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外壁塗装におけるALCとは!?費用や耐用年数とメリット&デメリットまとめ

外壁塗装におけるALCとは!?費用や耐用年数とメリット&デメリットまとめ

ALC外壁とは一体どんなものなのでしょうか?
これから外壁塗装を行うという方、そして既にALC外壁材を使用したお家にお住いだという方に向けて、
今回は、ALC外壁の費用価格や耐用年数、そして特徴からメリットやデメリットまでをご紹介していきたいと思います。

本記事で分かること

・外壁塗装におけるALC外壁とは!?
・ALC外壁の費用価格や耐用年数について
・ALC外壁の塗り替え時期(メンテナンス)と劣化の症状について
・ALC外壁のメリット&デメリット
・ALC外壁を使用する場合の注意点など

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外壁塗装におけるALC外壁のとは!?その特徴も気になる

外壁塗装におけるALC外壁のとは!?その特徴も気になる

まず、ALC外壁と聞いてピンとくる方っておそらくほとんどいないのではないでしょうか?
もちろん、現在お住いのお家がALCを採用した外壁だという方や、
これから新築を購入しようと思っている方でたまたま外壁がALCだったなんて方もいることでしょう。

そもそもALCってどういう意味なのでしょうか?
まず、ALCとは「Autoclaved Lightweight Concrete」の頭文字を取ったものとなり、
訳すと「軽量気泡コンクリート」と呼ばれるコンクリート資材の1種となります。
では、どのような特徴がある外壁材となるのでしょうか?

1,ALC外壁は軽量で安全性が高い資材

ALC外壁の特徴の一つとして、その軽量さがまず挙がってくると思います。
先ほど、コンクリートの1種だとご説明しましたが、恐らく普通であれば思くて硬いイメージが浮かぶと思います。
しかし、ALC外壁は通常のコンクリートに比べて約1/4程度の重量しかなく、とても軽い資材となっています。
このALC外壁の内部には気泡が含まれており、これらによって軽量を実現しています。

また、
外壁材が軽いということは建物に対する負荷が減る他、地震の揺れを通常よりも防ぐことができ、
結果的に耐震性や耐火性と行った高い耐久性を実現することができます。

2,ALC外壁は高い断熱性を持つ資材

また、ALC外壁はその優れた断熱性も評価されており、
サイディングやモルタルといったその他の外壁材と比較しても、断熱性が高いと言えます。
これは、とても優れた性質だということができます。

ちなみに、
断熱性が高いということは、外部の気温の影響を受けづらくするので、
夏はエアコンによって部屋から冷気が逃げづらいだけでなく、冬場は暖房を使用するとすぐに部屋が温まるというメリットもあります。
考え方によっては、エアコン使用の電気代の節約にも繋がると思います。

ALC外壁の費用価格や耐用年数とは?

ALC外壁がとても優れた資材であることはご説明させていただきました。
しかし、実際に採用するかどうかはやはり費用面、そして耐用年数ということになってくるでしょう。
実際にその他の外壁材と比較した時に、ALC外壁がどの程度の価格となってくるのか、
そして、耐用年数からメンテナンスのおおよその時期が把握できると思います。
では、実際に見ていきましょう!

外壁材 原料 単価(1㎡ごと) 耐用年数(メンテナンス周期)
窯業系サイディング セメント&繊維質 3,000円〜/㎡ 約10年
金属系サイディング アルミニウム、ステンレス、スチールなど 3,500円〜/㎡ 約10年〜15年
モルタル 砂、セメントなど 4,500円〜/㎡ 約10年
ALC セメント、ケイ石、生石灰、石こうなど 5,500円~/㎡ 約10年〜15年

ALC外壁の主なメーカーとは?

ALC外壁を生産しているメーカーは、現在国内では3社のみとなっています。
これは、厳しい品質管理の元、設備がきちんと整った工場のみで製造が可能だからです。
そのため、JIS認証を取得した3社のみが現在生産・販売を行っています。
以下がその3社となります。


・住友金属鉱山シポレックス株式会社
・旭化成建材株式会社
・クリオン株式会社

ALC外壁の塗り替え時期(メンテナンス)と劣化の症状について

ALC外壁の塗り替え時期(メンテナンス)と劣化の症状について

ALC外壁の耐用年数は、ご説明したので大体は把握ができたと思います。
しかし、実際にメンテナンスをするとなった場合に、どこで年数だけでは判断が難しい場合もあります。
こまめに点検を行わないと、知らぬ間に劣化が進んでしまい、ひどい場合には雨水が侵入し、雨漏りなどの劣化が見られる場合もあります。

実際に塗り替えを考える場合、
時期よりもまずは、外壁の劣化状態を調べることがとても重要となってきます。
これからACL外壁に主に見られる劣化の症状についてご説明していきたいと思います。

1,塗膜の浮きや剥がれ

外壁の塗膜の浮きや剥がれが発生している場合には、要注意が必要です。
というのもこの状態になっている場合、このまま放置しておくことで、雨水などが内部に侵入してしまい、
ひどい場合には雨漏りなどを起こす可能性があるためです。

2,シーリングの劣化

外壁の目地の部分にあるシーリング飛ばれる資材が劣化しているような場合も注意が必要です。
外壁材の繋ぎ目にあるこのシーリングが塗膜の劣化によって、ひび割れたりすると、
そこから雨水が侵入してしまい、建物内部にダメージが及んでしまう可能性があるためです。

3,その他の劣化について

今回は、詳しくはご紹介しませんが他にもチョーキング現象と呼ばれる、
手で触ると白い粉がつくような現象が起きている場合やカビやコケなどが発生している場合、
そして、ALC外壁材自体に劣化が見られるような場合も劣化のサイン、そして塗り替えのサインの目安として見てください。

このALC外壁のメンテナンスの時期としては、
おおよそ約10年程度だと言えるでしょうが、ここでご紹介したように劣化の症状が見られるような場合には、
すぐに業者に見てもらうのがとても大事になってきます。

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ALC外壁のメリット&デメリット

ALC外壁のメリット&デメリット

ALC外壁の性質などを見てきましたが、今度はどのようなメリットが存在して、
どのようなデメリットがあるのかをご紹介していきたいと思います!!

