屋根のひび割れの原因と危険性や補修方法について解説
屋根がひび割れることがあるってご存知でしたか?
「どうして劣化するの?」、「放置したままだとどんな危険があるの?」、「補修する際にはどう言う方法を取るの?」なんて疑問をお持ちの方に向けて、
本ページでは、屋根のひび割れの原因や放置しておくリスク、そして補修方法などについてご紹介していきたいと思います。
屋根塗装と合わせて重要な内容となっているので是非最後までご覧になってください。
・屋根がひび割れる原因についてご紹介!
・屋根のひび割れを放置しておくことの危険性についてご紹介!
・スレート屋根のひび割れの補修方法についてご紹介!
屋根がひび割れてしまう原因について
屋根はとても丈夫そうに見えますが、意外にも割れることもあります。
しかしながら、実際にはどのような事が要因となってそのような事態になるのかは分からないかと思います。
今から割れてしまう原因となる事をご紹介していきたいと思います。
1,経年劣化
屋根も塗装が必要なように、経年劣化によって少しずつ劣化が進みます。
その劣化の症状の一つに「ひび割れ」があります。
このほかにも色褪せだったり、塗膜の剥がれや膨れ、チョーキングなど様々な症状が見られます。
その中でも割れが目立つのはスレート屋根という種類になります。
このほかにも、セメント瓦、モニエル瓦なども割れることがあります。
スレート屋根とは、
現在の新築の屋根に多く採用されている屋根材であり、
デザイン性が高く、軽量で耐震性も優れているおり、安価であるのが特徴的です。
新築で購入した場合には、
約10年前後で屋根塗装の時期を迎えていますので、
この際に一緒に割れがないかを確認するのがオススメです。
2,外部の衝撃
屋根は毎日野晒し状態で、様々な外部からのダメージを受けています。
台風が来た際には、何か硬い物が飛んでくることもあるかと思います。
このような物が屋根にぶつかると、破損させる可能性があります。
このように、天候などによって飛来物が屋根に当たってしまうことで、
ひび割れを起こしてしまううこともありますので、何か衝撃を受けたような気がしたら、
一度、業者に来てもらってチェックしてもらうのがオススメです。
3,設置している物や作業が原因
もし、屋根にテレビアンテナやソーラーパネルなどを設置しているという場合、
これらの設置物の重みによって徐々にひび割れを起こすこともあります。
また、工事で屋根に登る機会がある場合には、踏んだ衝撃などによっても割れることがあります。
特に、経年劣化などで既に屋根が脆くなっている場合には、
割れやすくなっているので非常に危険が伴います。
屋根のひび割れを放置する事の危険性について
屋根のひび割れが起きているのに、何も対処をせずに放置したらどうなるのでしょうか?
このような疑問を持っている方も多いでしょう。
「工事をしないといけないのはわかっているけど、費用もかかるし・・・・」
上記のように後回しにされがちではあるのですが、
もし、ひび割れが起きているのが分かったのであれば、なるべく早めに対処をしていただきたいです。
今から、ひび割れを放置しておく事の危険性についてご紹介していきたいと思います。
1,屋根の破片が落下する
ひび割れをした屋根を放置しておくと、そこからどんどん割れている箇所が広がっていきます。
そして、やがてはそれが破片となって落下します。
仮に、それが人間に当たったら大変な事態になってしまいます。
スレート屋根はいくら軽量だと言っても、高いところから落下すれば、
当たりどころによっては、死亡する可能性も十分に考えられます。
さらに、
人間に当たらなくても、家のどこかしらに当たれば、
当然、その部分も劣化する事になりますから、補修費用がさらに高くなります。
以上のことからも、放置することは非常に危険なのです。
2,雨漏り
屋根が劣化してひび割れを起こしている場合には、水の侵入が可能な状態であると言えます。
ひび割れから少しずつ侵入した雨水が時間をかけて内部に溜まっていき、
最終的には、「雨漏り」を発生させてしまいます。
ちなみに、
雨漏りを起こしてしまうと、補修費用が高くなりますので、
補修費用をケチって放置すると、非常に痛い目に遭います。
また、
雨漏りをすると、家の中も濡れてしまって大変だと思いますので、
なるべく早めに対処しておくのがベストです。
屋根のひび割れの補修方法について
もし、あなたのお家の屋根がひび割れを起こしているとしたらどのような補修方法が考えられるのでしょうか?
