電線防護管の取り付け費用はいくらぐらい?取り付けまでの流れを解説
※防護菅に関するお問い合わせについては各電力会社にお聞きください。弊社に問い合わせされてもお答えできません。
外壁塗装を行う際に、場合によって必要になる防護管がどのくらいの取り付け費用がかかるのか知ってますか?
すべてのお家で必要となるわけではありませんが、仮に必要になった際の取り付けまでの流れや、
使用することでどのようなメリットがあるのかなどを本記事では解説していきたいと思います。
・防護管の役割とは?
・防護管を使用する際の取り付け費用とは?
・防護管の取り付けまでの流れについて
・東京電力に防護管の取り付けをお願いする際のお問い合わせ連絡先
防護管の役割とは?
あなたは、防護管がどのようなものかご存知ですか?
そもそも防護管というのは、電線などが近くにあるような建物でクレーンや足場の設置をして、
作業をするような際に、感電や二次災害(停電など)を避けるために、電線に取り付ける防護カバーのことです。
つまり、危険を避けるために必要な管ということになります。
外壁塗装業者は感電防止措置を講じる義務がある
外壁塗装及び、屋根塗装の工事を始める際に、
仮に電線がお家とかなり接近しているような場合、足場を設置する際に防護管を取り付ける必要があります。
近くに電線があるにも関わらずに防護管を使用しないというのは有り得ません。
例えば、電線の近くで足場の設置をして作業をするような場合には、
感電を避けるために事業者は感電防止措置を講じる必要があることが労働安全衛生規則で定められています。
また、建設業法では公衆に危害を与えないために適切に施工することが定められています。
防護管を使用する際の取り付け費用とは?
例えば、外壁塗装・屋根塗装を業者に依頼する際に、防護管が必要となった際には、それなりの費用がかかります。
では、実際にどのような費用がかかってくるのでしょうか?
おおよその単価、どのような種類があるのか見ていきましょう!
東京電力の防護管の取り付けの費用について
※今回は、我々の管轄となる東京電力様を例に挙げます。
昔は、東京電力は無償で防護管の取り付けをしてくれていましたが、2018年4月1日以降は有償となっています。
有償になるまでは、防護管の用意をこちら側でする必要が有り、
基本的には、リース業者にお願いしてリース料金・運賃、諸経費などを実費で支払っていました。
しかし、それが有償に変わってきたことでこれまでより費用がかかるようになってきています。
まず、防護管の用意を自身ですることは変わっていませんので、
リース料金や諸経費が絶対に必要となってきます。
リース費用に関しては、会社ごとに異なってくると思いますが、4000円〜と考えていただければ良いでしょう。
基本的には、単価と使用日数から構成される他、運送費などが別途必要となる場合があります。
そして、
東京電力様に防護管の取り付け作業をしてもらう場合、
防護範囲によって費用は変わってくるものの、基本料金は5万円程度のようです。
もちろん、ケースによりけりですのでこれ以上かかる場合も考えられます。
防護管の取り付け費用単価(東京電力)
施工内容 | 金額(単価) |
基本単価(取付・取外等の協議+基本工事費用) | 47,000円/件 |
---|---|
高圧線用防護管取付・取外費用<加算単価> | 940円/本 |
低圧線(引込線等)用防護管取付・取外費用<加算単価> | 630円/本 |
機器(変圧器,開閉器)用防護取付・取外費用<加算単価> | 25,000円/基 |
東京電力の防護管の取り付け費用の考え方
建物工事の場合
出典:建設工事等に伴う当社架空電線等への防護措置に係る
費用負担のお知らせ
道路工事の場合
出典:建設工事等に伴う当社架空電線等への防護措置に係る
費用負担のお知らせ
防護管の取り付けまでの流れについて
ここまで外壁塗装の工事の際に防護管をつける必要性や費用面などについてご紹介させていただきました。
では、実際に自分のお家が取り付ける必要があるというような場合、
直接東京電力にお問い合わせをしないといけないのでしょうか?
実際に、取り付ける際の流れなどを簡単にご紹介していきたいと思います。
1,お問い合わせ/お申し込み
まず、外壁塗装を行う際には業者が基本的には東京電力とやりとりしてくれると思います。
したがって、施主様は何かをする必要というのはない場合がほとんどだと思います。
ここからは、業者と東京電力のやりとり(流れ)についてご紹介していきます。
一番最初にやることは、東京電力へのお問い合わせです。
この時に、防護管の取り付けの申し込みを行います。
申し込みは、取り付け希望の3週間前までに行う必要があります。
希望日までの期間が短い場合は、別途で費用が発生します。
2,現地協議
次に、現地で立会いをしながら、防護範囲などを協議します。
この際に、取り付けに費用がかかる場合には見積書が作成・送付されます。
3,防護措置
いよいよ、防護管の取り付け作業が東京電力側で行われます。
この時、防護材の費用はこちら負担となりますのでご注意ください。
4,費用請求/支払い
防護管の設置作業が終了したら、費用の請求があるのでカバーとりはずし前に支払いを行います。
5,防護管のとりはずし
工事が完了したら、防護管の取り外し作業をお願いします。
東京電力への防護管の取り付けお問い合わせ連絡先
会社名 | 東京電力パワーグリッド株式会社 |
---|---|
お問い合わせ電話番号 | 0120-995-007(フリーダイヤル) |
お電話受付時間 | 平日9:00 〜 17:00(土日祝日、年末年始は休業) |
外壁塗装における防護管の費用などについてまとめ
今回は、外壁塗装や屋根塗装を行う際に、
電線が近いような状態の場合に必要とされる電線防護管についてご紹介させていただきました。
本記事をご覧になる前に、疑問を抱いていた方は何か解決できましたでしょうか?
今回の一番のポイントとしては、
東京電力による防護管の取り付けには費用がかかるという点です。
以前までは無償で行っていたものが昨年より有償になったので注意が必要です。
また、費用負担範囲についても分かりづらい部分がありますので、こちらも業者に質問するのがベストだと思います。
基本的に施主様が考えないといけない点としては、
防護管のリース費用や別途諸経費、そして取り付け時の費用でしょう。
範囲が広くなればなるほど、費用がかさみますのでこちらも事前の協議でしっかりと説明を受けましょう。
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