刷毛塗装のメリット・デメリットとは?種類や上手く塗るコツについて
外壁塗装や屋根塗装で使用される道具「刷毛(はけ)」について今回はまとめていきたいと思います。
施工をするにあたって、使用される道具には「吹き付け(スプレー)」や「ローラー」、「刷毛」などが挙げられます。
本ページでは、この中でも「刷毛」について取り上げている他、メリット・デメリット、使用する上でのコツなどについてご紹介しています。
・刷毛のメリット・デメリットをご紹介
・刷毛を使った塗装のコツをご紹介
刷毛塗装の特徴について
「刷毛(はけ)」は、
その名の通り、先端部に毛が取付けたれている道具になります。
毛にも様々な種類があり、後述しますが動物の毛やポリプロピレン製の毛、ナイロン製の毛などがあります。
また、毛だけではなく取り付けの部分などにもストレートなものから湾曲しているものまで、
用途に合わせて使えるように様々な種類があります。
現在は、主流はローラー工法となってはいますが、
刷毛塗装もやはり使用される場面はあります。
さらに、職人にとって最も技術的にも難しい工法となるため、熟練した技術を得るのに相当な時間がかかる工法になります。
刷毛塗装のメリット・デメリットについて
刷毛塗装を行う上でのメリット・デメリットとはどんなものでしょうか?
どんなものにも利点、そして悪い点があります。
こういったポイントを知っているかどうかでも施工時に見るべき点が異なってきます。
という事で、まずは良い点から見ていきましょう。
刷毛のメリット一覧
- 塗料の飛散がない
- 細部まで塗装が出来る
- 狭い部分の塗装も可能
- 複雑な形状にも対応ができる
刷毛のデメリット一覧
- 広い面積の塗装には向いていない(時間がかかる)
- 塗りムラになりやすい
- 液ダレしやすい
- 技術力が必要
刷毛の種類について
刷毛と言っても、様々な種類が存在しています。
DIYで購入しようと思っている方の中にも、どれを購入するば良いのか分からないという方もいるでしょう。
そのような方もまずはどう言った種類があり、どう言った特徴があるのかを知ることが重要です。
では、早速見ていきましょう。
平刷毛
広範囲の面積を塗装するのに使われる刷毛で、ひと昔の主流となっていた種類です。
100mm幅の刷毛が使用されることが多いです。
寸胴刷毛
平刷毛よりも毛の量が多いのが特徴で、塗料の含みが良く、
粘度の高い塗料を伸ばして塗るのに適している種類です。
筋交い(スジカイ)刷毛
柄が斜めになっているタイプの刷毛で、細かい部分の塗りに適している種類です。
目地刷毛
狭い目地の間など細かい部分の塗装に適した種類になります。
柄が細く、毛幅も狭い物が多いため、小回りが利くタイプになります。
ラスター
広い面積を塗装する際に使用される他、塗装面の掃除にも使用されるタイプです。
鉄骨刷毛
鉄骨の広い面やボルトなどの突起部、凹凸や段差なども塗装できるタイプです。
耐久性も高く、塗料の含みも良いのが特徴です。
水性刷毛
主にナイロンなどの化学繊維を使用したタイプで、塗料含みの良い水性塗料専用の種類となっています。
刷毛塗装をする際のコツについて
DIYで刷毛を使ったけど思ったより上手くいかなかったという方もいるでしょう。
しかしながら、職人でも時間をかけて技術を熟練していくほど難しい工法となっているので、
完璧に塗るのは相当な時間がかかると思います。
今回は、そんなことを前提に少しでも上手く塗装するコツについてご紹介していきたいと思います。
準備編
- 刷毛について余計な毛をよく落としておく
- 最初は塗料をよく染み込ませておく
- 塗装前には、空気を抜くために缶の縁などでよく扱いておく
- 塗装の際には、毛の2/3くらいまで塗料を含ませておく
塗装編
- 塗りにくいところから塗る
- 上から下に塗っていく
- 左から右、右から左と一貫して方法で塗装する
- 奥から手前に塗るようにする
手入れ編
- 重ね塗りをするまでの間は、水につけておいたり、ビニール袋に入れてゴムで止めて空気を押し出しておく
- 塗装後は、塗料が乾く前にヘラなどで削ぎ落としておく
- 残った塗料は、新聞紙などで拭き取る
- うすめ液などで塗料をよく落とす
- 中性洗剤で洗い、水ですすぎ、ヒモに吊るして陰干ししておく
刷毛塗装についてまとめ
本ページでは、
外壁塗装・屋根塗装などで使用される刷毛についてご紹介していきました。
最後に今回の内容をまとめていきたいと思います。
- 刷毛は、塗装で使用される道具の一つである。
- メリットは、塗料飛散がなかったり、細部まで綺麗に塗装できる点。
- デメリットは、広範囲の面積には向いていない、技術力に差があるなど。
- 刷毛にも様々な種類が存在している。
いかがだったでしょうか?
今回は、刷毛について簡単に触れていきました。
刷毛というとなんとなく毛が先端についたペンキなどを塗る道具なんてイメージですが、
実際には種類も多く、とても難しい工法なのです。
職人でも時間をかけて少しずつ技術力を高めていくほど、
実は難しい工法であり、そう簡単に取得できるようなものではありません。
したがって、
刷毛塗装を行う場合には、職人によってとても大きな差が出ます。
ムラがあったり、毛がついていたりと様々ですが、刷毛塗装でその業者の技術レベルがわかるほどでしょう。
一つ言えるとしたら、屋根塗装や外壁塗装をDIYで刷毛塗装するのはあまりオススメできないということだけです。
埼玉県にある外壁塗装フォーラムでは、
経験豊富なスタッフ陣が丁寧に施工&アフターケアを行っています。
どんなに小さなご相談でも無料で受け付けております!
また、現地調査なども無料で訪問させていただいています!
初めて外壁塗装を行うという方や、業者選びで迷っている方は、まずは気軽にお問い合わせください。
ご相談や、お見積もりに関しては、お電話&当サイトのお問い合わせフォームよりお受けしております。
お電話の際は、HPを見たと一言ください。