外壁塗装の工事期間が知りたい!何故そんなに時間がかかるの!?
外壁塗装や屋根塗装をこれから初めて行う予定だという方や、2回目だけど10年ほど前だからよく覚えていないとう方もいるでしょう。
そんな方の中で、実際の工事期間ってどのくらいかかるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
実際に、あまりに長くても困るし早く終わって欲しいというのが実際のところ。
本記事では、そんな方に向けて外壁塗装の工事期間がどのくらいなのか、期間中どんな流れで終了するのかご紹介していきます。
・外壁塗装&屋根塗装の工事期間は!?
・外壁工事期間中の全体の流れとは!?
・悪徳業者に騙されないために適正な工事期間を知っておこう!
外壁塗装の工事期間が知りたい!!
外壁塗装&屋根塗装をする場合の工事期間についてですが、
基本的には、戸建てかどうか、アパートなのかマンションなのか、ビルなのか、
また、坪数などの違いによって異なってきます。
今回は、一般的であろう普通のご家庭の戸建てで考えていきます。
その場合、雨や風などの天候による作業中止を考慮に入れても、
おおよそ約2週間程度(7日〜14日間)で工事が終了すると考えていただいて結構です。
では、実際にどのようなことが原因でこの期間が伸びてしまったり、
短かくなってしまったりするのでしょうか?
どうして工事期間が変わるのか一緒にみていきましょう!
雨や風などの天候によって工事期間が変わる!
まずは、冒頭でも説明した通り、外壁塗装は天候にとても左右される作業です。
雨が降れば塗装はできませんし、風が強くてもできません。
また、湿度が高い場合も塗装作業をすることができません。
したがって、梅雨の時期の工事についてはさらに工事期間が伸びてしまう場合もありますし、
雨が全く降らなければ最短で施工が終了する場合もあります。
こちらについては、契約する時期をしっかりと考えれば工事期間が無駄に伸びてしまうことを防げるかもしれません。
と言っても、天候はどうなるかは誰にもわかりません。
簡単に言うと、運任せなので時期に関係なく雨に降られ続けるなんてこともあるかもしれません。
したがって、事前に天候による工事期間の延長があるかもしれないことを
頭の片隅に入れておくとびっくりしなくて済むかもしれません。
思ってたよりお家が劣化している場合にも工事期間が伸びてしまう
さらに、
築年数が10年以上の場合や、劣化具合が思っていたよりひどいような場合は、
想定していた以上の工事期間を必要とすることもあります。
何故、劣化していると工事期間が伸びてしまうのかと言うと、
塗装前の準備工程(高圧洗浄や下地処理など)で時間がかかってしまう場合があるためです。
しかし、この作業を怠ってしまうと、さらに酷い状態になってしまうので仕方ないことでもあります。
このような状態を回避する場合には、定期的な家のメンテナンスなどをしておくしかありません。
職人さんの数によっても工事期間が変わる!
また当然の話ではあるんですが、外壁塗装の作業をしてくれる職人さんの数が2人から3人になるだけでも施工スピードが変わってきます。
つまり、人数が多ければ多いほど、早く工事が終わります。
しかし、
通常であれば常に会社としても動き回っている場合が多いですし、
必要最低限の人数で工事をする場合が多いです。
もし、どうしても早く外壁塗装工事を終わらせたいという場合は、
事前に業者にお願いしてみると何かしらの増員してくれたりする場合があります。
ただ、人数が多くなったとしても塗料の乾燥時間なども必要なので劇的な短縮には繋がりません。
また、時期や天候によって大きく左右されますので注意が必要です。
外壁塗装の工事期間中の工程はどうなってるの!?
外壁塗装&屋根塗装の工事期間がどの程度なのかがわかったところで、
実際にどのようなことを期間中に行うのか気になった方もいるのではないでしょうか?
