥水」について何かしらのお悩みや疑問を抱いていたあなたの解決に少しでも役立つことができたでしょうか?
撥水という普段は聞きなれないコーティング作業がどのような役割を果たしているのか
少しは理解していただけたのではないでしょうか?
まず、覚えておいて欲しいのは「水を弾く」ということ。
そして、撥水コーティングが必要かどうかはそのお家の状態や使用されている外壁材などによっても異なるということ。
一概にこの外壁には絶対に必要とは言えず、
そのお家にあった塗料や塗装方法で外壁塗装を行うことで長持ちする快適なお家を作り出すことができます。
まずは、撥水加工のメリットやデメリットをよく理解した上で、
お家の状況やお住いの地域などをよく把握して検討する必要があります。
正しい状況や使用方法で工事を行うことでとても高いパーフォマンス力を発揮してくれることでしょう。
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