外壁塗装を一面だけ行う際の注意点やメリット・デメリットについて
外壁塗装や屋根塗装を一面だけ行おうかなと考えている方も少なく無いはずです。
しかしながら、もし仮にそれを行った場合には後悔する可能性もあります。
本ページでは、今どうするか悩まれている方に向けて、外壁塗装を一面だけ行う際の注意点やメリット・デメリットについてご紹介していきます。
今どうするか非常に困っているという方は本記事を最後までご覧になっていただければ解決できると思います。
・状況によっては、一面だけ行いという方法もアリといえばアリ。
・基本的には、外壁塗装を行う際には全面行うのが最もコストが安い。
外壁塗装を一面だけ行う事について
これから外壁塗装や屋根塗装を検討しているという方も多いでしょう。
実際に既に業者を探しているという方や見積もりをとっている方もいると思います。
しかしながら、費用がどうしても高いのが難点です。
外壁塗装は、
一般的には60万円〜100万円前後かかることが多いです。
屋根塗装をセットで行うのが一般的なため、これぐらいの金額になりますね。
もちろん塗料のグレードなんかでも価格は変わります。
そこでどうしても費用が捻出できないというお客様の中には、
外壁の一面だけを塗装したいという方もいらっしゃいます。
この理由としては、一面だけが劣化が酷いためまずはここだけでも綺麗にしたいという理由からです。
理由を聞いてみると、やはり費用面での問題があるようで、
全てを行う余裕はないけど、一面なら問題ないとのことです。
恐らく、一面だけを希望される方の多くはこれが理由ではないでしょうか?
しかしながら、
一面だけの塗り替えには様々なデメリットが存在します。
したがって、まずはそういった面をしっかりと理解することが大切です。
何も調べる事なく、予算面だけで一面だけ塗装すると、
後々後悔する可能性もあるため、是非本記事をご覧になってまずはデメリットについて理解して行ってくださいね。
ちなみに、メリットについてはほぼないと言っても良いと思います。
外壁塗装を一面だけする際のデメリットについて
外壁塗装を一面だけ行うことのデメリットについてご紹介していきたいと思います。
今まさに検討中だという方は、しっかりとご覧になって行ってくださいね。
トータルコストが高くなる
まず、外壁塗装を一面だけ行うことのデメリットとしてトータルコストが高くなるというのが挙げられます。
これは一面だけを行うと数年後に別のところも塗装を行わないといけなくなりますよね。
そうなると、塗り替えのサイクルが10年のうちで2回、3回と必要になります。
1回、1回の費用は安く済むように思えるかもしれませんが実はトータルコストはかなり割高になることが多いです。
理由としては、足場の設置に問題があります。
足場は設置及び解体で大体20万円〜30万円ほどがかかります。
これが毎回塗装の度にかかります。
もうお分かりですよね?
外壁塗装を1面ずつ行うと、
例えば10年に2回、3回と行うとそれだけ足場の設置にお金を払っているわけです。
もちろん、一面だけなので足場の費用も先ほど述べたような金額よりは安くはなりますが、
それでもトータルコストは間違いなく高くなります。
これが何故外壁塗装を一面だけ行うとコストが高くなるのかの理由です。
目先の費用も非常に大切ですが、トータルコストで数十万多く払っているとしたら、
あなたはどういう選択をしますか?
新旧で色が異なる
一面だけ外壁塗装を行った場合には、塗装した部分とその他の部分で色の違いが分かりやすくなる可能性が高いです。
これは当然ですが、塗装が劣化している壁面と、新たに塗り替えた塗装面では塗膜の状態が異なるためです。
したがって、新旧で壁面に違和感が出る可能性があります。
もし違和感が出るのが嫌な場合には、
ツートンカラーにするという方法もありますが、一面だけだとなんともいえないです。
さらに外壁だけツートンカラーになるとかえって目立つ可能性もあり、
個人的にはあまりお勧めできません。
しかしながら、
一面だけを塗装するというのはこう言ったことも理解した上で行わないといけません。
一面だけの外壁塗装で得られるメリットについて
一面だけ外壁塗装をすることでメリットは得られないのでしょうか?