劣化の状態によって、補修方法が異なりますのでまずはどんな方法があるのかをご覧ください。
あなたのお家の屋根に合った方法については、業者に相談するのがベストです。
1,部分補修
ひび割れの箇所が狭い場合には、部分補修で対処することができます。
この際、接着剤・コーキング材などを使って屋根のひび割れ箇所をふさぐと言った補修方法になります。
何か物がぶつかって一部が破損した場合などがこれに該当します。
部分補修の費用相場
補修内容 | 平均費用 |
---|---|
部分補修 | 1万円〜 |
※足場の設置代金は別途で必要
2,屋根塗装
ひび割れの範囲が広いという場合には、「屋根塗装」で対処することができます。
この際、ひび割れを補修した上で上から塗装を施すことで屋根が蘇ります。
多くの場合には、定期的な屋根塗装で行われる補修方法となります。
屋根塗装の費用相場
補修内容 | 平均費用 |
---|---|
屋根塗装(塗り替え) |
約40~80万円 ※一般的な戸建て(50~80㎡)の場合 ※足場の設置費用は含む |
上記の金額は、あくまでも平均的な費用になりますが、
使用する塗料などによっても、上下しますのであくまで参考としてお考えください。
また、劣化の進行具合によっては別途で補修費用がかかる場合もあります。
3,カバー工法・葺き替え
屋根のひび割れの劣化具合が酷い場合には、屋根塗装でもなく、カバー工法や葺き替えと言った方法をとります。
カバー工法について
カバー工法は、
既存のスレート屋根の上から新しい屋根材を被せてしまう工法になります。
補修内容 | 平均費用 |
---|---|
カバー工法 | 100~(30坪80㎡の場合) |
葺き替え工法について
葺き替え工法は、
既存の屋根を撤去して、新たに屋根材を設置する工法となります。
この方法は、かなり大掛かりですし、費用も高くなるのが特徴的です。
補修内容 | 平均費用 |
---|---|
葺き替え工法 | 130~(30坪80㎡の場合) |
屋根のひび割れについての注意点について
あなたの屋根がひび割れていたとしてorひび割れていると言われた際に、
注意しておきたいポイントについてご紹介していきたいと思います。
是非、ここでご紹介する注意点を押さえておいてくださいね!
1,業者に点検しに来てもらう際の注意点
もし、屋根塗装または屋根の劣化具合について業者に実際にきてもらって、
点検してもらおうと思っている場合には、注意しておきたいポイントがあります。
例えば、あなた自身が屋根に登って確認することはできませんので、
必ず現状を写真や動画に収めてもらって、自分の目で確かめるようにしてください。
さらに、
業者から現場を見せてもらいながら、実際にどのような状況なのかを、
口頭で教えてもらうようにしてくださいね。
あなた自身が実際の現場を把握できないと、
業者に依頼する必要があるのかどうかさえ判断できないと思いますので、
まずは、こう言った点に注意ください。
2,訪問営業の業者を屋根に登らせない
たまに、訪問営業の方がインターホンを鳴らして「あなたのお家の屋根は劣化しています」なんて言ってくることがあります。
また、「無料で点検するので屋根を見せてもらえませんか?」などと言ってくることもあります。
しかしながら、絶対にこう言った営業マンを屋根に登らせないようにしてください。
全ての業者とは言いませんが、
中には、屋根に登って自らひび割れを起こした上で、
「ひび割れがあるのでいますぐに補修工事が必要な状態です」と煽ってくる業者もいます。
こう言った悪徳業者に騙されないためにも、
信頼できないような業者に屋根に登らせるようなことはしないように注意ください。
3,DIY補修は絶対にしない
中には、屋根のひび割れぐらいだったら自分で登って直しちゃおうなんて考える方もいるでしょう。
確かに、コーキングをしてひび割れ箇所を補修するだけで直る場合もあるかもしれません。
しかしながら、DIY補修は絶対に行わないようにしてください。
というのも、
屋根に登ること自体が非常に危険であり、場合によって落下事故を起こすことがあるからです。
実際に慣れている職人でさえ、足を滑らせて落下することもあります。
業者のようなしっかりとした足場の設置もできないはずですし、
梯子で適当に登って確かめようとするのは危険なのでやめてください。
