ピュアアクリル塗料とは!?メリット&デメリットを解説
外壁塗装で使用される「ピュアアクリル塗料」とはどのようなものかご存知ですか?
あの安価な事でも知られるアクリル塗料とどのような違いがあるのでしょうか?
本ページでは、これから塗り替え工事を控えている方に向けて、ピュアアクリル塗料の特徴とメリット&デメリットを解説しています。
・ピュアアクリル塗料とは何かについて
・ピュアアクリル塗料とアクリル塗料の違いについて
・ピュアアクリル塗料のメリット&デメリットについて
外壁塗装に使用されるピュアアクリル塗料とは?
あなたは「ピュアアクリル塗料」という塗料をご存知ですか?
と言われても、外壁塗装を経験した方でも知らない方が多いですので安心ください。
実は、密かに注目されている塗料でもあるんです。
そういえば、アクリル塗料というのも外壁塗装では使用されますが、
名前が似ていますが同じものなのでしょうか?
まずは、ピュアアクリル塗料がどのようなものなのかをご紹介していきたいと思います。
その後で、アクリル塗料との違いをご紹介させて頂きます。
高性能なアクリル塗料である
ピュアアクリル塗料とは、
オーストラリアの塗料メーカー「アステックペイント」が製造・販売している塗料です。
こちらの塗料はアクリル塗料の純度をあげて耐久性を高めた高性能な塗料の事です。
アクリル塗料の中にある不純物を排除する技術を得たアステックが、
製造しているこのピュアアクリル塗料は、耐用年数が約15年程度と言われており、
アクリル塗料と比較しても驚愕の耐久性となっています。
ピュアアクリル塗料とアクリル塗料の違いとは?
ピュアアクリル塗料は、
不純物をできる限り排除する事で純度をあげて、耐久性を高めた塗料の事であり、
対して、アクリル塗料とは耐久性が低い塗料というのが実情です。
そもそも一昔前は、
外壁塗装といえばアクリル塗料を使用するのが一般的でしたが、
今は安価で耐久性が高い塗料がたくさん出ているので、今は使われることは少なくなっています。
その点、高い技術によって高い耐久性を得たピュアアクリル塗料は、
まだ知名度こそ低いものの、少しずつ注目を集めています。
アステック社に認定された業者のみが扱える「EC-5000」。
評判が気になるところですが、まだ全国的にメジャーになっていないという点からバラバラな意見が多いです。
とは言え、実際に施工されたお客様は喜んでおられます。
ピュアアクリル塗料のメリットとは?
ピュアアクリルって何が良いの!?
まずは利点を知らないと採用するかどうかも検討できない!!
ということで、まずはどのようなメリットがあるのかをご紹介していきます。
耐久性(耐用年数)の高さ
ピュアアクリル塗料は、
フッ素塗料と同程度の耐久性をもっているとされており、
耐用年数で言うと、約15年程度となっており、耐久性の高さがメリットの一つと言えます。
防水性の高さ
実はピュアアクリルとの1番のメリットとして「防水性」があげられます。
その理由は、高い弾性があるためと言われています。
では、弾性が高いと何故防水性に優れるのでしょうか?
アクリル塗料を含めたシリコンやフッ素などの一般的な塗料は、
弾性が高くないため、塗装後に硬化してしまい、
建物の拡大と収縮に耐えることができません。
そのため、クラックと呼ばれるひび割れが発生します。
しかしながら、
弾性が高いピュアアクリルの場合、地震の揺れや湿度や温度などによる収縮&拡大が起きても、
塗料が伸びてくれてひび割れを防いでくれます。
ちなみに、
ひび割れが発生すると、当然隙間から雨などが入り込んで、
最終的には雨漏りや内部の劣化につながります。
そのため、防水性は建物にとってとても重要となります。
遮熱性の高さ
防水性や耐久性に加えて、遮熱性にも優れているのがメリットです。
遮熱性が高いことで得られるメリットとして、
冬は外に屋内の熱を逃さない他、夏は外からの熱を通さない効果があります。
節電効果もあるとされており、優れた機能性と言えます。
ピュアアクリル塗料のデメリットとは?