あまりお勧めはできませんが、状況によっては良い点もあったりします。
今からそのメリットについてご紹介していきたいと思います。
一部分の劣化の塗装も可能
もし、壁一面が劣化しているわけではなく、本の一部だけが劣化しており、
補修が必要な場合には、この部分だけを補修して塗装するということもできます。
もちろん足場などはかかってしまいますが、外壁一面よりかは随分と費用が安く済むはずです。
ただし、
通常は、一部分だけでも劣化が見られている場合には、
壁全体を塗り替えするのが一般的であり、今後何か問題が起きた時に何度も補修が必要になるのを避けます。
そもそも、壁面の一箇所に劣化が見られているということは、
その壁の寿命がもうきているということですので、
基本的には外壁塗装のタイミングであると言えます。
ただし、
どうしても費用が捻出できないという場合には、こう言った一部分の塗装で
一時凌ぎができれば良いと考える場合には費用が安く済むのでメリットになると言えるでしょう。
しかしながら、先ほどもご紹介した通りトータルコストは結果的に高くなるので、
よく検討した上で行わないといけません。
一面だけ外壁塗装を行う際の注意点について
どうしても一面だけ外壁塗装をしたいと思っている場合には、
事前に注意しておきたいポイントがありますのでご紹介していきたいと思います。
使用する塗料の耐用年数に注意する
もし、一面だけ外壁塗装をしようとお考えの場合には、
他の部分の塗り替え時期と統一できるように耐用年数から塗料を選ぶようにしましょう。
恐らく一面だけを塗装する方は、来年、再来年と続けて塗装工事を依頼するわけではないと思います。
したがって、恐らく次の塗り替えは数年ないし10年後となる可能性もあるかと思います。
その時に外壁を全て一緒に塗装できるように、今回塗り替える一面の塗料を考えないといけません。
仮に次の塗装タイミングが10年後だとしたら、
まずは10年〜15年ぐらいの耐用年数の塗料を選んでおけば間違い無いでしょう。
こうすることで、次回は外壁塗装を全ての面行うことができるはずです。
今は一時的に劣化した部分だけを塗装しただけと思っている方は、
こう言った塗料の耐用年数に注目してくださいね。
DIYは絶対しない
外壁の一面だけだからと言ってDIYで行おうと考えている方もいるかもしれません。
とても気持ちはわかりますし、やれるなら自分でやろうと思ってしまいますよね。
しかしながら、これもあまりお勧めはできません。
理由は2つあります。
一つは単純に危険だからです。
外壁と言っても高い場所での作業になります。
素人作業では当然足場も作れないでしょうし、不安定な状態での塗装になるはずです。
もし足を滑らせたら命の危険もある可能性があります。
職人も怪我をしないように最善の注意を払って施工しています。
このようなことからもDIYは非常に危険だと言えます。
2つ目は、塗装の仕上がりが悪くなるです。
これはプロでは無いので当たり前なのですが、
それ以前に不安定な場所での塗装は思った以上に大変であるということです。
プロでは無いため、使用する塗料や塗装方法も自分なりだと思いますし、
技術力もですが、それ以前にまともに塗装ができないはずです。
足場が無いため不安定な状態での塗装になりますので、しっかり塗れない箇所も出るはず。
そうなると必然的に劣化は早まるでしょう。
こう言った理由からもDIYはできればやめていただきたいです。
しかしながら、サッシなど危険が及ばないような場所の塗装であれば個人的にはDIYでも問題ないかと思っています。
外壁塗装を一面だけ行う際の注意点やメリット・デメリットについてまとめ
本ページでは、
外壁塗装を一面だけ行う際の注意点やメリット・デメリットについてご紹介していきました。
最後に今回の内容をまとめていきたいと思います。
- 一面だけの外壁塗装はトータルコストが高くなる他、新旧での外壁の違いが出てしまう可能性がある。
- メリットとしては「一時的な費用の安さ」と「一部分の劣化の補修ができる点」。
- 一面だけの外壁塗装を行う際には、使用する塗料の耐用年数に注意する。
- 基本的には、外壁塗装は一面だけでなく全体を行うのがお勧め。
いかがだったでしょうか?
予算面から今一面だけの外壁塗装を考えている方は少しはどうしたら良いか決められるようになりましたか?
一面だけの外壁塗装はお客様からしたらメリットがあるのかもしれませんが、
長いスパンで考えてみてメリットがあるのかを考えてみてくださいね。
費用面が痛いのは非常に分かりますが、
トータルコストで数十万円も損するのであれば、一度に行った方が絶対に徳だと思います。
幸い、今はローンでの塗装も可能ですし、補助金や助成金が利用できる場合もあります。
もし困った際にはこう言ったことを利用しての工事も可能なので、
まずはご相談いただければと思います。
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