外壁に隙間が!?放置しておくと危険!?タイプ別で対策方法を解説
外壁になにやら気になる隙間が!?
購入した時にはなかった(はず)の隙間がなぜかある・・・・
こんな時、このままで大丈夫なのかどうかとても不安になりますよね。
本ページでは、そのような場合にどのような危険があるのか、また隙間のタイプ別に補修などの対策方法を解説していきます。
・外壁にできる隙間のタイプについて
・外壁の隙間を放置しておくとどのような危険があるのかについて
・外壁にできた隙間を埋めるための補修方法について
外壁に見られる隙間のタイプについて
外壁塗装を行ったばかりの方には無縁かもしれませんが・・・・
ある日、お家の外壁を見ていたらなにやら隙間のようなものが出来ているなんて方、意外といらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、隙間と言ってもいろいろな種類がありますので、まずはどのような隙間があるのか見ていきましょう。
1,湿気を逃がすための隙間
サイディングを採用しているお家なんかで、
近くでよく見てみると、繋ぎ目なんかにわずかな隙間が空いていることがあります。
例えば、外壁塗装を行ったばかりだったり、新築を購入したばかりなんて時に、
この隙間を発見して、「なんかおかしい?」なんて思う方もいることでしょう。
そんな時には、すぐに業者に聞いてみましょう。
実は上記のように外壁塗装などをしたばかりの外壁に上記のような小さな隙間があるような場合は、
湿気などをあえて逃がすためのものなので心配することはないでしょう。
外壁内部に湿気が溜まって劣化するのを防ぐために、
このようなわずかな隙間を開けて施行される場合があります。
2,コーキング(シーリング)に出来た隙間
次は、サイディングなどの繋ぎ目に施行するコーキング(シーリング)という部分にできる隙間です。
ちなみに、このコーキングとは外壁同士の繋ぎ目(目地)に打ち込むゴム状の物質のことです。
よくお家の外壁に縦にゴム状の物質が埋め込まれているのを目にしませんか?
あれがまさにコーキングです。
これは、家を長持ちさせるために重要な役割を担っています。
仮に、今あなたのお家の外壁のこのコーキング部分に隙間が出来ているのだとしたら
結構危険な状態かもしれません。
というのもそもそも、コーキングは防水の役割を担っているため、ここに隙間が出来てしまうと、
外壁内部に水などが侵入して、劣化が早まってしまいます。
ちなみに、コーキングの寿命はだいたいですが約10年程度と言われています。
したがって、10年に1度は外壁塗装と同じでメンテナンスをする方が良いと思います。
3,ひび割れによる隙間
そして、最後は外壁の劣化が進んでしまいいわゆる「ひび割れ」が起きてしまって、
そこから隙間が出来てしまっている状態です。
ひび割れは、クラックとも言われます。
ひび割れが起きているような場合も、
その隙間から雨水が侵入してしまい、重大な劣化につながる可能性が高いため、
そのままにしておくと大変危険な状態です。
外壁の隙間を放置しておくとどのような危険があるの!?
ここまで、外壁にできる隙間のタイプ別症状をご紹介させていただきました。
あえて作られている隙間から、様々な事情からできてしまう隙間まで。
では、実際に地震などといった自然災害などで発生してしまった隙間をそのまま放置しておくとどのような事が起きるのでしょうか?
今から、一緒に見ていきましょう!