何故、そんなに時間がかかるのか、初心者にはわかりません。
今回は、一般的に行われる工程をまとめてみましたのでご紹介していきたいと思います。
その0:工事開始前にしておきたい事(近隣への挨拶回り)
外壁塗装を行うという事は、色々な事に影響が出てきます。
もちろん、自分の家で工事をするのですから、一番の影響が出るのは自分です。
しかし、工事期間中に起こる騒音や異臭などは近隣の住宅にも少なからず影響を及ぼします。
実は、この外壁塗装ではこういった事が原因で近隣の方とトラブルになる事も多いんです。
そのため、事前の挨拶回りがとても重要になってきます。
基本的には、工事期間に入る前の段階で挨拶にいくのがマナーです。
また、場合によっては業者が先に挨拶に言ってくれる場合もありますが、
頼りにせず、自らもしっかり挨拶にいくのがベストです。
その際、粗品を持っていくのを忘れずにしてください。
ただ、挨拶にいくのでは意味がありません。
その1:足場の設置
工事期間に入ると、まずは1日目に足場の設置を行います。
基本的には戸建ては2階以上の場合が多いと思いますし、屋根塗装をするのであれば足場の設置は欠かせません。
この足場がいらないのでは?と思っているお客様も多いのですが、
職人さんの安全としっかりとしたパフォーマンスを出すには、必要な作業になります。
ただ、この足場の設置にはとても騒音が鳴る事が多いです。
金属がぶつかるような高い音が響きますから1日中うるさいと思います。
したがって、騒音によるトラブルを避けるためにも事前の挨拶はしっかり行っておきましょう!
また、
足場の設置とともに飛散防止シートを貼る事になります。
このシートは、高圧洗浄の水や塗料などが飛び散らないようにするためのものなので必須となります。
その2:高圧洗浄
足場の設置が終了すると、今度は高圧洗浄をしていきます。
塗装をする前に、しっかり汚れなどを洗浄しておかないとしっかり塗料が塗れません。
また、その効果も薄いだけでなく、汚い仕上がりになる場合もあります。
その他、高圧洗浄の水道代は自己負担となりますので、
いつもよりは少しだけ水道代が高くなる場合があります。
こちらは、予備知識として知っておきたいところです。
また、高圧洗浄をする場合はそれなりの騒音もあります。
その3:養生&下地処理
高圧洗浄が終了し乾燥をさせたあとには、養生及び下地処理をしていきます。
下地処理では、ひび割れが起きている箇所を補修したり、剥がれ落ちている箇所の補修など、
塗装をする上で補修しておかないといけないところを見つけて、処理する作業工程になります。
この作業をしっかり行わないで塗装を開始してしまうと、すぐに新しい塗料が剥がれてきてしまうなどの施工不良となります。
養生に関しては、
聞き慣れない方やよくわからないという方も多いとは思いますが、
塗料が飛び散らないように、塗装しない部分を守るためのシートやテープを貼る作業になります。
どんなに気をつけても飛び散ってしまうこともありますが、
基本的には養生をしっかり行っておけば塗料が大事な所に飛び散ってしまうことはないでしょう。
この作業もとても大事な工程となっています。
その4:いよいよ塗装作業開始!まずは下塗りから
養生や下地調整が終了すると、いよいよ本格的に塗装作業が始まります。
外壁塗装では、3回の塗装作業が必要となってきます。
まずは、下塗りという工程から始めます。
この下塗りでは、
下塗り専用の塗料を塗装していく作業となっており、目的としては本来希望する色の塗料をしっかりと、
密着させるための重要な作業となっています。
その5:中塗り
下塗り工程が終了すると、今度は2回目の塗装となります。
2回目の塗装では、「中塗り」という作業をしていきます。
この中塗りは、上塗りの1回目と言っても良いです。
つまり、中塗りと上塗りの塗料は同じものを使用して塗装していきます。
何故、同じ塗料を2回塗るかは、しっかりと密着させるためでもあり、塗料本来の効果を発揮させるためでもあります。
まれに、中塗りをせずに上塗りをする業者もいるようですが、
そのような場合には、結果的には劣化が早くなったりと不具合が出る場合が多いです。
下塗り、中塗り、上塗りとそれぞれ1日ずつ必要とします。
その6:上塗り
中塗りが終了すると、いよいよ上塗りをしていきます。
ついに仕上げの塗装となります。
しっかりと塗装することで、中塗りの塗料とのムラをなくし、塗料本来の効果を発揮させるようにします。
