外壁塗装は1回塗りでも大丈夫!?知らないと最悪な事態に・・・
外壁塗装や屋根塗装における塗装回数って1回でも大丈夫なのでしょうか？
実際、1回塗りで施工をした場合に仕上がりに問題は起きないのでしょうか？
本ページでは、まだ一度も工事を行ったことがないという方やこれから行うという方に向けて外壁塗装における塗装作業について解説していきたいと思います。
・外壁塗装は1回塗りでも大丈夫なのかどうかについて
・外壁塗装における塗装回数について
・悪徳業者に騙されないための注意点について
外壁塗装って1回塗りでも大丈夫なの！？
まだ、一度も外壁塗装や屋根塗装を行ったことないという方、
そして、これから工事を行おうと検討している方の中には、
塗装作業は1回だと思っている方も多いのではないでしょうか？
さらに、
この記事をご覧になっている方の中には、
現在進行形で工事が進んでおり、1回塗りで終了してしまって何かおかしいと思っている方もいらっしゃると思います。
では実際に外壁塗装では1回塗りで問題はないでしょうか？
外壁塗装で1回塗りは有り得ません！
ここでまず結論になりますが、
外壁塗装や屋根塗装において、塗装回数が1回（1回塗り）というのは、基本的には有りえなく、
施工後に問題が起きることは間違いないと言っても良いでしょう。
そもそも塗料を販売しているメーカーでさえ、
塗装回数について3回と規定しているところが多く、
これは、塗料の本来の効果を十分に発揮するために必要な回数として規定されているためです。
ちなみに、塗料メーカーである日本ペイントの公式ページには以下のように記載されています。
１回塗りだと十分な膜厚確保が難しいため、透けによる隠ぺい不足、剥がれ、色むら等が生じやすく、美観の低下や保護機能が十分に発揮されませんので、住宅塗り替え用塗料の多くは、下塗り塗料、中塗り塗料、上塗り塗料または下塗り塗料、上塗り塗料を複数回塗りして仕上げるようにつくられています。各塗料が機能分担することにより、優れた塗膜性能が期待できます。
外壁塗装を1回塗りすると施工不良を起こす可能性が高い
上記の日本ペイントさんのページでも記載されていますが、
外壁塗装で1回塗りを実施して終了してしまった場合、明らかな見た目の悪さや
外部からのダメージを保護する機能に問題おきます。
まず、1回塗りでは綺麗にすることが難しいでしょう。
美観という意味でも仕上がりに色むらなどが発生して、素人目でも明らかにおかしいことは判断がつくと思います。
さらに、
塗料が持っている保護機能についても、十分な効果を得られず、
本来持っている耐用年数より短いサイクルでの塗り替えが必要となるでしょう。
外壁塗装の塗り回数は3回が基本
本記事のテーマでもある外壁塗装の1回塗りについては、
すでに結論が出ていますので、これ以上説明する必要はないと思います。
では、これから本来は3回塗りが必要だということで、その理由や工程について詳しく解説していきたいと思います。
1回目：下塗り
まず、外壁塗装で塗装作業をする前には下地調整と言って、
これまでの塗膜を綺麗に剥がして、劣化している部分があれば補修をする作業をします。
この作業をしっかりと行わないと塗膜がしっかりと密着しないことで後々、トラブルが発生する可能性があるのでとても重要な工程になります。
そして、塗装1回めとなる下塗りについて。
この下塗りの大きな役割として、これから塗布する塗料と外壁との密着性を高めるという役割が有ります。
その他にも既存の塗膜を消す効果も持っています。
下塗り塗料については、
上塗り塗料によって異なり、メーカーによって規定されているので、
きちんと合ったものを使うのがポイントです。
2回目：中塗り（上塗り1回め）
下塗りが終わると、中塗りという2回目の塗装作業に入ります。
こちらは、上塗り1回めと言われることも有ります。
この中塗りからいわゆる仕上げ塗料ということで、
耐久性などを上げるために、上から重ねて塗布していきます。
3回目：上塗り
中塗りと意味合いはほとんど同じですが、３回目の塗装として上塗りを行っていきます。
下塗り１回と上塗り２回でしっかりと塗料本来の効果を発揮させます。
外壁塗装で使用される塗料には、
様々な種類や効果が有り、自分のお住いの地域や立地などに合わせて、
最も適したものを選ぶのが長持ちさせるコツとなります。
また、下塗りにはない効果として、
耐久性や美観性、そしてその他の機能性などがあるのが上塗り塗料になります。