また、危険なことといえば、
屋根を踏むことで、返ってひび割れを悪化させてしまうこともありますので、
こう言ったことを含めて、素人が手を出せるような場所ではないということを頭の片隅でも良いので入れておいてください。
屋根のひび割れ工事をする際の業者選びのススメ
屋根のひび割れを補修する際の業者選びや、実際に点検に来てもらう際の業者選びをする場合、
適当に決めてしまうと、悪徳業者に引っかかってしまう場合があります。
しっかりとポイントを抑えて、業者選びをすることで優良業者を選ぶことができます。
今からそのポイントをご紹介していきますので是非チェックください。
1,屋根の調査を丁寧にしてくれる業者を選ぶ
もし、屋根の調査を行ってもらうのであれば、
実際に登ってもらって、時間をかけて調べてくれて、写真などを取ってそれを見せながら説明してくれるような業者にするようにしましょう。
このような業者は優良であることが多いため選んでも良いでしょう。
しかしながら、
業者によっては、数分で屋根の調査を終えてしまってり、
酷い場合になると、そもそも屋根に登らずに点検を終えてしまう業者もいます。
また、
実際に登って調査はしてくれるけど、写真などを撮っての説明はなく、
適当な大さっぱな説明しかしない場合にも危険が高いですので注意しましょう。
2,屋根塗装・工事の実績がある業者を選ぶ
屋根の工事や塗装をお願いしたいと思った際の参考としては、
これまでに行なってきた施工実績を見せてもらうのが最も信頼できる方法でしょう。
お願いしようと思っている業者に頼めば必ず見せてくれるはずです。
もし、過去の施工実績を見せて欲しいと言った際に、
何かしらの理由をつけて見せてくれないような業者の場合には、
何か問題がある可能性があるので危険です。
普通で考えれば、
施工実績を見せてどんな風な工事をしたか見せたほうが、
お客様とも話が進みやすいので、見せない理由が分からないのです。
悪徳業者の場合には、
見せられるような施工実績がない場合もありますので、そのような業者に当たった場合には注意が必要です。
3,相見積もりを行う
1社だけに絞って決めようとせずに、
何社か見積もりをとって、どこの業者にしようか迷うのもオススメです。
地元密着型で、信頼ができるような業者に出会えたのであれば1社でも問題ないかもしれません。
しかしながら、
なんとなく契約を迷ってしまうなんて業者からの見積もりを出してもらったなんて場合には、
別の業者にも見積もりを依頼してみましょう。
場合によっては、
見積もり内容の違いにびっくりすることもあるかもしれません。
ただし、費用面ばかりに目がいってしまってはいけません。
ここまでご紹介した通り、
信頼できるか否かは、費用面ではないところで見極めるしかありません。
「安いからここにしよう」というような決め方だけはしないようにください。
屋根のひび割れの原因と危険性、補修方法についてまとめ
本ページでは、
屋根にひび割れが起きる原因や放置しておくことの危険性、
そして、補修方法などについてご紹介させていただきました。
最後に今回の内容をまとめていきたいと思います。
- 屋根のひび割れは経年劣化や外部からの衝撃などによって発生する。
- 特にスレート屋根でひび割れが起きやすい。
- 屋根のひび割れを放置すると、破片の落下や雨漏りを起こす可能性がある。
- ひび割れの補修方法には、部分補修、屋根塗装、カバー工法、葺き替えなどがある。
いかがだったでしょうか?
「うちも屋根のひび割れがあるかも?」
「最近雨漏りが酷い・・・・」
「そろそろ屋根塗装の時期かな・・・」
なんて思っている方は、本ページをご覧になって何か心境の変化などはありましたか?
屋根や外壁は、
劣化が進むと、意外と思ったより早く大きな劣化に繋がったりします。
ひび割れも小さければ今すぐに補修する必要はないかもしれません。
しかしながら、
そう思って放置し続けると、何かは雨漏りなどが発生することになります。
費用も高くなってしまうので、気づいた時に補修をするのが最もコストが安く抑えられます。
既に新築から10年が経っているという方や、前回の塗り替えから10年以上が経っているなんて場合には、
一度、屋根の点検をしてみてはいかがでしょうか?
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