ALC外壁のメリットとは?

1,高い耐久性

ALC外壁のメリットとして、一番最初に挙げるのはその高い「耐久性」でしょう。
なんと、こまめにメンテナンスを行えば、約50年程度は外壁張り替えなどをせずにお家に住むことができると言われています。
その高い耐久性はその他の外壁材と比べても優れていると言えるでしょう。

2,高い断熱性

そして、2つ目のメリットは、高い「断熱性」です。
こちらに関しては、ALC外壁の特徴のところでご説明しましたが、この高い断熱性におかけで、
外部の気温や季節による温度変化の影響が受けづらくなります。
そのため、少し建物内部で温度調節をしてあげればそのままの気温を保つことが可能となります。
エアコンの電気代を少し節約したいと考えている方にもメリットになってくるでしょう。

3,耐火性・遮音性に優れている

また、ALC外壁はその高い耐火性や遮音性も評価されており、
主成分がコンクリートということもあり、耐火性はとても高く、周辺で家事が起こったとしても、
建物が燃えにくく、中にいる人の安全性も確保することができます。

さらに、
ALC外壁は耐火性だけでなく、遮音性にも優れており、
その内部の気泡によって、音を吸収し、音を通しにくくする性質を持っています。
外の音が気になってしまうという方や、道路に面しているところにお家が建っているという方は、一度検討してみるのもアリかもしれません。

4,とても軽い

最後にご紹介するメリットは、その「軽さ」です。
ALC外壁は、コンクリートの1種ですがその軽量さが売りの資材です。
この軽さから、建物に対する負荷を少なくし、建物全体の耐久性や耐震性などを向上させる効力があります。

ALC外壁のデメリットとは?

1,吸水性が高く水を吸収しやすい

ALC外壁は、水分を吸収しやすいという性質を持っているため、
外壁の塗膜が劣化している場合には、雨水が建物内部に侵入して、酷い劣化を起こす可能性があります。
こちらの対処としては、定期的なメンテナンスを行い、外壁を保護しておく必要があります。

2,費用価格が高い

一般的に使われているサイディング、そしてモルタル外壁に比べると、
ALC外壁は、約1・5倍〜2倍程度の費用がかかってきます。
これは、やはり高額な外壁材と言えるでしょう。

なぜ高いのかといえば、その耐久性の高さゆえでしょう。
したがって、価格が高くなってしまうのは必然的だといえます。
初期費用にあまりお金をかけられないという方は、検討が必要になってきます。

しかし、その高い耐久性によって場合によっては、
トータルコストが安くなるという場合もありますので、この辺は最初によく考えておく事をお勧めします。

ALC外壁を使用する場合の注意点は?

ALC外壁を使用する場合の注意点は?

では、実際にALC外壁を採用することになったとして、どんなことに注意しておけば良いでしょうか?
これから、どんな事に注意しておけば良いのか、そのポイントをご説明していきたいと思います。

1,防水性の高い塗料を使用する

ALC外壁は、吸収性が高く、水分を吸収しやすいため、
外壁に塗装する塗料は防水性の高いものを使用することが重要となってきます。
コストパフォーマンスが高い、シリコン系塗料を始め、フッ素塗料やウレタン塗料といったものを使用するのがお勧めです。

2,こまめなメンテナンスが費用

また、ALC外壁は塗膜が劣化していると、すぐに雨水が侵入して、内部にダメージを及ぼしてしまいます。
そのため、定期的なメンテナンスが必要となってくる事を最初に頭に入れておく必要があります。
年数でいえば、メンテナンスのサイクルは約10年程度ですが、
お住いの地域などによってはこれより早まる場合も十分に考えられますので、劣化状態をチェックすることが大事になってきます。

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外壁塗装におけるALC外壁についてまとめ

外壁塗装におけるALC外壁についてまとめ

今回は、外壁塗装におけるALC外壁についてご紹介させていただきました。
ここまで長い間、お付き合い頂きありがとうございました。
本記事をご覧になる前に、ALCについて何かしらの疑問やお悩みを抱えていた方は何かしらの解決の糸口を見つけることはできましたか!?

外壁塗装といっても様々な外壁材が存在します。
その中でもALC外壁は、費用こそ高いものの、耐久性が高く、安全に暮らすことができる資材だといえます。
しかし、安全に暮らすためには定期的なメンテナンスが不可欠であり、
それを怠ってしまうと、せっかくの耐久性も意味がなくなってしまいます。

はじめに新築で家を建てる際や、外壁塗装を行う際には、
しっかりと資材の性質なども考えた上で、最善の決定を行ってください。
また、最終的には信頼できる業者にお願いすることで双方が気持ちよく工事期間を迎えることでき、
快適なお家を実現することができると思いますので、是非業者選びから入念に検討してみてくださいね!

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初めて外壁塗装を行うという方や、業者選びで迷っている方は、まずは気軽にお問い合わせください。
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この記事を執筆した著者:外壁塗装フォーラム

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