塗り忘れの無いようにしっかりと上塗りをすればあとは乾燥させて塗装作業は終了です。
その7:付帯部や屋根塗装
外壁塗装が終了すると、次に付帯部(外壁以外の場所)の塗装や屋根塗装を行います。
屋根塗装に関しては、外壁と同じ工程で3回の塗装を行っていきます。
付帯部の塗装に関しては、職人さんによってタイミングが異なります。
その8:養生とり&最終確認
塗装作業が終了すると、
最終確認として、業者のチェックが入り、問題がなければそのまま依頼主に確認をしてもらいます。
ここで塗り忘れなどが発見されればもう一度塗装をし直します。
問題なければ養生を取っていきます。
その9:足場の解体
最終確認で問題がなければ、足場を解体して撤収します。
この時、設置の時と同じような騒音が当然鳴り響きます。
近隣にもそれなりの迷惑がかかりますので、事前の挨拶や事後の挨拶は欠かせません。
また、足場の解体と同時に飛散防止シートも一緒に撤去します。
その10:引き渡し&工事完了の挨拶
足場の解体が終わると、綺麗に清掃をして依頼主に引き渡します。
また、工事が終了したら近隣に外壁塗装が無事に終了したことを伝えに行きます。
ちなみに、ここまでの工程で約2週間程度となります。
外壁塗装の工事期間に関する注意点一覧
外壁塗装の工事期間または、
期間中に発生する起こる注意点に関してご紹介していきたいと思います。
是非、これから工事が始まるという方はチェックしておきましょう!
その1:あまりにも短い工事期間には要注意!
外壁塗装の工事期間は、約2週間程度(10日〜14日間)かかるということを説明しました。
しかし、中には「1週間で外壁塗装ができますよ」と言ったり、
「通常よりも早く工事を終わらすことができますよ」なんて言ってくる業者がいますが、
これはハッキリ言って結構注意が必要です。
というのも、工事期間の約2週間(10日〜14日間)というのは、しっかりと工程を行う上で、最低限必要な期間になります。
したがって、異常に短い期間で外壁塗装を終えてしまった場合は、何かしらの工程を省いているか、
とても荒い作業を行っている場合があります。
このような場合、施工不良になる場合や何かしらの不具合がすぐに出る可能性があります。
長い目でみれば結果的に補修工事をしないといけなくなりますので、費用も倍以上かかってしまいます。
是非、業者と契約をする際には注意してください。
その2:季節などで期間が延長する
工事期間が延長する理由として、季節や天候が挙げられるとご説明しました。
予め、どのくらいの期間がかかるのか知っていたとしても、
季節や住んでいる地域、天候などによって大きく左右されるということを知っておきましょう!
その3:工事前の挨拶は忘れずに!
正確には工事期間中ではありませんが、
実際に施工がスタートする前に、期間中に迷惑がかかるということを近隣の方々に挨拶しておきましょう!
これは、外壁塗装ではとても重要なことです。
トラブルを避けるためにも必ずしておきましょう!
外壁塗装の工事期間についてまとめ
外壁塗装の工事期間中は、いろいろとやることがあってそれだけの時間がかかります。
実際にどのようなことをするのか、その工程内容を知らないという方からしてみれば、
一刻も早く終わらせて欲しいと思うのは当然のこと。
しかし、職人さんが塗装以外にも色々なことをしなければいけないということが理解できれば納得の期間なのではないでしょうか?
また、外壁塗装や屋根塗装では天候などに大きく左右されます。
運が悪ければ当初予定していた工事期間よりはるかに延長してしまう場合もあります。
これは、誰も悪くはなくたまたまです。
是非、職人さんにクレームなどを入れないようお願い致します。
ただ、いつ頃に工事が終わるのか、今後のスケジュールを新たに出してもらうことはできると思いますので、
これに関しては、業者に言ってみることをお勧めします。
自分の納得のいくお家にするため、
工事期間を無駄に短縮せず、施工内容もしっかりとしている業者にお願いすることが一番です。
是非、業者選びから真剣にご検討してみてください。
外壁塗装フォーラムでは、
工事期間中でもお客様やその近隣にも最善の注意を払いながら、経験豊富なスタッフ陣が丁寧に施工&アフターケアを行っています。
初めて外壁塗装を行うという方や、業者選びで迷っている方は、まずは気軽にお問い合わせください。
ご相談や、お見積もりに関しては、お電話&当サイトのお問い合わせフォームよりお受けしております。