外壁塗装の乾燥時間とは!?塗料の乾燥における重要性について
外壁塗装や屋根塗装における塗料の乾燥時間てどのくらいなのかご存知ですか?
しっかり、塗料を乾燥させないとどうなってしまうのか、実はとっても重要な乾燥について今回はご紹介していきたいと思います。
乾燥までの簡単流れなどを説明しつつ、どれだけ必要な工程なのかを理解していただけるよう、解説していきます。
外壁塗装における塗料の乾燥時間の重要性について
外壁塗装や屋根塗装では、塗料の乾燥時間がとても重要な工程となってきます。
例えば、外壁塗装では通常の工程として高圧洗浄の後、下塗り→中塗り→上塗りと3回に分けて塗料を塗装していきます。
この時、1工程ごとに乾燥時間を設けます。
しかし、この時にしっかり乾燥できないで次の工程に行ってしまうととても大変なことになります。
というのも、塗料の本来持っている効果を100%発揮することが出来ないためです。
耐用年数では、10年持つはずがたった5年程度しか寿命が持たなかったなんてことになれば、
上記のような施工不具合の可能性が考えられます。
また、
悪徳な業者になると、全行程期間が通常に比べてとても短い場合があります。
このような事例の場合は、しっかり乾燥時間を設けていない場合があり、
最悪の場合、塗装した部分の剥がれがすぐに見られることがあります。
外壁塗装時の塗料の乾燥までの流れ
通常、屋根塗装や外壁塗装の際の塗料の乾燥までは大きく分けて4つの流れを経ます。
では、その際どのような工程となっているのか、一緒に見ていきましょう!
その1:指触乾燥
状態 | 塗装した部分を指で触ってみても、手に塗料が付着しない状態のこと。 |
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この工程までにかかる時間 | 塗装から約1時間〜2時間程度 |
その2:半硬化乾燥
状態 | 指で軽くこすってみても、塗装部分に擦った後が残らない状態のこと。 |
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この工程までにかかる時間 | 塗装から約数時間〜1日程度 |
その3:硬化乾燥
状態 | 指で強く押した際に、指紋などが付着しない状態のこと。 |
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この工程までにかかる時間 | 塗装から約1週間程度 |
その4:完全乾燥
状態 | 塗装表面だけでなく、内部までしっかり乾燥された状態のこと。 |
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この工程までにかかる時間 | 塗装から約2週間程度 |
■塗料の乾燥時間とその工程一覧
1:指触乾燥(1時間〜2時間)
2:半硬化乾燥(数時間〜1日)
3:硬化乾燥(約1週間)
4:完全乾燥(約2週間)
塗料の乾燥時間って結局どれくらいなの!?
では、本題に戻って実際に外壁塗装や屋根塗装時の塗料の乾燥時間ってどれくらいなの!?
実際、「〜何時間です。」とはっきりは言うことが出来ません。
では、何故そのような回答になってしまうのでしょうか?
その1:塗料の種類やメーカーによって乾燥時間が異なるため
というのも、塗料をだしている各メーカーで乾燥する基準が異なっているためです。
また、使用する塗料の種類によっても大きく変わってきます。
塗料と言っても、水性塗料と油性塗料があり、このうち防水性の高い塗料に関しては、乾燥まで時間が通常のものよりかかってしまいます。
上記のような事から、どの程度の時間がかかってしまうのかは使用する塗料で変わってくるという事になります。
その2:季節や天候に左右されてしまう
さらに、
乾燥は塗料だけの問題ではなく、気候にもとても左右されてしまうのが現実です。
つまり、季節によって時間が伸びてしまったり、短くなったりするわけです。
塗装作業は、雨の日や雪の日などが通常は行えません。
また冬は比較的、気温が低い場合が多いので乾燥が遅くなりますし、
逆に夏は気温が高い分、乾燥までの時間が短いという利点があります。
塗料は、湿度が高い場合、気温が低い場合は乾燥までに時間がかかります。
ただ、冬の場合は気温さえ低すぎなければ乾燥しやすいというメリットもあります。
■塗料の乾燥時間を決める要因
1:塗料の種類
2:季節や天候
外壁塗装で塗料の乾燥時間を取れないとどうなるの!?
ここまで、どれだけ塗料の乾燥が重要かをご紹介きました。
では、実際に乾燥時間を早くして重ね塗りをしてしまった場合、どうなってしまうのか見ていきましょう!
例えば、以下のような問題が後々、見られてきます。
・塗膜の剥がれ
・ひび割れ
・色ムラ
上記は、あくまで一例にすぎませんがしっかり乾燥時間を取って塗装した場合に比べて、
早いうちから上のような劣化症状が見られるようになります。
また、完全に乾ききっていない状態で重ね塗りをすると、最悪の場合色が混ぜってしまう事も。
塗装は、通常3回の工程で行われますので、
各、どのくらいの時間がかかるのか、事前に業者に聞いておく事で安心して待つ事ができると思います。
塗料をしっかり乾燥させるための注意点
次の工程に進む前に、しっかり乾燥時間を確保するだけでなく、
その他の事にも注意しておく事で、事前に半乾燥状態での重ね塗りを防げる場合があります。
例えば、一番簡単な方法としては冬場や梅雨の時期の工事を控えるです。
雨がよく降る時期は湿度が高くなりがちですし、冬場は気温が低くなりがりです。
このようなシーズンは、ベストな時期とは言い難いので避けて塗装工事を行う事で早い時間で乾燥させる事ができます。
その他、
使用する塗料を再考するという事。
乾きづらい塗料より、乾きやすい塗料にする事で乾燥時間を短くする事ができます。
ただ、家の劣化具合なども関係してきますのでここは業者とも相談したいところ。
また、当然ですが触ったり近くに何か物を置いたりなどがしないようにしましょう。
乾くまでは触らず、気にせずが一番です。
悪徳業者に気をつけましょう
稀に、とても早い施工期間の業者がいるようです。
例えば、1週間程度ですべての工程が終了してしまうような場合です。
少なくても完全に乾燥するまでに2週間は必要です。
また、重ね塗りをする事ができるようになるまでの時間も必要ですから、どう考えても無理なスケジュール設定だと言えます。
上記のような業者の場合は、
しっかり乾燥する前に、次の塗装をしてしまい、結果的に不具合が出るケースがあります。
早く工事が終わって欲しいのも分かりますが、より長持ちする家にしてもらうためには我慢も必要です。
あまりに短い施工期間を見積もりで定時された場合には、注意が必要かもしれません。
外壁塗装の乾燥時間についてまとめ
外壁塗装や屋根塗装を行う際に、いろいろな事に目を向けると思いますが、乾燥には恐らく注意がいかないはずです。
例えば、最初の業者選びの際には、多くの方が「金額」を見ると思います。
その後、全行程などを確認する事になるかと思いますが、初心者の方には詳しい事までは分かりません。
使用する塗料も大事ですが、塗装後の乾燥時間をしっかり設けて、重ね塗りする事で、
塗料のポテンシャルを最大限に引き出す事が可能となります。
耐用年数も然り、防水性がある塗料であればそのような効果を十分に発揮させるためにも乾燥にも目を向けてみてください。
どうすれば理想の家を実現できるかですが、
それはいかに「信頼できる業者に頼めるか」だと思います。
説明や作業、全てにおいてしっかり行ってくれて、信頼できる会社にお願いして少しでも長持ちする快適なお家を作ってもらいましょう。
外壁塗装フォーラムでは、
このような乾燥不足での施工不良をなくすため、経験豊富なスタッフ陣が丁寧に施工&アフターケアを行っています。
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