良い所だけに目が行きがちですが少しお待ちください!
どんなに優れた物でも必ずデメリットが存在します。
今から、悪い点についてもご紹介して行きます。
膨れが起きやすい
弾性が高く、柔らかい塗料と言うことで、
ピュアアクリル塗料の場合には、外壁に膨れが起きやすいと言われています。
これは、ひび割れなどをした際に水分が入り込んでそれが気化した事で怒る事象です。
施工費用が高い
耐久性が高い=費用が高い。
これは、まさにその通りでピュアアクリルもアクリル塗料と比べると費用面でやや高くなります。
相場で言えば、
フッ素と同程度の費用となりますので、シリコン塗料などと比べると高い印象でしょう。
予算的な面でどうかなと考えている方は、全ての塗料と比較してみるのがオススメです。
ただし、
ピュアアクリルを採用して、塗り替え時にも同じ塗料で外壁塗装を行う場合には、
上塗りだけとなりますので、次回以降の塗り替えは安くあげることができます。
施工経験のある業者が少ない
ピュアアクリル塗料は、
まだまだ全国的に見てもメジャーな塗料とは言えません。
そのため、実際に施工した経験のある職人がいない場合があります。
しかし、ピュアアクリル塗料はきちんとした工程で、
塗装をしていかないと本来ある効果を発揮できません。
そのため、施工実績がない業者にお願いする場合には何かしらのトラブルが発生する可能性があります。
心配な方は、
事前に過去にピュアアクリル塗料を使った工事の実績を見せてもらうようにしましょう。
もし、ここで実績がない場合には不安であればやめておく方が良いかもしれません。
ピュアアクリル塗料の種類について
ピュアアクリル塗料は、
大きく分けて3つの種類がアステックペイントより発売されています。
いかがそのタイプ別一覧表となります。
ピュアアクリル塗料の種類一覧表
商品名 | 特徴 |
---|---|
EC-5000PCM | 標準的なピュアアクリル塗料であり、主に外壁などに使用されます。 耐久性、耐候性、防水性などに優れています。 |
EC-5000PCM-IR | EC-5000PCMがもっている防水性・耐候性に加えて、高い遮熱効果をもっているのが特徴的です。 アステックが販売する中でも特に高い機能性をもっています。 |
EC-100PCM | 主に工場や倉庫の屋根用塗料となります。 耐久性、耐候性、遮熱性に優れています。 |
ピュアアクリル塗料についてまとめ
本ページでは、
外壁塗装で使用されるピュアアクリルという塗料について解説してきました。
本記事をご覧に前に疑問や不安を抱えていた方は、少しでも解決できましたか?
まだまだ、知名度が低い塗料ではありますが、
それなりに優れた機能性をもっており、採用することで様々な利点がある塗料です。
もちろん、その他の塗料と比較して最も適した塗料を選ぶべきですが。
とは言え、難点としては、
国産メーカーによる塗料ではないという点、
施工実績のある業者がまだまだ少ない点、
上記を考えると最もオススメできる塗料とは言えませんが、きちんと施工できる業者であれば問題はないでしょう。
まずは、
現状がどのような状態にあるのか、どのような塗料を使うことが最適なのかを
踏まえた上で、塗料の選択を行うことが大切です。
外壁塗装フォーラムでは、
経験豊富なスタッフ陣が丁寧に施工&アフターケアを行っています。
どんなに小さなご相談でも無料で受け付けております!
また、現地調査なども無料で訪問させていただいています!
初めて外壁塗装を行うという方や、業者選びで迷っている方は、まずは気軽にお問い合わせください。
ご相談や、お見積もりに関しては、お電話&当サイトのお問い合わせフォームよりお受けしております。
お電話の際は、HPを見たと一言ください。