外壁塗装におけるガラスコーティングとは!?特徴やメリットデメリットなど
外壁塗装においてその耐久性の高さで知られるガラスコーティングとは一体どのようなものなのでしょうか？
これから工事を行おうと思っている方や、まだ迷っているという方に向けて、
本記事では、ガラスコーティングの特徴やメリット、デメリットなどをご紹介していきたいと思います！
・ガラスコーティングとは！？
・外壁塗装におけるガラスコーティングの特徴について（メリットとデメリット含む）
・ガラスコーティングを採用するのにオススメなシーン
ガラスコーティングとは！？
そもそもガラスコーティングとは一体どのような工法のことなのでしょうか？
グラスコーティングとも呼ばれるこちらの工法は、文字そのままの通り、「外壁をガラスで覆うこと」です。
ガラスコーティング剤（塗料）を使用して、外壁を塗装していきます。
よく耳にする塗料は、有機質と無機質が混合されていたりしますが、
このガラスコーティング塗料は、完全なる無機質塗料となっています。
そのため、シンナーなどの有機溶剤にも強いほか、人体にも無害な優秀な塗料となっています。
さらに、ガラスといえばその硬さや耐久性でしょう。
したがって、耐久性の高さはもちろんのこと、雨や紫外線、その他の汚れにも強く、劣化しづらい塗料となります。
ただし、あくまでコーティングということで耐用年数がありますのである程度の期間が経てば、やはりメンテナンスは必須と言えるでしょう。
外壁塗装におけるガラスコーティングの特徴とは？
無機質のみとなるガラスコーティングは、一体どの様な特徴があるのでしょうか？
塗料にはそれぞれ特徴からメリットやデメリットが存在します。
今回は、こちらのコーティング剤の特徴を利点とそうじゃない点からご紹介していきたいと思います。
メリットその1：高い耐久性
ガラスコーティングは、とにかく「耐久性」がとても高い優れた塗料です。
主なものには、耐熱性、耐水性、撥水性、親水性などに強く、雨水や紫外線から外壁をしっかりと守ってくれます。
また、虫を寄せ付けないなどの高い性能を誇っています。
さらに、様々な耐性を持っているだけでなく、その耐用年数もその他の塗料と比較してもとても長い。
というのも外壁塗装といえば、約10年に1度塗り替えるべきだと言われている中、
なんと約20年という長い耐用年数を持っています。
これだけでどれだけ耐久性の高いコーティング剤なのかがわかります。
メリットその2：汚れの付着を防ぐ
ガラスコーティング塗料は、防汚性、撥水性などが備わっていることから、水や油をはじきやすく、
汚れの付着を防ぐ性能を持っています。
ちょっとした汚れであれば、その親水性から雨水で汚れを浮かして落としてくれます。
また、カビやコケも発生しにくくなることから、外壁の艶も長持ちし、美観を維持することも可能です。
メリットその3：透明性
また、ガラスコーティング塗料はクリアー塗料となりますので、外壁のカラーや模様、そしてこだわりの材質を採用しているお家でも、
その状態を維持しながら綺麗に塗装することが可能となっています。
コンクリート外壁や外壁にこだわりの塗装を行っている場合に重宝されやすいです。
ただし、そもそも外壁自体が劣化している、色褪せているなどの劣化状態が見られる場合にはそのまま塗装すると美観が損なわれるので注意が必要です。
メリットその4：多様な部位に塗装をすることができる
ガラスコーティングは、基本的にどの部位であっても塗装をすることが可能なとても優秀な塗料です。
多様な部位に塗装ができるのでコンクリートや石材などによく用いられます。
と言っても、基本的にはどんな素材であってもしっかりと密着してくれますので、とても万能と言えるでしょう。
メリットその5：人体にも安全
ガラスコーティングといえば、人体にも被害を及ぼさない安全なものとい点もメリットと言えるでしょう。
そもそも普段からガラスと接することが多い我々ですから、害があっては困りますよね。
塗料といえば、あの独特なシンナーのような臭いなどで頭痛がしたり、アレルギーが出たりと、
工事が憂鬱な方もいらっしゃると思いますが、ガラスコーティング塗料であればそのような心配はありません。
また、無機質塗料ということもあり環境にも優しいと言えます。
デメリットその1：費用が高額であること