1,雨漏り
まず、外壁にできた隙間を放置しておくと起こるであろう症状としては、
「雨漏り」が一般的に挙げられるでしょう。
実は、雨漏りは屋根からというのが一般的だと思われていますが、外壁からも雨漏りはします。
劣化やメンテナンス不足が原因で、劣化が進んでしまい、
その隙間から雨が侵入する事で、雨漏りが発生するという流れです。
2,外壁材の腐食
先ほど、ご紹介した雨漏りに近しいものがありますが、
次にご紹介するのは「外壁材の腐食」です。
というのも、隙間をそのまま放置しておくと雨などが侵入します。
そして、外壁内部の湿度も上昇し、そのまま放置しておくとなかなか乾く事もないので、
常に湿気があり、湿っているような状態になってしまうので腐食の進行が早まります。
腐食が進んでしまうと、外壁材の劣化が早まり、酷い場合には外壁材そのものを張り替えないといけない場合があります。
3,シロアリ被害
最後は、よく耳にする「シロアリ」による被害です。
なんとなくのイメージでは、古い木造物件などに住み着いているイメージですよね。
しかし、実は外壁の隙間を放置しておく事で自分の家にも被害が出る可能性があります。
シロアリは、湿気があり温度の高い場所を好んで生息します。
つまり、隙間を放置しておく事で外壁内部に湿気がたまり、そして当然ながら温度も上昇しやすいですから、
シロアリが生息するにはもってこいの環境となるという事です。
仮に、シロアリが家に住み着いてしまうと、
家がどんどん劣化していってしまいますので、よく注意する必要があります。
住み着かせないようにする事も事前の対策として大切です。
外壁の隙間を埋めるための補修方法について
外壁にできてしまった隙間は放置しておくと危険だという事がお分り頂けたと思います。
では、そのままにするのではなく、見つけた場合にはなるべく早めに対処する必要があります。
今から、どのような方法で隙間を埋めるのか、その補修方法についてご紹介していきます。
1,コーキングと外壁の間の隙間
外的要因などによって、外壁が動くことでそれに対応できずにコーキングに隙間ができる事があります。
また、プライマーの塗り忘れや塗りムラによってもできる可能性があります。
このような場合には、「打ち替え」を行うことで補修する事ができます。
「打ち替え」は、
古いコーキングを取り除いて、新たなコーキングを注入することです。
2,コーキング自体の劣化による隙間
経年劣化によって、コーキング自体が劣化してしまい隙間ができることもあります。
このような場合には、寿命が来ているのでメンテナンスをする必要があります。
基本的な補修方法としては、「打ち替え」が採用されるでしょう。
3,ひび割れによる隙間
そして、外壁材自体にひび割れ(クラック)が発生しているような場合には、
外壁材を取り替えたり、補修した上で塗装することで対処する必要があります。
そもそも、ひび割れが起きているような状態は、外壁塗装のメンテナンス時期が来ているというサインでもあります。
そのまま放置しておくと、劣化が進行してしまうのでなるべく早い対処が必要です。
コーキングの隙間の補修費用について
先ほど、コーキングにできた隙間の補修方法について説明しました。
業者が施行する際の方法としては、主に「打ち替え」と「打ち増し」の2種類があります。
「打ち替え」については、先ほど説明したので省きますが、
「打ち増し」とは、古いコーキングの上から新しいコーキングを注入する方法です。
費用面でいえば、「打ち替え」の方が少し高くなるという感じです。
では、実際にどれくらいの価格なのか見ていきましょう!
打ち替え | 1,300円〜/m2 |
---|---|
打ち増し | 1,000円〜/m2 |
外壁に隙間ができる原因とその補修方法についてまとめ
今回は、外壁に隙間ができてしまった場合のタイプ別症状の説明と、
その隙間を埋めるための補修方法についてご紹介させていただきました。
本記事をご覧になる前に何かしらの疑問を抱いていた方、解決の糸口は見つかりましたか!?
実は、コーキングに隙間ができることはよくあることです。
地震などが発生したりすることで外壁も動きますので、その際にコーキングがついていけずに、
隙間ができてしまうお客様も結構いらっしゃいます。
もちろん、経年劣化によるものでひび割れなどが起きているような場合は、
そもそもメンテナンスのサインということができますが、
コーキングの劣化程度であれば、気づかないという方もいるでしょう。
しかし、隙間を放置しておくことで、近い将来劣化が目に見えることもあります。
雨漏りや外壁材の劣化などといった重大な劣化が現実になる前に、
定期的なメンテナンスと定期的なお家のチェックをすることをおすすめ致します。
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