ニチハのパミール屋根の問題点とは!?塗装ができない!?対処方法は?
ニチハの屋根材パミールが問題点が多く、トラブルが続出しているのはご存知ですか?
あなたのお家の屋根にももしかしたらこの素材が使われているかも!?
本記事では、そんなニチハの屋根材パミールの問題点と不具合点、そして見分け方や対処方法などをご紹介していきたいと思います。
ニチハのパミールとは!?
そもそもニチハの屋根材パミールとは何!?って話ですよね。
このパミールというものは、住宅建材メーカー「ニチハ株式会社」が1996年〜2008年までの期間に、
販売していた屋根材になります。
実はこのパミールという屋根材は、
以前は多くのハウスメーカーなどでも使用されていたもので、多くの家庭でも活用されていたものになります。
しかし、現在では上記の通り、問題やトラブルが続出したことで、製造・販売は停止となっています。
■ニチハ パミールとは!?
▼住宅建材メーカー「ニチハ株式会社」が1996年〜2008年の間に販売していた屋根材
▼かつては、多数の家庭でも使用されていたものだったが現在はトラブルが続出し製造・販売は停止。
ニチハの対応は!?
実際に、パミールが問題となり、ニチハにもその対応が迫れました。
では、ニチハはどのような対応をしたのでしょうか?
公式な発表では、
パミール用の釘の一部にメッキ暑が薄いものが混入しており、
それらによってパミールのズレや落下が生じた場合は、対応するとされています。
しかし、とても残念な事に多くの家庭でパミールが使用されていたという事もあり、あまりにも件数が多いせいか、
経年劣化という事で対応してもらえない事があるようです。
実際に、しっかり対応してもらえたという事例もあるのでなんとも言えません。
また、ニチハへ問い合わせたい際に、実際に建築を担当した業者へ相談して欲しいという流れになる事もある他、
「アルマ」を使用したカバー工法を進めてくる事もあるようです。
ただ、実際に外壁塗装フォーラムにお問い合わせをしていただくお客様の場合、面倒な事をしたくないという方が多く、
とにかく早く屋根を直して欲しいという要望が多かったです。
グーグルでは、
パミールと検索すると、パミール 裁判やパミール 訴訟、パミール 解決金など、
なんとも頭を抱えそうなキーワードがサジェストとして出てきます。
ニチハの対応も含めて、この問題でお悩みの方が多いのが現実です。
ニチハの屋根材パミール問題とは!?
数年前から一気に世間に広まったこのパミール問題とは実際にはどのようなもの何でしょうか?
テレビなどで問題が提起された時に、不具合事例として紹介されたのは、
パミールが使われたという屋根の剥がれなど、その酷い状態でした。
実際に、公になる前からこのような事例は多発しており、外壁塗装フォーラムでも同様のご相談をいただいております。
以前、実際に外壁塗装フォーラムでご相談いただいたお客様で築10年ほどになるというお家へ調査へ向かいました。
その際、通常であればありえないような状態となっており、全体的に屋根の剥がれや欠損などが目立っていました。
また、屋根材だけでなく、釘頭の腐食なども多数報告されています。
この釘頭の腐食もとても強く、腐食することで屋根がズレたり落下したりといった事が発生します。
屋根の落下については、場合によっては大きな事故を招く可能性もありますのでとても危険です。
上記のように屋根材がパミールだった場合、今は大丈夫でも将来必ず何かしらの問題が起きます。
屋根の落下や剥がれなどの酷い状態になる前に、一度業者へ相談して、今後の動向を検討していただくのがベストだと思います。
■パミール問題の不具合事例
▼剥がれ(ミルフィーユのような状態)
▼欠損
▼屋根の落下やズレなど(釘頭の腐食による)
パミール屋根の見分け方とは!?
では、実際にパミールの屋根かどうかを見分ける方法はあるのでしょうか?
おそらく、普通の素人の方であれば自分で見分ける方法があるかも!?と色々調べる方もいると思います。
プロが近くでみればすぐにわかる事ですが、何も知識がない素人の方が見ても中々難しいのが現状です。
ただ、上で挙げたように屋根の剥がれなどの状態が見られた時には疑ってみるのが一番です。
そして、実際にパミールが使われているのかどうかを確認する手段として、以下の方法があります。
・リフォーム及び、建築時の設計図の確認
・建築を担当した会社への連絡
上記の方法がまず、今すぐにできる方法として挙げられます。
ただ、上記の方法が取れない方もいるかと思います。
そのような方は、実際にプロに頼んで調査をしてもらいましょう。
プロにお願いすればパミールが使われているかどうかはすぐにわかります。
■パミールの見分け方
▼リフォーム及び、建築時の設計図の確認
▼建築を担当した会社への連絡
▼プロに調査してもらう
パミール屋根の場合の対処には何がおすすめ!?
では、実際にあなたのお家の屋根にパミールが使用されていた場合、どうすることになるのか!?
もし、プロの業者に調査を頼んでいる場合、カバー工法か葺き替え工事を勧められます。
パミールが使用されている場合は、塗装工事は意味がありませんので基本的には行いません。
では実際にどちらの工事が良いのでしょうか?
金額的には、カバー工法の安いので、予算が少ない方はこちらに行きがちですが、
今後のことを考えると、圧倒的に「葺き替え工事」の方がおすすめです。
販売停止から10年は立っている商品となっていることから、
今から工事するとなるならば、葺き替えの方が妥当だと思います。
数社、業者へお見積もりをお願いする方もいるかと思います。
その際に、カバー工法で見積もりを出してきた業者には少し注意した方が良いかもしれません。
パミールがあなたの屋根に使用されていると判明した場合には、
冷静になって、金額だけでない改善方法を一度、ご検討ください。
■パミールの対象方
▼カバー工法
▼葺き替え工事
パミールと偽る業者もいる!?
ここまでパミールについてご紹介してきたので、「私のウチももしかしてパミール?」なんて思った方もいるのではないでしょうか?
実際に、屋根の現状がご紹介した内容と近いなんて方もいるかと思います。
そんな方へ特に注意していただきたい事件も発生しています。
悪徳業者に注意しよう!
このパミール問題が大きくなってから、
「あなたの屋根はパミールが使われています。早く補習しないと大変な事になります」というような内容で、
お客様に施工を進めていくる悪徳業者が存在するとのこと。
※上記のような内容の用紙がポストなどに入っていたら要注意です。
実際には屋根にパミールは使われていないのに、
あたかもパミールが使われており、今すぐに対処しないと大変なことになるといってお客様を煽っています。
ここで騙されてしまう方も多いのが現状です。
特に、建築関係に詳しくないご老人なんかはターゲットにされやすいです。(素人全般に言えることです。)
さらに、
この悪徳業者は、施工方法にも問題がありカバー工法を勧めてきます。
何の知識もなく、カバー工法を勧めていくる業者は特に注意が必要です。
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外壁塗装フォーラムでは、
プロがしっかり屋根の現地調査に向かい、現状を把握した上で最適なプランをご提案しています。
また、しっかりとした施工説明など分からないことがあれば全て丁寧にご説明しています。
是非、屋根のことでお悩みの方は一度ご相談ください。