外壁塗装で水道代はいくらかかるの?注意点についても解説
外壁塗装を行うはずが、水道代がかかると言われてしまって混乱している方も多いでしょう。
「塗装工事なのに水が必要なの?」、「高圧洗浄ってくらぐらいかかるものなの?」、「やっぱ自腹なのかな?」なんて方に向けて、
本ページでは、外壁塗装における水道代の相場や注意しておきたいポイントなどについて解説しています。
そもそもとても高い費用をかけて工事をするのだから、少しぐらい安く抑えたい・・・・
そんな方は、是非最後までご覧になってください。
・外壁塗装でかかる水道代は「高圧洗浄」に使うために必須
・水道代は自腹になってしまう
・少しでも安くしようとケチるのは禁物
外壁塗装における「水道代」について
外壁塗装をこれから検討している方、そして今まさに工事が始まっていると言う方の中には、
「水道代」がかかると知って驚いている方もいるでしょう。
何せ塗装工事を行うつもりで頼んでいるのですから。
では、
一体、水道代は何にかかるものなのでしょうか?
まずは、その謎からご紹介していきたいと思います。
水道代は高圧洗浄に必要
外壁塗装を行う際、いくつもの工程があります。
ただ、塗装を行うだけでは無いのです。
工事をする際には、
足場を設置した上で、養生作業に取り掛かります。
その上で、高圧洗浄を行なって必要があればケレン作業を行います。
これらの一連の作業が終わって初めて、塗装に取り掛かれます。
この時に行う高圧洗浄ですが、
これは古い塗膜を綺麗にするため、ホコリや苔、藻、汚れなどを
綺麗にする役目を果たしています。
「水道代がかかるならその工程は省いて欲しい」
なんて思われる方もいるかと思いますが、
高圧洗浄を行わないと、高確率で施工不良をおこしますのでそれは出来ないのです。
もし、高圧洗浄を省いたとして、
その後、3年〜5年程度で施工不良が見つかった場合には、
外壁塗装をやり直さなさいといけなくなります。
やり直しになった場合には、
外壁塗装のコストが2倍に膨れ上がりますので、
トータルで見ると大きな損害となることは言うまでもありません。
- 外壁塗装にかかる水道代は「高圧洗浄」に必要なものだった
- 高圧洗浄を省くことはできない
外壁塗装にかかる水道代っていくらくらい?相場が気になる
外壁塗装で高圧洗浄を行うために、「水道代」がかかってしまうことをご紹介しました。
では、実際にどのくらいに金額がかかるのでしょうか?
外壁塗装だけでも100万円前後の費用がかかるのだから数万円でも痛い・・・・
そんな方に計算方法までご紹介したいと思います。
水道代は約1000円〜2000円程度
出典:東京都水道局
まず、水道代の計算方式としては、
基本料金+従量料金(使った分の水道量)によって導き出されます。
しかしながら、地域によって微妙に金額などが異なりますので、今回は東京都23区を例に計算をしてみます。
まず、モデルは一般的な戸建て(30坪)とします。
その上で、高圧洗浄機で使用する水の量が一分間で13リットル、
作業時間が7時間で計算すると・・・・
一分間の吐出量13ℓ✕作業時間7時間=5,460ℓになります。
東京都水道局の事例から、
4人家族の場合の平均使用水量から163円/㎥となりますので、
従量料金163円/㎥✕高圧洗浄使用水量5.46㎥=889円
もちろん上記はあくまで例となりますので、
使用する水道量などや家の面積などによっても異なります。
しかしながら、ほとんどの場合で大体1,000円〜2,000円程度に収まるでしょう。
外壁塗装における水道代についての注意点
外壁塗装では水道代が必要だと言うことをご紹介しました。
しかしながら、注意しておきたいポイントがいくつかあります。
どうしても安くしたいと思われている方は是非チェックください。
無理に安くしたいと業者に言わない
業者も作業に必要だからこそ、水道代がかかると言うことをお客様に伝えています。
そんな中「どうしても安くして欲しい」なんて無理なお願いをするのはやめておきましょう。
どうしても安くしたいと言う気持ちはわかりますが、
もし、業者が仕方なく水道代をケチってしまうと、
完全に汚れや塗膜を落としきれないままで、上から塗装を行なってしまうことになりかねません。
水道代を安くすると言うことは、
使用する水の量を減らすと言う意味です。
