屋根塗装が白化する現象とは!?どうして起こるの?原因と対策
屋根塗装を行ったばかりなのに、何故か白っぽくなってしまっている・・・・
このような状態になっていて、何が原因なのか？施工不良なのか？どうしたら良いのか悩まれているという方に向けて、
本ページでは、屋根塗装すぐなのに起こってしまう「白化現象」とは何か？とその原因と対策方法についてご紹介していきたいと思います。
後から後悔しないためにも自分で知識をつけておけば、業者に対して対応をしてもらうことができると思います。
既に後悔している方も含めて、是非最後までご覧になってください。
・白化現象は、塗膜の表面が白くなること。
・白化現象は、気温や湿度が関係している。
屋根塗装後に起こる「白化現象」とは？
あなたは「白化現象」というのをご存知でしょうか？
恐らく、ご存知でないという方がほとんどだと思います。
というのも我々のような塗装を行うような業者でないとあまり目にすることがないからです。
ちなみに、
白化現象は他には「かぶり」や「ブラッシング」なんて呼ばれ方もしますね。
そんな「白化現象」ですが、
これは、外壁や屋根の塗装面に白く霧がかったように白くなることを言います。
特に塗装をしたばかりの塗装面にこのような現象が起こることが多いです。
素人でも一眼でこの現象は分かります。
とにかく塗装面が白くなってしまうので、違和感を感じるはずです。
白化の原因について
屋根塗装をしたばかりのはずなのに「白化」が起こるのは温度や湿度が強く関係しています。
原因としては、
湿度が高い時または温度が低い時に塗膜が硬化する前に水分を含んでしまって、
そのまま乾燥することで起こるものです。
メカニズムとしては、
湿度が高いときに塗膜から急激に溶剤が蒸発して、その気化熱によって塗膜の表面温度が下がってしまって、
空気中に含まれている水分が塗装面で凝結するという現象です。
分かりやすく例えると、結露が原因なのです。
よく冷たい飲み物を注ぐと容器の外側に結露がつきますよね。
塗装面も同じ現象が温度や湿度の関係で起きます。
塗膜がしっかりと乾燥・硬化する前にこのような水分が含まれてしまって、
そのまま膨張して乾燥すると塗装面が白っぽくなったり、艶が無くなったりします。
白化現象によるデメリットは？
屋根や外壁に起こる「白化現象」によるデメリットはあるのでしょうか？
一番のデメリットとしてはやはり「美観上の問題」でしょう。
とにかく見栄えが悪いのが一番の理由になると思います。
その他、機能性の問題としては、
大きな問題に繋がることは少ないとされていますが、
やはり、普通に塗装した時に比べて劣化が早まる可能性があるためあまり良いとは言えません。
このようにデメリットがあるため、
なるべく白化現象を起こさないように作業を進めるのが業者の腕の見せ所です。
白化現象を起こさないために
せっかく高額な費用をかけて屋根塗装や外壁塗装をしたのに、
白化現象でそれが台無しになってしまっては意味がありません。
失敗しないため、後悔しないためにどのようなことに注意すれば良いのかをご紹介していきたいと思います。
気温・湿度をチェックする
そもそも塗装には適した気温や湿度が存在します。
これは白化現象も同様です。
気温が高い時、湿度が低い時に施工をすればまず失敗することはないでしょう。
また雨が降る可能性がある日も当然ですが塗装はできません。
せっかく塗装したのに後から雨が降ってしまっては台無しですから。
さらに、
前日に雨が降っていて、翌日はよく晴れた際にも注意が必要です。
このような時には、塗装面の温度は下がっていますから、したから上がってくる水蒸気によって、
塗膜に水分が含まれる可能性があるので注意が必要となります。
屋根の場合には時間帯に注意
屋根塗装を行う際には、
塗装を行う時間帯にも注意しておきたいところです。
というのも、夜露によって白化現象が起こる可能性があるからです。
ちなみに、前日の夜露が乾くのが朝の10時と言われており、
夜露が再びはじまるであろう時刻は、後3時過ぎと言われています。
つまり、
この間の時間帯に塗装を終わらせて効果までさせる必要があります。
時に冬の時期などは注意が必要なので時間帯や気温、湿度などはしっかりと管理する必要があります。
屋根塗装で白化現象が起こる原因や対策についてまとめ
本ページでは、
屋根塗装後すぐに「白化現象」が起こってしまう理由やその対処方法についてご紹介していきました。
最後に今回の内容についてまとめていきたいと思います。
- 白化現象は、塗膜の表面が白くなること。
- 白化現象の原因は、塗膜に水分が含まれてしまうこと。
- 気温が低い時には夜露が原因となることが多い。
- 施工する際には、気温、湿度、塗装時間帯に注意する。
いかがだったでしょうか？
今回は、少しばかり専門的な内容に触れていきました。
実は外壁や屋根では無いものの、
私自身もある私物を塗装した際に、このように白くなってしまった経験があります。
今思えば、雨が上がってすぐの塗装でした。
つまり、
気温が低すぎて、湿度も高い状態で塗装をしてしまったのが原因でしょう。
さらに、夜に塗装をしたので朝方にかけて夜露の手助けもあって乾燥とともに白化したものと思われます。
やはり、
こう言った知識があるか無いかでも業者に対しての対応が変わってくると思います。
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