丁寧に塗布して、しっかりと乾燥させて上塗りすることでより良い効果を発揮します。
外壁塗装で1回塗りで騙されないための注意点について
ここまでご覧になった方であれば、外壁塗装の塗装については
ある程度の理解をして頂けている事かと思います。
しかし、実際に騙されないためにどんな事に注意すれば良いかは分からないかと思います。
気づいたら1回塗りされていたなんて事にならないために、注意したいポイントをまとめてみましたので是非ご覧ください。
見積書で塗り回数を確認
初めて外壁塗装や屋根塗装を行う方にとって、
業者の提出した見積書には専門用語などが書かれていて分かりづらいという事もあるかと思います。
また、中には詳しく記載はされておらず、塗装回数についても書かれていないこともあるかと思います。
上記のような場合であっても、そうでない場合でも、
必ず、見積書をもらった時点で塗り回数については業者に確認しておくようにしましょう。
もちろん、見積書に記載されていれば把握ができるので問題有りません。
心配な方は、
塗り回数についても見積書に記載してもらうように促すのも良いですし、
またそれと同時にアフターケアの面についても記載及び確認するようにしましょう。
使用する塗料を把握しておく
前項でもご紹介した通り、塗料のメーカーでは塗り回数を規定しており、
すぐに確認ができるようになっています。
そのため、あらかじめどんな塗料を使用するのかを把握しておけば必要な塗装回数が分かるというわけです。
見積書に記載がない場合には、
必ず契約前に業者にどんな塗料を使用するのかを聞いておくようにしましょう。
また、業者からこの塗料はとても良い性能だから2回や1回塗りで大丈夫だと言われた場合には、
とても危険な業者ですので、すぐに契約をするのを辞めましょう。
1回塗りじゃないか確認
正直な話、素人目からすると1回塗りなのかどうかというのは中々判断するのが難しいところです。
しかし、塗装作業を終えると乾燥時間を設けるのが必須です。
外壁塗装においては、必ず1日の乾燥時間を設けますので、明らかに工期が短い場合には注意が必要です。
仮に塗装作業を1日で終えて終了した場合には、
1回塗りで終わっている可能性が高いです。
また、3回塗りをしている場合で合っても、
乾燥時間をきちんと設けずに上から塗装している可能性も有り、
これはこれで施工不良を起こしますので、問題ありです。
何故、業者がこのような手抜き工事をするのかと言うと、
下請けでなるべく安く、早く仕事を終わらせたいという意識からくるものです。
お客様にとっては関係ないことですので、怪しいと思ったらすぐに業者に相談しましょう。
安心できる業者にお願いを
外壁塗装で1回塗りをするような悪徳業者に騙されないようにする一番のポイントは、
やはり優良な業者にお願するということです。
きちんとしている業者であれば。
工程を細かくお客様に伝えていますし、もちろん作業も丁寧で問題が起きてもすぐに対応してくれます。
もちろん、アフターサービスについても問題ないでしょう。
一見、きちんとしているように見えても、
施工終了後にクレームを入れると、一切対応してくれないなんて業者も有りますので、
まずは、信頼できる業者選びから検討してみてください。
外壁塗装における1回塗りについてまとめ
本ページでは、
外壁塗装や屋根塗装における1回塗りについて詳しく解説させて頂きました。
当初、何か不安や気になることがあった方は解決することはできましたでしょうか？
まず大事なのは、外壁塗装は3回塗りが基本だという事。
メーカーも3回塗り以上をベースに塗料を製造・販売しています。
4回塗りになる事はあっても、2回塗りや１回塗りになる事は無いです。
悪徳業者になると、
仕上がり具合がよければ、1回塗りで済ませてしまおうとする所もあるようで、
一見、綺麗に見えて、劣化がとても早いというデメリットが発生しますので大変危険です。
外壁塗装や屋根塗装は決して安い買い物では有りません。
誰しも、高いと分かっていてもしなくてはいけないから、
なんとか支払って工事を行っています。
高額な買い物だからこそ、トラブルや嫌な気持ちにならないためにも、
信頼できる業者を選んでくださいね！
外壁塗装フォーラムでは、1回塗りされてしまって対応してもらえず困っている方のご相談をお受けしております。
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