施工不良を起こしてしまうと、結果的に外壁塗装の費用が2倍になります。
トータルコストを考えても1000円、2000円を惜しむのは勿体ないです。
水道代の節約を行なってくれる業者か確認する
どうしても、水道代を安くしたいと言う方もいるでしょう。
そんな方は、事前に業者に高圧洗浄時の水道代に関する施策などを聞いておきましょう。
優良な業者であれば、
フロートという水が入っているタンクが一杯になると水が止まる装置を付けて作業を行います。
バケツから水が溢れてしまうのを防ぐのに有効的な道具になります。
少しでも水を無駄にしないと言う業者側の配慮になります。
このような施策を行なっているかどうかを事前に確認することも大切です。
高圧洗浄無料と謳う業者に注意
たまに、「高圧洗浄を無料で行います」なんて謳い文句で
営業をしている外壁塗装業者などがいますが、これは危険な可能性が高いです。
と言うのも、
業者が使用する高圧洗浄機はホームセンターなどで手に入るようなものではなく、
エンジン式の高価で機能性の高い代物です。
また、作業台としてもある程度の金額がかかるのが普通なのです。
これに対して、これを無料で行うと言うことは、
その他のコストを削減しているか、別の項目に上乗せされて取られている可能性があります。
高圧洗浄代にだけ目が行きがちなのですが、
トータルコストで見ると全く安くないなんてこともよくあります。
これらを踏まえて、業者選びをしないといけません。
外壁塗装で水道代の他にかかる費用について
外壁塗装で水道代が自己負担となることをご紹介しました。
しかしながら、これ以外にも負担しないといけない項目があります。
今からそれらについてご紹介していきたいと思います。
電気代
水道代がかかるなら「電気代」もかかるのでは?と考えた方も多いでしょう。
実はその通りで、電気を使う作業を行う際にはこの費用も自己負担となります。
どのような作業でかかるのかは以下の通り。
・ケレン作業で電気工具を使用する場合
・撹拌(混ぜ合わせる)作業が発生するときに撹拌機を使用する場合
上記のような作業で電気代がかかります。
ちなみに、
高圧洗浄は、1日がかりで行うので7時間程度は水を使い続けます。
これに対して、上記のような工程は短時間作業になるので気になるような金額にはならないでしょう。
業者の駐車場代
あなたのお家の外壁塗装を行う際に、近くに無料駐車場などがない場合には、
パーキングなどに駐車する必要が出てきます。
当然ですが、この費用も自己負担となります。
都心であればあるほどにその金額は高くなります。
想像した以上の金額が後から請求されることもあるでしょう。
場合によっては、
業者負担となることもあるようですが、予め「かかるかもしれない」と
思っている方が後から必要な際に心の準備ができているでしょう。
駐車場代について不安な方は、
事前に業者が側に費用がどちらの負担となるのかを聞いておきましょう。
外壁塗装における水道代についてまとめ
本ページでは、
外壁塗装における水道代について簡単にご紹介していきました。
最後に今回の内容を振り返っていきます。
- 外壁塗装で必要な「水道代」は高圧洗浄でかかるもの
- 高圧洗浄は省くことができない作業
- 水道代の平均相場は、1,000円〜2,000円程度
- 水道代をケチると施工不良になってしまう可能性がある
- 優良業者であると、水を無駄にしない施策をしているところもある
- 水道代以外にも「電気代」などがかかる
いかがだったでしょうか?
実は、意外と盲点だった「水道代」。
塗装工事にばかり目が行きがちで、その他の工程については後から知ることも多いですよね。
見積もり時に水道代がかかるなんて言われてびっくりされた方も多いでしょう。
確かに、高圧洗浄なんて本当の必要なのか?と疑ってしまいますよね。
でも実は本当にこれをやらないと施工不良が起きるんですよ。
ちょっとの水道代をケチって、
結果的に大きな損害にならないためにも、大体工事期間は月の水道代が
1,000円〜2,000円ぐらい高くなるな〜ぐらいに考えておいて頂ければと思います。
こちらとしましても、
お客様に満足していただけるような仕上がりにするためにも、
どうしても必要なものなんですと熱くお伝えしています。笑
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