ガラスコーティングはとにかく万能であり、マイナス要素なんて見つかりません。
しかし、デメリットとして仮に挙げるのであれば、やはりその高額な費用でしょう。
耐用年数が長いことからトータルコストで言えば実はそこまで高いとも言えないのですが、
初期費用という事になると、その高額な価格が痛手となる場合もあります。
こちらに関しては、長い視点で見れるかどうか、そして高い初期費用を払えるかどうかが決め手となるでしょう。
デメリットその2：次回の外壁塗装時に塗料が塗りづらい
ガラスコーティングはいわば最強の塗料とも言えます。
しかし、その高い性能によって次の塗り替えの時に塗料が塗りづらくなってしまいます。
これは、高い撥水性によるものであり、少し悩んでしまう点でもあります。
デメリットその3：サイディングボードには向かない
サイディングボードにガラスコーティング塗料は塗装できます。
しかし、サイディングには接合部分の目地にシーリングと呼ばれる部材が使用されています。
このシーリングの耐用年数が大体8年程度と言われています。
そのためサイディングボードに限らず、このシーリングが使われている外壁にガラスコーティングを塗装してしまうと、
先にシーリングが劣化してしまい、工事回数が増えてしまうというデメリットが発生してしまいます。
したがって、ランニングコストが高くなってしまうわけです。
もしシーリングを使用した外壁の場合には使用する塗料をもう一度検討し直す必要があるかもしれません。
デメリットその4：一般家庭であまり普及していない
ガラスコーティングはとても優れた性能を持っている塗料です。
しかし、その高額な費用などのため、主に公共施設などで多く使用されている塗料です。
つまり、普段一般住宅を担当している業者にガラスコーティングをお願いしようと思っても、
実績がなく、しっかりとした作業を行えない場合があります。
仮に、実績がない業者が工事を行った場合、施工不良が発生してしまう場合がありますので業者選びから注意しましょう！
ガラスコーティングを採用するのにオススメな例とは？
ここまでガラスコーティングについていろいろとご紹介させていただきました。
では、実際にどの様な住宅などに向いているのでしょうか？
これからおすすめな一例をご紹介させていただきたいと思います。
1,デザイン性に優れたお家の場合
タイル調、レンガ調、こだわりのサイディングボードを使用しているお家の場合、
デザインにこだわって建築された場合が多いと思います。
もちろん、デザイナーズマンションの様なコンクリートも同様です。
上記の様な住宅の場合は、透明なガラスコーティング塗料を使用することで、
美観を損なうことなく、元々ある味わいをそのまま活かすことが可能です。
外壁の素地を潰さずに塗装できる上に、耐用年数も長いのでデザイン性の高い住宅などにはおすすめと言えるでしょう。
2,落書きされてしまう場合
たま〜に外壁に落書きがあるのを目撃しますよね。
公共施設などでもし、ガラスコーティングをしていなくて落書きをされてしまった場合、
これを落とすのがとても大変なんです。
しかし、もしガラスコーティングをしていればすぐに簡単に落とすことが可能です。
外壁塗装におけるガラスコーティングについてまとめ
ここまで長い間、お疲れ様でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
当初、ガラスコーティングについて何かしらの疑問、そしてお悩みを抱えていたなたは、本記事をご覧になったことで解決できましたでしょうか？
今回、ご紹介したガラスコーティング塗料は人体にも影響はないということで、
安心して工事をお願いすることができるほか、その高い性能からトータルコストはそこまで高くないとご紹介しました。
ただし、しっかりと実績がある業者を選ぶこと、本当にメリットがあるのかどうかを事前にチェックすることをお忘れなく。
また、高い費用となりますので初期費用が出せるかどうか、予算面からの検討も必要だと思います。
まずは、現状のお家の劣化状態を業者に見てもらって把握した上で、
どの様な塗装工事をするのがベストなのかを考えていきましょう。
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